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検索結果 »  平成29年 第397回 市議会定例会(開催日:2017/09/01) »

一般質問1日目(高木正平)

質問者:高木正平

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
      〔8番 高木正平発言席〕
○8番(高木正平) 一問一答という質問形式が新たに始まりまして、先ほどは前田議員がスパッスパッと質問をされました後、大変な戸惑いもございますが、一問一答形式で質問をさせていただきます。
 質問の一つは、津波対策でございまして、一にも二にも注視すべき重要な側面であることから、毎回質問をさせていただいておりますが、通告いたしました質問、前段に質問の視点も申し上げながら、質問をさせていただきたいと思います。
 まずは、平山市長にお伺いいたします。
 以前、率直な気持ちをあ行の言葉で表現した記事を見たことがございますが、私は明るく、朗らかな、笑いなど形容するは行で、まずは一言申し上げます。まず、はからございますけれども、橋詰市長に感謝とねぎらい、平山新市長にお祝いと敬意、副県都南国市、平穏で安心・安全の南国市、ほっと過ごせる南国市。目指す市政、まずは所感をお聞かせいただきたいと思うところでございますが、8月6日、高知新聞朝刊、市長就任の日でございましたが、横顔という枠でしたが、若者の住む市にというタイトルのインタビュー記事がございました。その中に、これまでの務めの中で一番の思い出として、高知国体の準備を上げられておりましたが、どっちを向いても手探りで、知恵を絞り、汗をかき、前に進めてきたとこのように書かれており、まさに前例のない、前例にとらわれることのない新たな発想や魅力の創出、魅力の掘り起こしなど体得された平山市長でございます。今、求められている独自性で実効あるプラン、市政のあり方、先ほども前田議員の御指摘もございましたが、仕事の仕方につきまして、まず所感をお伺いいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 高木議員さんから、新市長としての所感ということでございますので、お答えいたします。
 先ほど高木議員さんから、市長就任日の高知新聞でのインタビュー記事について御紹介いただきました。その中で、市役所生活での一番の思い出としまして、2002年に実施された高知国体の準備に担当として携わった経験を上げさせてもらいました。まさに手探りの状態で、民泊も含め、地域の皆様と知恵を絞りながら準備を行ったことが思い出されます。おかげさまで無事に国体は成功し、行政においてはいかに地域の皆様、市民の皆様の協力が必要であるかを改めて実感した次第であります。
 このたび、橋詰前市長の健康上の理由による任期途中の退任により、市長選挙に出馬させていただき、無投票での当選とはなりましたが、多くの市民の皆様の御支援を賜り、南国市の市政運営の重責を担わしていただくことになりました。31年間に及ぶ行政経験を生かし、今後4年間、市民の皆様の期待に全力で応え、市政推進に取り組んでいく所存であります。
 所信につきましては、議会初日に申し上げましたとおりでございまして、また具体的な取り組みにつきましても、先ほどの土居篤男議員の御質問においてお答えしたところであります。
 これからも活力ある南国市を維持していくためには、人口減少対策に取り組まなければなりません。若い世代に住んでもらえる活力ある南国市にしたいというのが、私の一番の思いでございます。
 独自性のあるプランということでございますが、実効性のあるプランと具体的な施策では、今まで掲げております海洋堂文化的施設に加え、今後は図書館の整備ということも今後の課題でございます。これらを実施するには、やはり大きな財源が必要になってまいります。その確保のためには、例えばふるさと寄附の利用目的に海洋堂ものづくりサポートセンター基金など、具体的な特定目的基金を設置し、それを全国にPRすることで、より多くの財源を確保することができるのではないかと思っております。
 これからのふるさと寄附金は、市民の寄附には記念品は出さない制度となる予定でございますが、文化的施設や図書館整備に対する基金は、市民の皆様に税控除の内容とともにアピールすることで、記念品がなくても御協力いただける方も多いのではないかと思います。それをぜひとも今年度中に進めていきたいと思っております。
 そして、市政のあり方、仕事についてということでございますが、市政を進めていくには、やはり住民の皆様の声を聞かせていただく機会をつくることが必要であると思います。住民の皆様の考えられている御要望を聞き、その実現に向けて取り組むことが必要です。全ての御要望をかなえられることはできないかもしれませんが、地域課題解決に向けて考える姿勢は常にもたないといけないと思います。
 また、仕事の仕方という面では、もちろん住民目線で相手の立場に立ったものの考え方をするということは基本であると思います。そして、仕事を進めていく上で大切にしたいのは、三現主義といいますか、現地、現物、現人という言葉があります。それを大切にしたいと思います。現地に行き、ものを見、触れ、そして現地の人の話を聞くということがなければ、物の本質というものはわからないと思います。今後もそういう考え方、そういう姿勢をもって市政を推進してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 早速、市長のほうからは所感をお伺いさせていただきまして、ありがとうございます。その市長の先ほどの所感の中にも、幾つか出てまいりましたけれども、考える姿勢、見る、触れる、そして聞くというふうな言葉もありましたけども、それらのことごとをそれぞれ担当の部署、領域で直接住民の皆様方と日ごろから話し、あるいは聞く、そしていろんな情報を見聞きする。そのようなことから、やっぱりそれぞれの部署の中で、今ここにいらっしゃる皆様方が一級のプランナーとして、実効性ある取っておきの創意工夫というふうなものへの取り組みも今後ますます必要かと思いますけども。差し当たり、企画部門とか生涯学習の部門とか健康領域の部門とか、直接市民生活の中の大きなうねりにもなり得るような新しい市政への取り組み談、市長の所感を受けまして、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、お聞きできればと思います。
○議長(西岡照夫) 企画課長。
