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検索結果 »  平成29年 第396回 市議会定例会(開催日:2017/06/09) »

一般質問3日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:市長、教育長、関係課長


○副議長(岡崎純男君) 5番岩松永治君。
      〔5番 岩松永治君登壇〕
○5番(岩松永治君) 通告に従い、順次質問させていただきます。
 まず、保育、小中学校のプールの整備については、これまでにも質問がありましたので、それ以外の質問をさせていただきます。
 高知県も梅雨入りし、これからは雨が多い日が続くことと思いますが、その反面、子供たちも楽しみにしているプールの時期になってきました。私も保育、小中学校でのプールの時間は楽しみでしたし、スイミングスクールに通っていたので、全種類の泳ぎができることがうれしくて、休みの日には近くの川にもよく泳ぎに行っていました。そんな子供たちが大好きなプールについて何点か質問します。
 保育、小学校のプールは老朽化に伴い、順次整備が進められていく予定となっています。これまでと同様に子供たちが中心となって使用し、楽しみながら泳ぎを学んでいくことと思います。プールが始まると子供たちの楽しそうな声が聞こえてきて、保育、小学校時代を思い出しました。高知市で生まれましたので、子供のころには川へ泳ぎに行ったり、市営プールや県民プールにも行ったりしていました。現在、南国市には市民プールがありません。監視人をつけて遊泳できる川もなく、市内で泳ぎたい場合は民営のプールへ行くしかありません。年間を通じて県営や民営を問わず、体力向上や健康増進のために通うことはすばらしいことだと思います。プールがもっと近くにあればさらに便利です。
 そこで、小学校のプールを夏の期間だけ限定で市民開放してはいかがでしょうか。小学校では子供たちが夏休み中にプールを利用する際には保護者やアルバイトの監視員が見守りをしていただいています。利用に際してのルールや利用時間、事故の心配や対策も必要となってきますが、夏の期間しか使用できないプールを子供たちだけでなく、地域の方にも気軽に利用していただくことで子供たちとの交流や地域の交流の場にもなります。また、水中での運動は体への負担も少ないことから、泳ぐだけでなく、水中ウオーキングや水中エクササイズにより市民の体力向上、健康維持や増進、また意識向上にもつながります。医療費削減にも少なからず影響が出てくるのではないでしょうか。最初から最大の要求をしているわけではありません。まずは数校からのお試しからでも構いません。小学校のプールが開放されれば、地域内での人と人との新しい交流の場ともなります。地域住民に気軽にプールを利用していただくことが市民の健康への意識向上にもつながる、小学校プールの開放をしていただけないかを担当課長にお伺いします。
 次に、先ほどの質問の中でも出てきましたが、夏休み期間中の小学校プールの監視員についてお伺いします。
 全小学校で夏休み期間にプールの監視員を雇っているかはわかりませんが、その監視員を探すのに苦労されているのではないでしょうか。今現在監視員をしてくれる方をどのような方法で探しているのかをお伺いします。監視員をしていただいているのは高校生や大学生が多いのではないかと推測しています。その学生もなかなか見つからないのが現実ではないでしょうか。
 そこで、もう少し簡単に監視員をしてくれる方を探す手だてがないものかと考えました。1つの案として中学校を卒業する3年生に目を向けてみました。卒業するまでに市内中学校3年生を対象として、卒業後には各小学校の夏休みのプール監視員のアルバイトが夏休みにあることを周知することです。もちろん保護者に対しても同様です。その方法については今後の検討課題ですが、せっかく一斉メールができるシステムがありますので、それを利用することも考えられます。卒業すれば、自動的にメール登録が消去されていると思いますが、それを消去せずに夏休み前に監視員のアルバイトのお願いをメールしてはどうでしょうか。メール配信の登録は任意であるため全保護者が登録しているわけではありませんが、これを続けていけば、自分の出身校である小学校ならと協力してくれる子供や保護者もいるのではないでしょうか。夏休みに監視員のアルバイトがあることすら知らない保護者や子供は多いと思います。中学校教育では職場体験学習もしています。監視員をすることは体験ではなく、自分自身で汗を流して働き、その対価としてお金がもらえるという実となるいい経験につながると考えます。これは参考までに言いましたが、そのほかで教育委員会の考えがあれば、答弁をお願いします。
