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検索結果 »  平成29年 第396回 市議会定例会(開催日:2017/06/09) »

一般質問1日目(村田敦子)

質問者:村田敦子

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 12番村田敦子さん。
      〔12番 村田敦子君登壇〕
○12番(村田敦子君) 第396回南国市議会定例会におきまして、市民の方々の代弁者として質問を行います。
 1問目は、公共交通についてです。
 最初に、南国市立地適正化計画の徒歩圏人口カバー率について質問します。
 平成29年3月付の南国市立地適正化計画の公共交通の徒歩圏人口カバー率では、鉄道及び路面電車の駅より徒歩圏800メートル圏域、バス停より300メートル圏域並びに乗り合いタクシーの利用圏域を示し、平成22年時点で約77%、カバー人口3万7,927人となっていますが、高齢者人口が30%に届こうとしている現在、鉄道、路面電車の800メートル圏域は徒歩圏としては遠く、バスの300メートル圏域でも、自宅からバス停まで20分から30分近くかけないと行きつけない高齢者の実態があります。そのため、危ないから車の運転をしないで、免許を返納して、と家族に言われながら運転を続けています。70歳後半から80代の高齢ドライバーが、配偶者を乗せて、道路の真ん中を20キロから30キロのスピードで通っていきます。よう歩かんき仕方ない、と言われています。こういう状況を把握されての徒歩圏カバー率でしょうか、お伺いをします。
 次に、乗り合いタクシーの運行実績について質問します。
 乗り合いタクシーであれば、自宅からの送迎で、歩行が困難でも利用しやすいと思われます。北部地域の方が対象で、利用登録を行い、バス停までの送迎日時を予約する方式だと聞いていますが、利用状況についてお聞きします。また、市内独自路線として、とさでん交通に委託しているバスですが、多いときで4人ぐらい、誰も乗っていないことを多く見かけますが、その利用状況についてもお聞きします。
 2問目は、介護事業について質問します。
 最初に、平成30年度からの第7期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の策定に向け、5月に65歳以上の高齢者を対象に行った生活実態及びニーズ調査のアンケートについてお聞きします。ことし4月時点での65歳以上の方は1万4,270人となっていますが、何通送られ何通の回答があったのでしょうか。
 次に、6月広報にも掲載されています2カ所目の地域包括支援センター設置についてですが、包括支援センターの設置基準は高齢者6,000人を対象ということで、1万4,000人に1カ所では不十分なので、北部に設置するよう法人を募集すると聞いています。業務内容は既存の包括支援センターと同じだと思うのですが、北部地域の高齢者の方々のニーズが把握され、必要なサービス提供につながることや、介護予防・日常生活支援総合事業の充実が期待されます。しかし、5月26日、衆議院を通過した介護保険等改悪法案が参議院で強行採決されました。2018年4月からの実施項目の中には、認定率の低下、介護給付費の抑制、そういう成果を上げた市町村を財政支援するとあります。包括支援センターは、介護予防に重点を置き、要支援者の自立を目指す組織です。この介護法案改悪による財政支援獲得を目指し、市は包括支援センターに介護保険外しに拍車をかけさせ、無理な自立支援の促進を指導しないでほしいと思います。あくまでも、個々の高齢者の状態に即した必要な支援につなげることを指導してください。介護の卒業をさすために、ほら歩けるやいか、80になってもみんなあ自分でやりゆう、甘えたらいかんなど、きつい言葉を投げつけられた方々は、もうえい、嫌な思いはしとうない、死にたいと、必要な支援を受けることを諦めています。新たに開設する包括支援センター、既存のセンターに、高齢者の方々にどのように向き合い、どのような成果を求めていくのかお聞きをします。
 3問目は、住宅太陽光発電システム設置事業について質問します。
 2009年から補助を行い進めてきた住宅太陽光発電システム設置事業ですが、2016年度交付件数43件のうち、市内業者による設置が3件というのは余りにも少ないのではないでしょうか。市内業者施工の場合は、1キロワットにつき5万5,000円の補助で、市外業者施工の場合は1キロワットにつき3万円と、2万5,000円の補助差があり、補助上限の4キロワットの設置の場合10万円の補助差があります。にもかかわらず、市内業者による設置が7%足らずという原因はどこにあると考えられますか、お聞きをします。住宅耐震工事においても、市内業者による工事の場合、10万円の補助金が上乗せされるため、市内業者による工事が2014年度末時点で72.9%を占めています。
 4問目は、西部保育所について質問します。