○企画課長(松木和哉) まず、市政に取り組む姿勢としまして、特に若者が住む市に向けてということにはなりますけれども、実効性のあるプランということでございますけれども。特に今すぐに効果があらわれるというプランについては、今のところ特に持っておりませんけれども、1つ挙げるとするならば、市外、県外からの移住促進という意味では、本市にはこれからまだまだ可能性があると感じております。県の統計によりますと、昨年1年間の県内の移住者では、20代から40代が全体の8割を占めておるという状況でございます。これをいかにして定住につなげていくかということが鍵になってこようかと思います。
 現在のところ、本市への移住者の数はそれほど多い数ではございませんけれども、移住に向けた相談件数はふえておる状況でございます。本年度からは、市内全域の空き家の実態調査も実施をしておりまして、調査結果で把握しました空き家を移住促進に活用するなど、若い世代の定住に向けまして、移住促進の取り組みを一層推進していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 生涯学習課におきましては、スポーツも含めまして、場としての提供を、中央公民館、大篠公民館の建てかえや2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿地に適合するため、スポーツセンターの必要な場所について改修・修繕を行ってまいります。機会の提供といたしましては、各公民館や、総合型地域スポーツクラブまほろばクラブ南国と連携して取り組んでまいります。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(島崎 哲) 高木議員の御質問にお答えいたします。
 南国市では、市内各地区の健康文化都市づくり推進委員や食生活改善推進委員の皆様と連携しまして、健康フェアやなんこく食育祭り、健康づくり講演会などを開催しまして、第2期健康増進計画「健康なんこく21計画きらり」の目標であります、健康寿命を延ばそうを実現するための啓発活動を行っております。
 また、当計画では、ライフステージごとの具体的な取り組みとしまして、妊産婦への支援体制の強化を掲げております。妊産婦への支援としましては、平成27年度から助産師が出産早期の産婦や新生児の家庭へ訪問しまして、産婦やその御家族に相談・支援を行っており、また平成28年度からは、子育て世代包括支援センターを立ち上げ、産前から妊婦を把握しまして、支援の必要な家庭への支援プランの検討を行い、福祉事務所や子育て支援課と連携することによりまして、重層的に支援を行っているところであります。
 今後もこれらの活動を継続しまして、市民の健康増進を図り、また子育て支援を充実させていくことにより、若者に住んでもらえる南国市の実現に向け、努力してまいりたいと思います。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) この健康領域の件に関しましては、これまでの健康福祉センター所長の非常に熱心なお取り組みの成果が、やはり今もって市民の健康に大きな結果として存続しているように思いますけども、新しいまたセンター長の創意工夫も加わることで、これからここで御質問をさしていただくことに、課題が見つけられそうな気もいたします。お取り組みをよろしくお願いしたいと思います。
 今、企画課長が申されました移住の件で、先ほど前田議員も言われた文化施設のことも絡めながら、芸術とかあるいはアートとかいうふうな側面での移住というものについて、南国市の北部地域には、白木谷の国際美術館という県内でもまれに見る大規模な、そして相当ひかれる魅力的な作品が随分と設置されているというか、アートの世界を醸し出しておりますけれども。そのあたりの南国市の既にある土壌、そのことも含めて移住というふうなことへの視点の中で、芸術、アートの面からは課長いかがでしょうか。
○議長(西岡照夫) 企画課長。
○企画課長(松木和哉) 先ほどの移住の件でございますけれども、確かに南国市にある資源というのを県外の方なんかに知っていただくということは非常に重要なことだと考えております。これから移住を進める上でも、そういう情報発信ということも必要になってまいりますので、本年度ホームページにおきましても、移住者に向けた南国市のアピールもするように、ページも開設するように準備を進めております。その中で、南国市の魅力についても伝えていければと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) ありがとうございます。その文化会館をこれから、構想といいますか、建築に向けていろんな意向を出し合い、情報とか要望とかいうものを聞き合う機会がまさに始まろうかなというふうな前段だと思うわけですけども。そんな折に、この空き家があるから、こういう自然環境の中での築何年の空き家でというふうな、そのことが一番大きな関心にもなるかもわかりませんけれども。移住の発端として、この地域にはこういう芸術とか文化とか、しかもこれからつくろうと全くないつくろうとするような事柄にも相当大きな気持ちで参画もしていただけるというふうなことも、移住の要素になることかなと思ったりもすることもあります。今、それぞれお三方の課長さんのみにしかお聞きできなかったですけれども、来年度予算の中に要求して、実現ということへ新たな手だてとして、プランとして打ち出せるものがあれば、ぜひ来年度予算の要求も含めながら、お考えになっていただきたいと思います。
 続きまして、通告をさせていただいております2つ目の質問でございますけれども。6月のことでございましたが、国の文化審議会の答申を受けまして、新たに文化財の指定や登録が行われ、1605年の慶長南海地震、1707年の宝永南海地震、1854年の安政の南海地震など、その被害と教訓を伝える南海地震徳島県地震津波の碑が登録記念物として登録されました。
 以前、私はこの一般質問で、本市の琴平神社の玉垣に残る被害の様子を防災活動の啓発にと申し述べたことがございましたが、防災教育での教材活用とか、その活用方法とか、また南国市のくらしなど、副読本への取り組みなども含めて活用啓発など、どのように行われてきたのかお聞きいたしたいと思います。お願いします。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 琴平神社の玉垣について防災教育にどう取り入れているかということについてですが、琴平神社自体、その場所を避難施設として活用はしたんですが、現在、防災学習の中で、その玉垣を教材にした学習には至っておりません。