 次に、南国市立小中学校プールの将来のあり方についてお伺いします。
 最初に言いましたが、市内の小中学校のプールは順次整備と更新がされていきます。プールを補修ではなく取り壊しての新設となると、その予算も多額となります。このまま毎年予算の範囲内で整備を続けていくことは当然のことですが、経費を削減するいい方法はないのでしょうか。全小中学校のプールを順番に整備していき、整備が完了するころには最初に整備したプールを再度整備しなくてはいけないということが繰り返されるのではないでしょうか。南国市に市民プールがあれば、それを有効活用できたのですが、残念ながら市営プールはありません。しかし、民営のプールはあります。それを有効活用させていただくことで経費削減ができるかもしれないということを頭に入れて考えていく必要もあるのではないでしょうか。民営のプールは屋内の温水プールであり、天候にも余り左右されません。これは雨で寒いときでも利用ができるということです。民営のプールには専門のインストラクターがいます。これは泳ぎを専門的に習うことができ、上達も早くなります。つまり、子供の送迎の問題と水泳の授業時間、施設利用料金の問題が解決すれば、かなりのメリットがあるということです。学校のプールをいつまでも学校敷地内で更新して、学校のプールだけを使用していくことだけを考えるのではなく、取り壊したプールを新設せずに、プールの授業を民間のプールですることも可能であるかもしれないということを頭に入れておく必要もあるのではないでしょうか。取り壊した跡地は人工芝を敷いてフットサル場にでもすれば、体育の授業での活用だけでなく、一般に開放すれば市民も利用ができて一石二鳥です。さらに、プール自体の修繕や整備がなくなるのですから、将来的には大きな経費削減につながります。今質問していることはこれまでに質問した内容と矛盾するところもあるかもしれませんが、これはあくまでも提案ですので御了承いただきたいと思います。
 1校だけでなく数校を対象としていければ、毎年のプールの使用に係る経費と修繕や更新に係る全ての経費が大幅に削減されます。これらの提案に対して担当課長の御所見をお伺いします。
 次に、中学校給食について質問します。
 ことしの秋ごろからの開始が見込まれており、多くの保護者と子供たちが楽しみにしています。中学校給食が始まるのが近づいてきたこともあってか、保護者の関心も一層高くなり、いろいろな問い合わせもいただいているところです。これまでにもこの件は質問してきましたので、確認の意味も含めて数点質問します。
 中学校給食センターの工事の進捗状況をお伺いします。保護者の方が一番知りたいのは、いつから始まるのかということです。もうそろそろ、はっきりとした開始日がわかるころではないでしょうか。何月ごろからという具体的な答弁をお願いします。
 そして、給食が始まるまでの事前の準備はどこまで進んでいるのでしょうか。これまでには学校側の準備について、配膳室などについて答弁もありました。学校では教員、生徒を含めてどのような流れで進められていくのか、今後の予定も詳しくお聞かせください。
 次に、給食費は幾らになるのでしょうか。徴収方法については、小学校同様に口座からの引き落としになると思いますが、それらの手続に時間がかかることも予想されるので、早期に準備を始める必要があると思いますが、これらを含めた準備が今後どういった流れで進められていくのかをお聞きします。
 あわせて、中学校給食開始について保護者への説明はいつごろからされるのかもお伺いします。
 次に、国民健康保険に加入している世帯を対象とした子供の医療費助成についてお伺いします。
 南国市での乳幼児医療費助成についてです。2018年度つまり平成30年度から、小学校入学前の未就学児に対する助成については、現物給付をしても国からの補助金は減額されないことになりました。その経緯としては、子供の医療制度のあり方等に関する検討会で、補助金減額のペナルティーは国として推し進める少子化対策に逆行、また廃止により各自治体では他の子育て支援策に財源を充当できるなどとして、減額調整の廃止を求める声や、全国知事会や全国市長会からの廃止要請などもあり、2018年度から小学校入学前の未就学児に対する助成については、現物給付をしても補助金は減額されないことになりました。この見直しによって未就学児の医療費助成、つまり医療機関を受診したときに保険診療の自己負担については、全ての市区町村で補助金の削減は行われなくなるため、子育て支援に振り分ける財源をふやせる可能性が高くなりました。南国市でも子供の医療費助成は中学校卒業までに拡充するなど、高知県内でもいち早く取り組んでこられました。対象となる世帯の親にとっては、子供の医療費の負担が軽減されたことにより精神的にも金銭的にも楽になったことは間違いありません。