 西部保育所は、1975年3月建築で42年が過ぎ、43年目となっています。耐震改修がされているとは言っても、40年前の社会背景と今では大きく変化をしています。朝夕の送迎に関しても、車がひしめき合い、駐車スペースがなく、路上にとめて迎えに行っている間に駐禁の切符を切られた保護者も出ています。2015年6月議会における中山議員の公立保育園におけるゼロ歳児保育実施の質問への答弁で、現在、施設の老朽化に伴う改築工事準備を進めております。長岡西部保育所でのゼロ歳児保育の実施を考えている。保育業務の実施をしながらの工事となるため、園児に負担がかからないよう配慮が必要なため工期が長くなることが予想され、ゼロ歳児保育の実施は平成30年度からと予定をしている、と答えられています。2016年、2017年度で大規模改修工事が行われ、ゼロ歳児保育の実施により需要が供給を上回る現状を改善、待機児童解消、駐車スペースの確保、送迎時の入り口での混雑解消が図られるはずでしたが、さきの答弁が宙に浮いているとの保護者からの指摘がありましたので、どうなっているのかをお聞きします。
 以上で1問目を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。企画課長。
      〔企画課長 松木和哉君登壇〕
○企画課長(松木和哉君) 村田議員の公共交通についての御質問にお答えをいたします。
 本年3月策定の南国市立地適正化計画におきまして、公共交通の人口カバー率を算定するに当たりまして、バス停より300メートル圏域などと設定をしていることにつきましては、国土交通省が示す評価手法の例に沿ったものでございます。この人口カバー率の設定につきまして、高齢者への配慮が足らないのではないかと御指摘でございますけれども、このカバー率は公共交通をこれから考えていく上で、公共交通空白地を明らかにすることでこれからの公共交通を考える検討材料の一つとするものでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
 また、市内に独自のバス路線として運行しております3路線の利用状況につきましては、平成27年10月から28年9月までの1年間のICカード利用者の集計とはなりますが、植田からJA高知病院線が延べ6,629人、前浜からJA高知病院線で延べ3,285人、医大から久枝線で延べ9,374人となっておりまして、前年と比較をしましてほぼ横ばいの利用状況となっております。
 また、中山間地域で運行しております乗り合いタクシーにつきましては、平成28年4月から29年3月までの1年間の利用状況でございますけれども、延べ343人、運行便数で300便となっておりまして、こちらにつきましても昨年と比べまして横ばいの利用状況となっております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 島本佳枝君登壇〕
○長寿支援課長(島本佳枝君) 村田議員さんの御質問にお答えいたします。
 第7期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の策定に向けて、5月に介護予防・日常生活圏域ニーズ調査を実施いたしました。要介護認定を受けている方また介護施設に入所されている方などを除く、65歳以上の1万2,271人に調査票をお送りし、6月8日現在で1万317人から回答をいただいており、現在の回収率は84%となっております。高齢者の心身の状況や生活実態を調査することにより、これからの高齢者施策を検討していく上での貴重な資料として計画策定に反映させてまいります。
 次に、包括支援センターにつきましては、高齢者6,000人に対して1カ所の設置が目安とされていますが、本市では平成29年5月末の65歳以上の高齢者数は1万4,275人でありますが、現在、1カ所の設置で社会福祉協議会に業務を委託しております。高齢者の安心な生活を支えるための拠点としてさまざまな相談に対応しておりますが、近年は相談件数、また困難事例が増加し、支援を必要とする高齢者を十分に把握することが難しい状況となってきています。団塊の世代が75歳以上となる2025年から、介護を必要とする高齢者が急速に増加することが予想されることから、本年度に2カ所目の包括支援センターを設置し、体制強化を図ることとしております。包括支援センターが円滑に業務を行い、より一層高齢者に対するきめ細かい対応ができるような体制整備に向けて、今後も取り組んでまいりたいと考えております。
 また、介護予防ケアマネジメントとして、要支援の方のケアプランは、病状などを十分に把握した上で包括支援センターが作成しております。新規の方の要支援と要介護1のケアプランにつきましては、地域ケア会議においてサービス事業者、ケアマネジャーにも参加していただき、理学療法士や薬剤師、歯科衛生士、管理栄養士などの専門職によるアドバイスをいただきながら、要支援から回復していただけるよう、また要介護状態にならないように自立への支援、取り組みを行っております。しかしながら、介護や支援が必要な方に対しては、状態に合ったサービスが適切に受けられるようにケアプランを作成しております。市といたしまして、高齢者施策を進めていく上で、包括支援センターとは常に協議を行い連携を図っておりますので、包括支援センターに対する御意見、御相談につきましては、長寿支援課まで御連絡いただくようお願いいたします。今後も、高齢者の方から信頼される包括支援センターであるように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 環境課長。