 ただ、小学校で活用しております副教材、南国市のくらしとか、南国市の歴史でありますが、これは3年に一度、部分的な改訂を行っております。直近の編さんでは、津波のハザードマップや14基の津波避難タワーが建設されたことなんかを取り入れましたが、歴史教材を入れるまでには至っておりません。次回の改訂は、学習指導要領の改訂にかかわって副教材も大きな改訂になりますので、その機会に防災遺跡を掲載する計画で、現在検討をしております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 来年、副教材の改訂版をということで御検討していただけるというお答えをいただきましたけれども、この玉垣も含めて防災教育の啓蒙啓発教材にというふうなことを一般質問で提案をいたしましたのは、平成24年の議会でございましたので、その間に1度の改訂の折には、別のいわゆる改訂項目を優先されたということなのでしょうか。ぜひ来年の改訂には、このあたりのことにつきまして現地をごらんになった中で、どのように防災教育としての非常に効果的な活用法、掲載方法をお考えになっていただきたいと思うところですけども。毎年、小学生の夏休み教室とか、それから一般の方々を対象とした文化財めぐりとか、こういう恒例の行事が行われていると思いますが、この玉垣も含めて、このような教訓を示すような防災にかかわる箇所についての活用など、今後計画していただきたいと思うところですけども。そのあたりのいわゆるフィールドワークにつきまして、副読本への掲載とあわせて、どのようなお取り組みをこの後、早速取り組まれるのか、そのあたりをお伺いいたしたいと思います。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 現在、夏休み教室とか文化財めぐりについて、防災教育を特に取り入れた例はございませんが、せっかく御提案をいただきましたので、今後、恒例になっておる事業の中で、取り入れが可能かどうかということについては検討してまいりたいと思います。それから各学校で、現在こういった防災遺跡といいますか、こういったものをどれぐらい取り扱っておるかということについて、現在私のほうも情報を持っておりませんので、いま一度防災に関する教材が妥当なのかどうかということも含めまして、情報収集をしてまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 教育次長が教材として妥当かどうかというふうな答弁の中に言葉を受けとめましたけれども、徳島県の碑と同様、県下にも貴重な地震津波の碑があると思っております。登録記念物を目指せということでは全くございませんけれども、その所在やあるいは碑文やそこに書かれた教訓、内容を知ることというのは大変重要なことと考えますので、県内市町村の連携といいますか、スクラムを組まれていただいて、その所在や碑文の内容などを、ぜひこの県下的に生かす方法、手だてなどにつきましていかがなものか、教育次長さんも含めてですけども、危機管理課長あたりにもそのあたりをお伺いしてみたいと思います。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 昨年度は防災教育の研究がありまして、高知大の客員教授である岡村先生にも、その遺跡のことについて随分御指導を受けました。そういったことも含めて、危機管理課、担当課とも検討しながら、どういうふうにしたら生かせるかということを今後考えていきたいと思います。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 県内の碑文の調査、記録など行うとなると、教育委員会またそれ以外、県教委だとか、県の危機管理部、そことも話をしながら、全県下的に連携をとっていきたいとは思っております。それ以外にも高等教育機関との支援などについても検討したいと思っております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 御承知と思いますけれども、琴平の玉垣には、私自身も石碑を見て、読んで意味を解釈するというのはなかなかできないわけですけれども、書かれてあるものを見てみますと、この琴平神社の周辺に住むはずのない大きな神がウヨウヨそこでお住まいしていたとかいうふうな、子供にとっても、大人にとっても大きな驚きでありますし。それこそ長い間ここがつばかっちょったと、いうことにもなりかねんような事実をそこに記されたものでございますので、ぜひ生涯学習課長いかがでしょうか。文化財的な価値からということになると、即とはまいりませんけれども、そのあたりも踏まえて、現状をどのようにすれば、かつて書かれたその先人の息吹を今に伝えて、それこそ保存することにつながるかどうか、そのあたりはいかがでしょうか。
○議長(西岡照夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 三和琴平神社の玉垣の碑文につきましては、特集歴史から学ぶ南海地震として、以前広報に浦戸稲荷神社、野市上岡八幡宮とともに紹介されたことがございます。所有者ですとか、文化財審議委員会とかいろいろあります。文化財、県、市、国、指定の云々はともかくとしまして、少なくとも記録保存はされるべきものだと考えます。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) ありがとうございました。
 次に、これもまたこれまで、この議会で一般質問ということで申し上げてきたことでございますけれども、手押しポンプ井戸の設置につきましてお聞きいたしたいと思います。