 それでは、減額調整措置が廃止されたことで、これまでの実績を参考にどれだけ減額されなくなるのでしょうか。
 また、未就学児以外の医療費助成はこれまでと同様に現物給付のため医療費等国庫負担金減額の調整がありますが、仮にこの減額が廃止された場合にはどれだけの財源が確保できるのかも答弁をお願いします。
 そして、南国市ではその財源を今後どのように生かしていくのでしょうか。今後は未就学児以外の助成に対する減額調整措置も見直すように県内市町村や県とともに要望していかなくてはならないと考えますが、南国市はどのように進めていくのかお聞きします。
 南国市は中学校卒業までの助成がされていますが、これが少子化対策の一環としてどれだけの効果があったのかがわかればお願いします。中学校卒業までの医療費助成は住みたい町を選ぶための移住促進にもつながります。近年、他市町村から南国市への転入は増加しているのでしょうか。
 病院で受診した際、窓口での自己負担が要らないため過剰受診を懸念する声がありますが、南国市ではどうなのでしょうか。年齢別の医療費データがあるのかわかりませんが、南国市は適正な医療受診がされているのかどうかがわかれば御答弁をお願いします。
 受診する頻度は個人個人の体調により違うので、そこまではわからないかもしれませんが、特に年間の受診が多い子供がいる場合にはその家庭へ何か手助けになるようなことをしているのでしょうか。逆に1年を通じて1度も病院で受診したことがない健康な子供はいるのでしょうか。それぞれ御答弁をお願いします。
 最後に、公用車についてです。
 南国市の公用車の種類と台数はわかりませんが、それらの一部を市民に貸し出すことができないのかをお聞きします。松山市では公用車の貸し出しが制度化されています。制度の概要としては、自治会やPTA等の市民団体が行う美化、清掃活動やスポーツ、文化活動等の公益活動を支援するため、市の業務に支障のない範囲内で市民団体に対して公用車を貸し出しする制度となっています。全国のその他の市町村でもこういった取り組み事例はあります。高知県内での取り組み事例があるかどうかまでは調べていませんが、南国市が取り組むことができれば、もしかしたら県内初の試みとなるのかもしれません。この貸出制度があれば、自治会、PTA、保護者会や市民団体が何かの活動で貨物車両等が必要なときに非常に助かります。若い方が中心の団体は軽トラックなどを所有している方が特に少ないので、車両が必要なときに所有されている方を探すのに大変苦労されています。公用車の貸し出しが制度化されれば、探す手間が省けますし、その他のことへ力を入れて活動ができます。南国市で実施するとするならば、対象の貨物車両は軽四トラック、軽四の箱バン、2トントラックなどになると思います。南国市のさまざまな活動団体がそれぞれの思いでされている活動を円滑に進めていくため、それを助ける一つの手段として南国市でも公用車の貸し出しを始めていただけないかをお伺いします。
 以上が1問目となります。それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 岩松議員さんの中学校給食についての御質問にお答えをいたします。
 中学校給食センター建設工事につきましては、これまでも議員の皆様や市民の皆様方の御協力、御理解のもと、今日を迎えておるところでございまして、まずもって最初に感謝を申し上げたいと思います。
 現在の進捗状況でございますが、建設、電気工事につきましては、今月末の完成を目指して最終段階に入っております。この両工事の竣工検査は7月中旬に行う予定です。一方、厨房機器を含む機械設備工事は7月末までの工期となっております。建物もすっかり建ち上がり、でき上がってまいりました。
 また、現在募集をかけております調理等業務委託に係るプロポーザルの実施後、受託業者との委託契約を結び、委託開始日は11月初旬を予定しております。その後、試行業務を経まして、12月1日より完全実施ができますよう諸準備を進めております。
 市民の皆様へのお披露目につきましては、内覧会という形で広く市民の方々にお越しをいただき、中学校給食に対する期待や理解を深めていただく機会になればと考えております。開催期日等につきましては、適切な時期を市の広報等でお知らせしたいと考えております。