 井戸の設置につきまして県は、市町村に対する補助制度を設け、整備の後押しをしているように伺っておりますけれども、この井戸の設置に際しまして、県の支援、また補助の活用状況はどうなのかお伺いいたします。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 南海トラフ地震の防災対策に関し、高知県から市町村に対する補助制度で、高知県地域防災対策総合補助金と高知県避難所運営体制整備加速化事業費補助金の中に井戸を設置するメニューがあります。本市としましては、これらの補助制度は活用しておりますが、避難路や避難誘導灯の整備、また自主防災組織の再整備事業など、他のメニューを実施しているため、井戸の設置については活用しておりません。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 県の手押しポンプの後押し補助事業というのは、大きな県の防災対策事業の一つのメニューということで、本市では手押しポンプの設置についての申請というか実施には至ってないというふうに理解したらいいのかなというふうに思いましたけれども、これからこの制度についての活用についてはどのようにお考えになっておりますか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 避難所への設置につきましては、井戸の整備につきましては、この事業については対象となります。他市町村の活用状況についてですけれども、防災対策総合補助金では、平成26年度に4市町村8カ所、27年度4市町で12カ所、28年度には1市1カ所、それから避難所整備補助金では28年度に1市4カ所、合計25カ所が活用されております。本市としましては、地震発生後の井戸水の活用については、指定避難所からの距離の問題や地震発生後の濁りや水質の変化、水量の問題、また水脈が切れるおそれもあるため、今のところ積極的な活用は考えておりません。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) もう既に他市町村では、25カ所のこの補助制度を活用した新たな整備が完了したというふうに今お聞きいたしましたけれども。新たに整備する思いというか、計画がないという課長の考えですけれども、じゃあ現在、個人の方がお持ちの井戸のいわゆる手押しポンプ、つるべがあるとか手押しのポンプの設備があるとか別にして、くみ上げることができるような井戸は現在市内に幾つあるとか、そのあたりのことの把握はできておりますか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 個人の井戸につきましては把握をしておりません。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) これも高知市の情報ですけれども、高知市は個人が所有する井戸を災害時に活用する災害用協力井戸という制度で、個人と行政がその制度をもって、いざというときには活用するというふうなことを推進されているようですけれども。今課長のほうから個人が所有する個人の財産の井戸の把握はできてないとすれば、今後する必要があるのかも含めて、したとしてこういう形での災害時に必要なときの使用に関しての意思確認みたいな、そのあたりまでの思いはいかがでしょうか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 災害発生時に水道の給水がとまった場合には、個人の井戸を飲料水以外の生活用水として利用することについては、避難所からの距離の問題もありますけれども、一定有効なものであるとは思います。しかしながら、その井戸自体を直接市が活用するということではございませんので、実際には地域での共助という形で活用することになると思います。ですので、この井戸の把握等々につきましては、自主防災会として把握しておいたほうがよいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 危機管理課長にお答えをいただきましたが、加賀の千代女の有名な一句を思い起こします。井戸の周りでは人々のコミュニケーションが深まりますし、被災後、大きな痛手からも立ち直ろうとお互いに奮起できるそんな周辺になるのかなと思いますので、この井戸の存在につきましては、少し注視して取り組んでいただければというふうな思いを申し上げておきたいと思います。
 引き続きまして、上下水道局ですけれども、耐震性貯水槽の給水訓練につきましてお伺いをいたします。
 前浜の伊都多神社境内ですが、津波避難タワー伊都多タワーの南側に耐震性貯水槽が完備をされました。先月8月20日、朝からまことに暑い日曜日でしたが、耐震性貯水槽の給水訓練を実施していただき、職員の皆様にまずは感謝を申し上げます。訓練開始までの準備は、その職員の方々が大汗をかきながらの作業で、給水訓練は初めてということもあったのでしょうか、取りつけや手順、その作業分担、作動まで、随分難儀もしているようにも見受けましたが。実際被災後、給水が必要になりましたとき、周辺の近隣のお住まいの方々がそこに来て、その作業を実施するとした場合、その訓練を踏まえて、留意事項、あるいはまた反省などございましたら、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 留意事項でございますが、貯水槽のマンホールは非常に重たいものでございますので、開閉時にマンホールで足をけがをしないように、開閉方法など、器具の取り扱いなどについて注意する必要がございます。
 次に、反省点でございますが、給水活動を行うまでの一連の流れが、市民の方が見てすぐに理解できるようなマニュアルを整備しておく必要があると考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 大変重量のあるものを移動しないといけないとか、手順についてもマニュアルをお示しする必要があるというふうに、実際初めての給水訓練でそのようなことを実感されたというふうに受けとめましたけども。ぜひ頻繁にというわけではございませんけれども、繰り返しこの訓練の実施をしていただかないことには、住民みずからがその場所で、その重たいふたをあけるというふうな行為を行うということは、また極めて危険なことと思いますので。その機会を通して重たさをよく知ることであり、そして手順をよくわかるために、マニュアルに示されたその手順をどのようにお互いが分担してというふうなことで、体験することの必要性を強く感じております。
 あわせて先般は、地域の方々大勢お集まりでございましたけれども、今後、例えば保護者会の方々とか、PTAの方々とか、比較的若い方々を対象としたそのような機会も必要かなと思いますけれども。長年、地域防災にかかわった方々が中心で訓練を実施されておりますけども、折には、そういう対象者を絞ったこれからの防災を担っていく方々も含めて、何よりも大切なお子様を家庭でお育てになる方々を対象として訓練をやることも、訓練の非常にこう熱意といいますか、真剣さもまた改めて違ったものが出てくるかもわかりませんけども。そのあたりの訓練の機会につきましては、いかがお考えでございましょうか。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 今回の給水訓練では、まだまだ災害時には対応が不十分でございますので、地元の要請があれば職員が出向き、貯水槽の操作方法や接続訓練等につきまして、災害時に円滑かつ迅速に、給水活動が行えるように今後給水訓練を実施していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) この耐震性貯水槽というのは、水道計画に基づいて既に4カ所完備されておると承知をしておりますけれども。今局長が言われた訓練の実施につきましても、少しリズミカルにといいますか、例えば9月1日、もう終わりましたけど9月1日とか、12月21日とか、1月17日とか、3月11日とか、それぞれ何らか防災をすごく意識してしかるべき期日に合わせて、対象者も若い世代も参加できるような機会を検討されまして、4カ所全ての耐震性貯水槽の実施訓練を繰り返し行うことで、いざというときの給水の確保に当たっていただくような取り組みを引き続き実施していただくようにお願いしたいと思います。
 その訓練の日でございましたけれども、危機管理課の野村係長から家庭防災のレクチャーがございまして、大変わかりやすく市の助成制度のことなども紹介をしていただきまして、防災の意識もさらに高まったと思いますけれども。その野村係長の説明の中で、通常1人の人が一日に必要な水の量は、バスタブいっぱい300リットル程度でしょうか、飲み水としては、1日3リットル程度でしょうかということの説明もしてくださっておりました。
 いざその耐震性貯水槽の水が必要となったその時点で、訓練の折は大きなホースでポンプアップするやり方と手押しポンプを2基セッティングして、それぞれ水の出し方の訓練がありましたけれども、野村係長の説明をそのままこの緊急時に必要になったときに、水の供給の方法としては、ポンプアップでドバッと出す場合もそれは必要だと思います。給水タンクに積み込むという場合そうですけれども、近隣の方々が3リットルあるいはバケツ1杯の水を必要とする場合は、まさに手押しポンプでの備えられた設備を使うことが、効率というか必要性が生じると思いますけど。この手押しポンプの耐震性貯水槽からくみ上げる手法につきまして、局長さんもう一度、訓練の実施の状態を振りかえりながら、手押しポンプの作動について、これまでは2基でしたけども、3基は使えるとかいうふうな情報も聞いたことがありましたけれども、いざというときに、その対応として、設備として、実際のくみ取るこのやり方としていかがなものかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 手押し方式についてですが、確かに3リットルを少人数に給水するだけでございましたら、手押し方式の普及を図ればよいのですが、実際の災害では、どれだけの人数が耐震性貯水槽に給水に来られるかわかりません。仮に何百人も避難者が来られた場合、手押し方式では労力などで給水に間に合わないため、ポンプアップ方式の普及を図る必要があると考えております。また、現在、各耐震性貯水槽の倉庫のほうに揚水ポンプ、手押しポンプを備えつけております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) お聞きしながら、やはり耐震性貯水槽という設備が完備いたしましたので、これにやっぱりこのことで必要なときに、これがスムーズに供給できるような形の仕組みをこれからも繰り返し実体験していくことが必要かなと思います。その訓練の折には、消防本部からも大湊分団からも、それぞれ2台の分団の消防車もあるいは団員の方々も参加をされておりましたけども。御報告を受けて、手押しポンプ、ポンプアップ、そのあたりの訓練の状況と今後に生かせる訓練のことについて御報告を伺っておりましたら、消防長にお聞きできればと思います。
○議長(西岡照夫) 消防長。
○消防長(小松和英) 飲料水兼用の耐震性貯水槽につきましては、今までも整備をしたところ、地元の自主防災組織そして消防団の方が参加して訓練をしたものについては報告を受けております。またこれからもそれを継続していく予定です。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) この耐震性貯水槽の訓練に、保護者会とかPTAとかという方々の若い子育て世代の方々をということで申し上げましたけども、その背景には、やはりその若い方々が消防団員として団員に加入をすることで、地域の防災力を担う一役を担えるんじゃないかなというふうな、そんなきっかけにもなるのかなというふうに思うわけです。いろんなところで消防団の募集の看板が掲げられたり、協力の店とかいうふうなことで、御案内もされておりますけども。やっぱり地域のまず自分の子供さんの命を生活をしっかり守るための体験を通す中で、地域全体の防災活動にも関心を持ち、そして消防団というふうなことにも加入ができるような、そんな機会としても捉えるべきことが、非常に地域防災の防災力の向上アップになるのかなと思いますけども。最後にいかがでしょうか、消防長。
○議長(西岡照夫) 消防長。
○消防長(小松和英) 議員おっしゃられましたように、幼年とか、最近発足しました少年消防クラブであるとか、そういった小さいときから防災活動に参加することによって、幼年、少年それから学生、それから消防団という流れをつくるのは非常に重要だと考えております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) ちょっと防災のテーマを変えますが、新市長の就任の8月6日、市長御自身もおっしゃっておりましたけれども、台風5号の進路を警戒して、早々の任務は災害対策本部長として昼夜の警戒に当たられたようでございます。職員の皆様ともども本当に御苦労さまでございました。
 この日、防災行政無線では、避難準備情報や高齢者等避難開始の情報を伝えて、あわせて避難所を開設したことも放送しておりました。その避難場所ですけれども、前浜も三和も後免もそれぞれ公民館と言って、避難場所は前浜公民館とそう放送しておりました。