 次に、学校側の準備といたしましては、受配校の整備として保管室整備の設計委託を現在行っておりまして、7月から9月にかけて工事を行うこととしております。また、円滑なスタートが切れるよう配送計画や給食費の徴収方法、給食の準備から後片づけまでの流れについて、学校長や養護教諭、事務職員等との打ち合わせを継続的に進めてまいりたいと思います。
 また、給食費につきましては、9月議会に提案を予定しています学校給食センター設置条例や施行規則等に示されます運営委員会で検討し、教育委員会で決定してまいりたいと考えております。また、徴収方法につきましては、小学校での徴収方法を踏まえまして、連続性のあるものにしていきたいと考えております。
 今後、保護者の皆様にはアレルギー対応や給食費、徴収方法等、関係機関との調整が済み次第、順次お知らせをしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 岩松議員さんから小中学校のプールについての御質問といいますか、御提案がございましたので、お答えをさせていただきます。
 夏休み中に小学校プールを市民開放すればという御提案をいただきました。公共施設の有効活用は大切なことであり、これは学校施設も例外ではありません。教育委員会といたしましても、市民の健康促進や体力向上に寄与することは積極的に進める役割にあると考えております。
 今回御提案をいただきました、実際プールの利用状況を調べてみたところ、例えば久礼田小学校は夏季休業中、19日間、1日2時間程度開放しており、毎日20人から30人ぐらいの利用があるようです。大人がたくさん来て子供が利用しにくくなっても本末転倒となりますので、今後子供の声も聞きながら対応を考えていきたいと思います。
 また、同じ時間帯での市民開放は無理があるようにも思いますし、違う時間帯で行うとなりますと、管理監督の問題が出てきますので、クリアしなければならない課題はたくさんあります。
 次に、プールの監視員の件ですが、どこの学校も現在人づてに探したり、また中学校へ依頼をしたりというようなことで、大変苦労しているのが現状です。本来は夏休みのプール開放の主催者であるPTAが、みずから監視員として救命講習を受け実施していきたいのですが、現状は成人がなかなか見つからず、高校生が監視員の約半数を占めております。
 岩松議員さんから御提案をいただきました卒業生へのメールによる募集につきましては、大変効果的であると思います。しかし、責任も重大である監視員ですので、第一義的には保護者にお願いしつつ、あくまで補助的に学生にお願いをしていくということで御理解を頂戴したいと存じます。
 次に、学校プールの将来的なあり方について御提案をいただきました。これにつきましては、事務局においても話題としては出ております。以前、前田議員さんから御提案もありましたファシリティーマネジメントの考え方、つまり公的財産を民間利用とか、民間財産を公的利用することによって財産、資産を有効的に活用する、このようなことで、何かないかと考えていたときに、千葉県佐倉市が民間のプールを学校が利用し、プールの跡地を教育的に利活用することにより約13億円の支出を削減することが情報として伝わってまいりました。現在この資料等を集め、内容を確認していきたいというふうに考えております。
 本市におきましては、民間プール所有者が学校のプール開き前に近くの小学校に開放していただいている例も先日の高知新聞でも紹介されました。これを発展させたプール利用ができないかという話も一つの案としては持っております。今後は市内小中学校のプールの改修、改築計画と並行して、こういった取り組みについても皆様の御意見を賜りたいと存じます。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 子育て支援課長。
      〔子育て支援課長 田内理香君登壇〕
○子育て支援課長(田内理香君) 岩松議員さんの子供の医療費助成についての御質問にお答えいたします。
 これまで国は、窓口でお金を払わずに医療にかかれるようにすると過剰受診につながるとして、現物給付による子供の医療費助成を行っている市町村に対しましては国民健康保険の療養給付費等負担金などの減額調整をする措置をとっておりましたが、岩松議員さんがおっしゃられるとおり減額調整のペナルティーは国として進める少子化対策に逆行、廃止による各自治体では他の子育て支援策に財源を充当できるなどにより、平成30年度より未就学児の医療費助成に係る国民健康保険の療養給付費等負担金は減額調整措置が廃止されることになっております。本市の平成27年度の減額調整措置金額は約227万円であり、決して大きな金額ではありませんが、減額調整がされなくなることで子育て支援の施策に有効に活用できないか、関係部署と協議をしてまいります。