 以前、生涯学習課長に地区公民館の2つの条例設置につきまして、管理運営など見直してはというふうな御意見を申し上げたことがありましたし、つい先ほどは、前田議員から公民館のことにつきまして、実際自治公民館としての活動の状況を、部分でしたけども大変興味深く聞く機会をいただきました。また朝早々には、土居議員からじゃあどうやって避難場所まで行くのか戸惑いもあるというふうな御指摘もございましたけれども。避難場所は前浜公民館と放送されましたときに、住民のほとんどが前浜防災コミュニティーセンターと認識されている方の割合が多いのか、やっぱりあそこは前浜公民館と思い込んでおられる方が多いのか、それはわかりませんけれども、1つの施設を指す避難場所の呼称としては、ちょっと曖昧じゃないかな戸惑いを起こさす原因じゃないかなと思いますけども、このあたりいかがでしょうか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 今回の台風5号による避難所の開設は、市内全域17施設を避難所として開設しました。防災行政無線での放送につきましては、市内の4つの防災コミュニティーセンターについて公民館と表現をし、放送いたしました。これは放送時間の短縮を図ったものでございます。またエリアメールにつきましても、避難準備・高齢者等避難開始の発令のメールとして、その1、その2の2通のメールを送信しております。
 その1では避難に係る発令内容と注意事項を、その2では開設した施設名を通知したものです。エリアメールには本文は200文字という字数制限があり、防災コミュニティーセンターと表示した場合、4施設とも表示した場合になりますが、字数制限を超えることになります。そのためエリアメールにおきましても、公民館と表示をして送信をさせていただきました。防災行政無線の放送と、それからエリアメールにおいて同じ施設を別々の名称で表現した場合には混乱が生じますので、2つともの情報の発信ですけれども、公民館と表現をさせていただいたものでございます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 1つの施設ですので、1つの名称が一番適切かなと思うのは誰しもそう思い抱きますけれども。じゃあ今、声として情報を流した場合には字数のこともあってというふうに説明をされましたけども、今後避難場所ということを案内表示するとした場合、あるいは避難場所を地図として表示した場合、避難場所の呼称は前浜公民館ですか、前浜防災コミュニティーセンターですか。いわゆる活字で表記する場合にはやっぱり1つの名称で、言葉で表現する場合と同じ名称を使うべきと思いますけれども。現在のところまだ避難場所、避難施設の施設場所を示す避難場所名称といいますか、案内表示はないと思ってますけども、あるとした場合どうされるおつもりなのか、ちょっとお聞かせください。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 市の地域防災計画の中での避難所の名称でございますけれども、防災コミュニティーセンターとなっております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) きょうここで整理できることは、案内表示するときは前浜防災コミュニティーセンターであって、緊急防災行政無線で避難場所を呼びかけるときは、字数の関係で前浜公民館と、そのように認識するということになりますか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 今回の台風5号のときには、そういうふうな形で表示をさせていただきました。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) ぜひ、この施設を管理する生涯学習課長にお願いというわけでもございませんけれども、地域の方々は公民館運営審議会という目的の会議を前浜防災コミュニティーセンターに会場はそうですよということで出向いていくのは、今実際そのように繰り返して行われておりますけれども。今回設置条例云々は別にして、公民館の名称として、どなたもが愛着を持って、その施設への往来が頻繁になって、いざというときには、よりどころとして活用できるその施設の名称につきまして、2つあるというのはどうも混乱を起こすかなと思いますので、そのあたりのやっぱり検討というか、確定をしていただく必要があると思います。あわせて今、土居議員にお伺いしましたけれども、スポーツセンターを利用している方々への案内の避難場所は前浜公民館でしょうか、それとも前浜防災コミュニティーセンターでしょうか。仮に多くの方々がスポーツセンターを利用していたときに、突発的にその大勢の方々が避難場所として示されたそこへ移動したときに、これは危機管理課長のほうの領域になると思いますけれども、地域の自主防の方々は、その方々の受け入れについての戸惑いもなくスムーズに行くような訓練も行われていると思いますけども、今は名称に限っていかがかなというところをお尋ねしたいと思います。
○議長(西岡照夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 愛着のある施設名称と申しますと、第3の名称を私どもがつけるということではないと思います。防災コミュニティーセンター、公民館どちらが認知がされておるのかというのを広く地区の方にお聞きしたいと思いますが。スポーツセンターのほうを承知してないのでお答えができませんが、防災コミュニティーセンターではないかと思うんですが、確信がないのでここを避けさせていただきます。
 名称につきましては、防災コミュニティーセンター自体は社会資本整備交付金を活用して整備されたものです。一方、前浜の旧の公民館での活動を継承する国・県の公民館研究会、県内の公民館連絡協議会への参画等のため、地区公民館と県で位置づけておるものです。どちらがいいかについて、とっさの場合、先ほどの字数制限の話もあるので、地区の方にどっちが浸透しておるのかについては、広くお聞きしたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) ありがとうございました。
 また、引き続き関心を持ってお尋ねしたり、また御提案をさせていただきたいと思います。
 続きまして、南国市のお土産につきまして、お伺いさせていただきます。
 6月の定例会で小笠原議員が質問をされました南国市のお土産、小笠原議員には事前にお許しをいただきまして、全く同じ文言で通告をさせていただきました。郷土の懐かしいお菓子、小笠原議員が言われた忠がしやケンピなどでございますが、この議事録を拝見しますと、忠がしの忠がしは、私の子供の時分の記憶では中菓子と書いた上中の中菓子と書いてありましたし、今、量販店で売られているお菓子もそのような中菓子と書かれておりますけれども、小笠原議員の会議録では、忠義の忠を書いた忠がしということで記録がまとめられております。
 この中菓子やケンピなどでございますけれども、主な材料は小麦粉やモチ米あるいは水あめ、黒砂糖、雑穀などで、古く室町時代から食べられていたようでございますし、宮城県のお菓子に仙台駄菓子という江戸時代半ばから伝わる素朴な味わいのお菓子がありますが、この小笠原議員が言われたお菓子はまさに土佐の駄菓子ということで、南国市のお土産ということで御提案されたと思います。
 私もこのことを聞きながら、その同じ定例会では南国市の日本一ということを目指せということで、いろんな食べるものを中心にしたことで、御提示したことがございましたけれども。この駄菓子をリクリエートするとか、新たな開発を試みるとか、そのあたりのことにつきまして、小笠原議員がお尋ねになりましたことで、課長がお答えいただきましたことを聞きながら、今回も改めてお伺いしたいと思うところでございます。
 課長は答弁の中で、関係機関と協力をしてお菓子をつくるということを提案されましたけども、具体的にそこに行き着くまでにどのような経過を踏めば、この駄菓子へのリクリエートになるのかどうなのかというあたりは、課長どんなふうにお考えになっているのでしょうか。
○議長(西岡照夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 忠がし、ケンピといった伝統的な商品につきましては、こういったものをブラッシュアップし、商品の魅力を向上させることで、南国市のお土産として新たなニーズを生み出したり、市の特産品として発信していける可能性はあると思っております。
 このような商品をリクリエートしていくためのプロセスのお話をいただきましたが、6月の議会でもお答えをさせていただいたとおり、誰が主体となって、どのような商品にし、どうやって流通につなげていくかということ、またそういう作業を行う中では、開発者や地域の方の商品に対する思いが非常に大切であると考えております。
 市としましては、これまでもお菓子を含めて、さまざまな商品に関して、新商品の開発、既存商品のブラッシュアップに対する支援を行っており、成果を上げておる商品もあります。今後とも引き続き、商品開発に対する支援は行ってまいりたいと考えております。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) そこでその課長が言われる一歩踏み出すためには、発端をどうすればいいかということになると思いますけれども。確かに小笠原議員も御紹介をされました前浜の非常に古い時代から製造しておりますお菓子屋さんもありますし、そこのお菓子屋さんがどのようにお菓子そのものの味わいは尊重しながら、パッケージとかあるいは販路の開拓とかいうふうなことになりますと、なかなかその一業者がそこまでということへの踏み込みは、条件的には難しいのかなと思いますけども。可能な手法として、行政としてかかわれる手だて、経費も含めてですけども、何か検討すれば踏み出せるとかいうふうなことがありましたら、お示しいただきたいし、実行できるようなことへの計画をちょっとお示しいただきたいと思いますけど。
○議長(西岡照夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 商品のリクリエート、ブラッシュアップにつきましては、既存商品を新しい商品として再開発していくための補助金を市のほうで用意をしております。パッケージを新しくして新しいターゲットに対して売り出しをしていくであるとか、商品自体の中身を変えて一歩改善を加えた商品として売り出していくっていうような取り組みに対しては、市としても支援を行ってまいりたいと思いますし、駄菓子について当てはまるものかどうかはわかりませんが、商品を売り出すために商談会へ行ったりっていうことに対しての支援も行っておる部分はあります。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 小笠原議員が御質問されました会議録の忠がしの忠義の忠という字を書いた忠がしというお菓子表示ですけれども、伺ってみますと、確かに我々子供の時分もその忠がし、同じ材料の味わいのもので、今は五、六センチの円形に土俵の仕切り線が入ったようなものがスッと塗られたものばかりですけれども、子供の時分には20センチぐらいの細長いものにそのような仕切り線が幾つも並んだようなものがありました。まさにこれがよろい甲冑のこの肩当てだったということで、土佐の武将のそのあたりを表したものだということを聞いたことがありますけれども。岡豊町には元親飛翔之像ができております。課長に教えてもろうたことばっかりですけれども、飛翔之像のことに関しましては。元親そのものも若い時分には非常におとなしい色の白い姫若子と言われた子供の時代から、若武者になり飛翔之像となって、まさに武者として、きょうの高知新聞に出ておりました明智光秀の書状ですけれども、長宗我部元親を討ち滅ぼそうという信長のその策略に、光秀が本能寺でというふうな記事が、古文書が出ておりましたけれども。元親とこの郷土のお菓子を結びつけることを今しないと、南国に訪ねてきてやっと銅像ができて、飛翔之像ができたよということで、元親がそこに現実にあらわれましたので、やっぱり元親をお持ち帰りいただくためにも、何か一工夫のための実現への足がかりは課長の豊富な知識の中で、計画の中でいかがでしょうか、最後にお聞かせください。
○議長(西岡照夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 元親、長宗我部氏に照準を当てたお菓子をとのことですが、これまでも長宗我部をモチーフにしたお土産をというふうな相談をいただいたことがあります。相談いただいたんですが、やはり誰が主体となって、どのような商品を開発していくかというような部分で、なかなか話が進まなかったという経緯があります。やはり、開発する事業者さんであったり、地域の方々であったり、その歴史的な資源も含めて、地域のそういう資源に対して思いを持っておるっていうことが非常に大事になってくるんではないかと思います。長宗我部に対しましては、多くの方が思いを持たれていると思いますので、地域の特産品となる可能性は非常にあるのではないかと思っております。
 なお、長宗我部に焦点を当てた商品としましては、現在、もとちかくんクッキー、クッキーなんですが、であるとか、お菓子ではありませんが、県立の歴史民俗資料館のほうで、もとちか君ストラップであるとか、長宗我部の家紋入りのトートバッグ、フェースタオルなど非常にたくさんの商品、グッズが販売されておりますので、こういった既存商品を南国市の特産品としてPRすることも続けて行っていきたいと考えております。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) どうも課長から説明を伺いまして、感謝の思いを伝えまして、私としてはこの後、課長がお答えされましたまとまらなかった経緯があるというふうなことを捉えまして、実に話題を全国に巻き、広く紹介しました生姜アメ研究会のことにつきまして、お伺いしたいなと思っておりましたけれども、10分を切りましたので、この生姜アメ研究会のこと、財源や支援の状態とか、やなせ先生のキャラクターのことなどにつきましては、次回に移らさせていただきたいと思いますので、その点御了承いただきたいと思います。