 また、今回の減額調整措置廃止の対象とならない、中学3年生までの就学児童の平成27年度減額調整措置金額は約127万円となっております。今後は国の動向も注視しながら、また子育て支援施策を進める上での必要な財源確保のため、国への要望等を関係部署と検討してまいります。
 次に、本市では中学生の医療費無償化を平成26年度10月より開始をしておりますが、無償化前の平成25年度と無償化後の平成27年度の医療費助成額を比較しますと、約3,000万円の増額となっております。これによる少子化対策の効果についての精査は行えておりませんが、中学生を持つ家庭の負担軽減は図られていると思われます。
 また、移住・引っ越しなどを考える子育て家庭などにとって、移住・引っ越し先の子育て支援の充実は重要なポイントであり、子育て支援施策の一つである子供の医療費助成事業も少なからずとも影響を与えると考えております。
 次に、お尋ねのありました他市町村からの南国市への転入者数は平成26年度2,015人、平成27年度1,995人、平成28年度1,932人であり、世帯数は平成26年度1,227世帯、27年度1,214世帯、28年度1,198世帯と、過去3年間では残念ながら減少していることを市民課のデータにて確認をしております。
 次に、過剰受診につきましてお答えいたします。子供の医療費助成は、持病のある子供を抱える家庭や所得の低い世帯にとっては大きな支えになっていると思われます。窓口負担によって本来必要な受診が抑制されたケースが、適正な受診につながったケースもあると思われます。子供の受診には保護者などの付き添いが必要ですので、過剰な受診にはなりにくいという考え方もある一方で、自己負担がないことでコンビニ受診といった言葉に象徴されるように過剰な受診行動を招いているのではという分析もあるようですが、子育て世帯の負担を軽減する施策であることには違いないと考えております。
 なお、南国市においては、年齢別の医療費助成額のデータについては現在のところ抽出ができておりません。受診歴についても把握はできておりませんが、小学生の上級生や中学生の中などには1年間の間に受診歴のない健康な児童がいると思っております。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 総務課長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 西山明彦君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦君) 岩松議員の公用車についての御質問にお答えします。
 御質問の公用車の貸し出しについてでございますが、御紹介のありました松山市では、貸出車両といたしましては、2トントラック、1.5トントラック、軽トラックでございまして、また貸し出しの対象につきましては、自治会、PTA、スポーツ少年団、子供会、高齢クラブなどとなっております。貸し出しの対象活動でございますが、環境美化活動、スポーツ・文化活動、防災・防犯活動及び交通安全活動などとなっております。また、貸出日、貸出時間でございますが、土日祝日の午前7時から午後7時までとなっております。
 本市では公用車の管理につきましては、現在各課がそれぞれで管理しておりまして、一括での管理は行っておりません。市民の皆様に貸し出すためには、日ごろから乗りなれない車両の運転ということになりますので、特に事故などの万一の場合を想定して十分検討する必要がございます。公用車の事故につきましては、財政課で対応しておりますが、特に保険をどうするのかという問題がございます。現在は全国市有物件災害共済会で対応しておりますけれども、これは対象が公務に限るということになっております。本市は貸し出しの対象となる車両も多く保有しておりませんので、現在のところ公用車を貸し出すことは考えておりません。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) まず、プールの市民開放の件ですけれども、今のところちょっと難しいということで御答弁をいただきました。もちろんすぐにできないことはわかっておりますし、子供たちと同じ時間でするというのも無理があると思いますし、管理監督、その他の課題も多いと思いますけれども、他市町村ではそういった事例もありますので、そういったものをまた参考にしていただいて、今後の検討課題としていただいて、またこの市民開放ということができるように少しでも前向きに検討していただきたいと思います。