 最後に、全国レクリエーション大会のことにつきましてお伺いをいたします。
 高知県の県政だよりさんSUN高知9月号でございましたが、スポーツを通じた心豊かに生き生きと暮らせる県づくりという特集記事がございました。皆様もごらんになったと思いますけれども、その2つ目の大きな項目として、健康増進につながる行事として、スポーツレクリエーション大会ということを実施していると紹介されておりましたけれども。ことしスポーツレクリエーション大会は、やはり県と高知県レクリエーション協会が主催をいたしまして、第35回ということで、10月8日に春野総合運動公園で開催をされます。
 今回のこの大会は、全国レクリエーション大会in高知プレ大会と名を添えまして、実施をされるわけですけども、その全国レクリエーション大会という大会、高知県では全く初めての開催で、来年の9月に行われます。南国市も種目別交流大会の会場として、スポーツセンターでスポーツ吹矢が2日間にわたって行われることで進められておりますけれども。生涯スポーツということの推進、そのことでこれまで運動の機会が少なかったり、あるいは運動が苦手で運動することが生活の中になかったとか、そんな方々も含めて運動の底辺を広げるということでの大会のきっかけにしたいと思いますけども。生涯スポーツを推進する課長の思いを一言お示しいただきたいと思います。
○議長(西岡照夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 平成29年度南国市教育振興基本計画中、生涯スポーツの推進のページでは、市民のスポーツ活動の普及と振興のため、いつでもどこでも気軽にスポーツに親しみ、楽しむことができるよう、生涯スポーツ社会の実現を目指すとございます。行政の役割は、場の提供としての施設の整備のほか、機会・動機づけの提供になろうかと思います。スポーツ推進連絡協議会では、さわやか健康ウオーキングのような誰もが参加しやすいイベントを実施しておるほか、各地区の公民館サークル、地域総合型地域スポーツクラブまほろばクラブ南国にも、特段競技経験を必要としない多彩な活動がございます。来年の全国レクリエーション大会は多数の方がお見えになりますので、運動をふだんなさってない人へも関心を持っていただく機会になるのではないかと考えております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) 生涯学習課長には、この後も引き続き大会の運営に当たりましていろいろとアドバイス、御支援をいただきたいとお願いを重ねて申し上げるところですけれども。来年度の全国レクリエーション大会in高知は、大会の参加者を1万人と想定して、私も高知県レクリエーション協会の役員の一人として、その準備に当たっておりますけれども、高知大会では健康で心身ともにバランスのいい生活が続けられるきっかけづくりになる大会を目指して、全国の仲間の皆様との交流や、南国土佐を存分に味わっていただける大会にとその準備を進めております。
 平山市長、また大野教育長にはこの大会の役員として、実行委員として、ぜひ御承諾を願いたいという思いを持ち合わせながら、ぜひ高知での開催の折には、開会式あるいはレセプションへの御来賓としての御臨席もお願いを申し上げたいと思うところでございますけれども、高知県のみまだ未開催の開催が、来年やっと実現することになりました。この大会への期待あるいはアドバイスなど、平山市長、教育長にと思うところでございますけれども、時間的な制約があるとするならば、ぜひ平山市長お一人に、教育長にもぜひという思いは非常に熱い思いがありますけども、まず平山市長にその大会の期待、アドバイスなど頂戴できれば幸いでございます。お願いいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 思いをということでございますが、この全国レクリエーション大会、47都道府県ある中で72回でやっと高知の開催ということになったということでございます。どうしてこう遅かったのかなとは思うところでございますが、1万人規模の大会で県外から6,000人が来られるということで、非常に経済効果の高い大会であるというふうに思います。今まで南国市で、スポーツセンターを使って、スポーツ吹矢、実際、西日本の大会とか、開催していただいていたという経過はここ数年あります。前橋詰市長が、スポーツセンターに集まってきてくれる、サザンシティーホテルを使ってくれるということを非常に喜んでたということを記憶にしております。サザンシティーホテルでは、カツオのわら焼きたたきをお見せするというようなアトラクションも実施されたということで、全国からお見えになったお客様に非常に喜んでもらえたというふうなことも聞いたところでございます。
 また、このスポーツ吹矢という種目につきましては、もちろん高齢者の皆様が実施できる競技でございまして、そこの生涯スポーツという面では、南国市民の皆様も非常に楽しめるスポーツではないかというふうに思うところです。これを南国市立スポーツセンターで、レクリエーション大会として開催していただけることをPRすることで、非常に競技人口の増加ということも見込めるのではないかというふうに思うところです。
 ぜひともこの大会、私も国体に携わったということもありまして、こういう全国規模の大会、盛り上がった大会になってほしいと心より願うところでございますので、ぜひとも私の協力できるところは精いっぱい協力させていただきたいと思います。成功をお祈りしております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 8番高木正平議員。
○8番(高木正平) どうも平山市長から教育長の分も合わせてということで、大変教育長には恐縮いたしますけども、心強いお力添えをいただく御挨拶をいただきまして感謝いたします。やっと高知大会ということを市長も言われましたけれども、まさに平山市長、大野教育長というこの体制の機の熟すのを待っての開催でございますので、お力添えどうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。