 また、プールの監視員の件ですけれども、大変苦慮されているということも理解していただいているようで、またメール配信等を利用してということで提案もさせていただきました。保護者に連絡して、補助的に学生にお願いしていくということですので、私の子供も去年監視員をさせていただいて、そこでまた心肺蘇生法とかの講習も受けさせていただいて、大変勉強になったということと、そしてそのアルバイト料ですね。意外と時給がよくて、たしかことし手紙も来てましたけれども、2時間半ぐらいで2,700円ぐらいいただけるということで、高校生にとっては大変いいお小遣いにもなりますし、またそういう金額提示も含めて高校生にできるだけ協力していただけるように今後もしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 プールの民間の利用というところですけれども、今後のことをずっと検討してからのことになりますけれども、プールはもちろん火災時の防火水槽の役割もありますので、地域の水利確保のことも考えてとなりますけれども、プールの整備は目前に差し迫っておりますので、早急に今後も、私が提案したことも含めて検討していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それから、中学校給食センターのことに関しては、はっきりとした12月1日完全実施というお答えをいただきまして、またその他、今後のスケジュールについても教育長から詳しい御答弁いただきまして、ありがとうございました。ぜひ内覧会もあるということで、私ども議員も含めて楽しみにしておりますので、今後もそれに向けてしっかりと取り組んでいただきますようにお願い申し上げます。
 次に、子供の医療費助成についてですけれども、課長のほうから未就学児のほうでは約227万円ということでの減額がされなくなるということで、もちろんこれが減額されなくなったからといって全てを子育て支援に回すとかいうことにはならないかもしれませんけど、先ほどの課長答弁でもありましたように、できるだけ子育て支援に回していただくように再度お願いしておきます。よろしくお願いします。
 それで、過剰受診につきましては、国や、それから有識者の間ですごく心配されておりまして、過剰受診ということがよく出てきますけれども、私は乳幼児、それから小学生、中学生の受診には付き添いが大体必要になってきますので、過剰な受診にはなりにくいとも思いますし。仮に医療費助成によって受診がふえたのであれば、それは先ほど課長のほうからも言われましたけど、窓口負担によって本来必要な受診が抑制されていたということになると思いますので。また市長におかれましては、今後は市長会等を通じまして、減額のペナルティー廃止を求めていっていただきますようお願い申し上げておきます。
 子供の医療費助成については、親にとっては大変ありがたい制度です。子供は市単独事業により医療費が無料であったとしても、利用者サービスに対して費用が発生していることを利用者に認識してもらうことが重要であり、かかった費用がどの程度であったのか、またその費用をどのように負担しているのかを利用者一人一人に伝えていくことも大切だと思いますので、これについても、今後の検討課題としていただくように担当課長のほうにお願いしておきますので、よろしくお願いいたします。
 この子供の医療費助成についての2問目としまして、先ほど答弁にはなかったと思いますけれども、受給者証と一緒に今どのような書類が送付されているのかということと、あわせて小児救急電話相談番号というのがありまして、私の子供が小さいときにはこれなかったように思いますけれども、♯8000という番号がありますけれども、これの周知はどのようにされているのか、お聞きします。
 そして、公用車の貸し出しのことについてですけれども、残念ながら貸し出しはできないという御答弁でしたので、大変残念なんですけれども。もちろん課題はたくさんあって、懸念されていることはわかりますし、保険のことや、いろいろその他の課題についてもわかりますけれども、他市町村でも当然進めていっているところもありますので、そういった他市町村の事例も参考にしていただいて、これもいつかはできるように前向きにかなり検討していただけたかと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 それでは、この公用車の件で2問目として、1つ質問させていただきます。
 公用車を運転するためには自動車の運転免許が必要なことは当然であります。近年では免許証の更新を忘れて失効している方もいるとお聞きすることがあります。また、免許証の種類が変わってきたこともあり、オートマ限定車といった免許証の方もいます。そこで、公用車を運転する職員の免許証の種類や更新日などの把握はどのようにされているのかをお聞きします。免許証を持たない方もいると思いますので、あわせてその方の把握もされているのかについても御答弁お願いいたします。
 また、運転免許証を全員が持っている消防署では、その把握と管理はどのようにされているのかを質問します。また、この件は消防長が先に御答弁をお願いします。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香君) 岩松議員さんの2問目にお答えいたします。
 受給者証と一緒に南国市乳幼児等医療費助成制度の御案内を送付しております。制度の概要、対象児、受給者証の使い方、更新などについて説明をしたA4の裏表の文書となっております。
 次に、県事業である高知子供救急ダイヤル♯8000につきましては、夜間子供のぐあいが悪くなり、心配になった際に看護師が電話で相談に応じることにより夜間、休日の救急医療を維持し、適正な受診を推進するシステムですが、南国市では、保健福祉センターが発行しております子育て世帯向けのゆうゆうガイドに休日、夜間の救急ガイドのページにほかの情報とともに掲載し、周知を図っております。また、保健福祉センターでの乳幼児健診の際にお知らせをしたり、保育施設からも保育だよりなどで情報提供を行っておりますが、受給者証と一緒にお送りしております文書に記載をして周知をするなどの方法も、早速取り組んでいきたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 消防長。
○消防長(小松和英君) 岩松議員の御質問にお答えいたします。
 消防本部では毎年度初め4月に、私を含めまして全職員の免許証のコピーを徴集しております。そして、半年後の10月に各所属長によりその時点での免許証の確認をしているということになっております。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦君) 岩松議員の2問目の免許証の種類及び更新日の把握ということでございますが、まとめての把握は行っておりません。職員の採用条件に運転免許証資格は問うていませんので、当然運転免許証を持っていない職員もおりますけれども。今現在、更新日も含めて把握しておりませんが、職務で公用車に乗車する場合には運転免許証は必ず必要と、その命令を下すのは所属長でありますので、先ほど消防長の答弁にありましたように年度初め及び10月というようなことがありましたので、そういった形で各所属長が把握するように努めていきたいと思います。
○副議長(岡崎純男君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) ありがとうございました。
 小児救急電話相談番号については、一緒に書いて周知を図っていただくということですけれども、もちろんそれはやっていただいて。これはちょっと難しいかもしれませんけれども参考までに、受給者証ですよね、あれはもう必ず皆さんどこかに入れて病院に行くときも持っているはずなんですよ。だから、手紙で文書で回したときにはもちろんその番号がわかったとしても、捨てる可能性ってすごくあると思いますけれども、受給者証だけは絶対なくさないと思います。その受給者証にその♯8000という番号がどっか下の枠外のところにでも載っていれば、いつでも確認することができますので、そういった方法もひとつ入れていただいて、考えていただきたいと思います。
 また、運転免許証のほうについては、今のところ把握されていないということで答弁いただきまして、もちろん危機管理課を中心に交通安全に推進しているわけですし、春の全国交通安全指導週間のときには所属長の皆さんにも人間看板や桃太郎旗等で出ていっていただいておりますので、免許証の把握をしてないということが私はちょっとびっくりしましたけれども。当然、今毎議会のように公用車での事故による報告等も上がってきておりますけれども、免許証の把握すら既にされてないわけですから、その自己申告で把握されているということですので、万が一免許を持たない人が持っているとうそをついて公用車を運転していて事故が起こる場合も起きてくるということが想定されますので、先ほど答弁にもありましたようにしっかり所属長を含め、所属長だけでやると負担も大きくなるかもしれませんので、その下には係長もいますので、係長が把握するなどして、しっかりと運転免許証については把握をしていっていただきたいと思います。
 以上です。