      〔環境課長 谷合成章君登壇〕
○環境課長(谷合成章君) 村田議員さんの御質問にお答えをいたします。
 本市では、地球温暖化防止対策として、市民の皆様が再生可能エネルギーを積極的に利用していくことを支援するため、平成21年度から住宅用太陽光発電システムの設置費用の一部を補助いたしております。これまでの設置数は491件で、出力合計は2,380.61キロワット、年間CO2削減量は約1,860トンとなっております。
 また、市内業者への上乗せ補助につきましては、当初1キロワット当たり1万円で上限4キロワット、最高4万円の上乗せでスタートいたしましたが、平成24年度から現在の1キロワット当たり2万5,000円で上限4キロワット、最高10万円の上乗せをしております。市政報告で御報告申し上げましたとおり、昨年度は43基の設置で、うち市内業者による施工は3基となっております。少なかった大きな理由は価格であると思いますが、市外業者の新築、改築、例えば太陽光発電システムが標準装備されている商品による設置など、さまざまな理由があるのではないかと推察をされます。市内業者の活性化を図るための上乗せ補助でございますので、今後、活性化についての検討を重ねてまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 子育て支援課長。
      〔子育て支援課長 田内理香君登壇〕
○子育て支援課長(田内理香君) 村田議員さんの長岡西部保育所の大規模修繕工事についての御質問に対し、お答えをいたします。
 長岡西部保育所大規模修繕工事については、平成28年度から29年度にかけて実施をする予定をしておりましたが、街路事業の移転補償、中学校給食センターの整備、大篠小学校放課後児童クラブ新設整備など、大きな財源が必要となる事業と重なったことにより平成28年度には予算措置ができず、工事は延期となっておりました。長岡西部保育所は昭和50年に建築された施設であることより老朽化が進んでおり、早い段階での修繕工事などは必要であると考えております。当初の大規模修繕工事では市費のみでの工事を予定しておりましたが、有利な制度の活用による整備の実施について、現在、関係部署との協議を進めており、少しでも早い段階での整備を行っていきたいと考えております。
 長岡西部保育所駐車場については、保育所隣接の駐車場が手狭であることより、保護者の方や地域の方に大変御迷惑をおかけしております。今月、近隣に職員駐車場の整備ができたことより、現在の駐車場に保護者駐車スペースがふえ、保護者の方の御負担が減ることになると思われます。
 ゼロ歳児保育につきましては、大規模修繕が延期となっていることより、長岡西部保育所でのゼロ歳児保育の実施開始が延期となっております。他の公立保育所で、早い段階で実施する方向もあわせて現在検討しております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時49分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(西岡照夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 村田敦子さんの一般質問を続行いたします。12番村田敦子さん。
○12番(村田敦子君) それぞれに、1問目の御答弁をいただきましてありがとうございます。
 最初の公共交通の徒歩圏カバー範囲なんですが、国土交通省の例に従ったものということで、やはり地域によってそれは違ってくると思います。だから、やはり高齢化が進んでいるところでは、そのカバー圏というのはもう少し狭い範囲でつくったほうが実態にそぐうものになると思いますので、そのことを考えていただきたいです。
 そして、市独自の公共交通についてなんですが、それについて、2017年度当初予算で総務費に交通関係事業費が6,743万4,000円計上されています。その中で、近隣自治体とつながる公共交通路線の補助金は、他の自治体も負担しているものであり、市も負担すべきものです。市独自の分としては、一般乗り合いバス運行委託料1,524万円、地域公共交通確保維持事業費補助金1,883万円で、双方で3,407万円です。
 岡山県総社市の面積は211.9平方キロメートルで、南国市の約1.7倍の広さです。人口は6万8,335人と、約2万人多い自治体です。2017年度の当初予算は約260億円で、人口規模割合からすると南国市より少ない当初予算ですが、新生活交通事業予算として6,000万円を計上しています。市内全域の4つのエリアから共通エリアに行き、共通エリアから4つのエリアにと、行き便、帰り便とも1時間ごとに運行されます。総社市内に居住されている方が対象で、利用者登録をすると1週間前から1時間前まで予約ができます。乗降地点を告げると、雪舟くんと名づけられた5人乗りのワンボックスカーが順番に迎えに来てくれ、目的地におろしてくれます。1乗車300円で、未就学児は無料、小学生、障害者、要支援・要介護認定者、介助者は200円です。300円の人には、おりるときに50円の割引券が渡されるので、次回から250円で利用ができます。市内66件の医療機関では、診察の時間を見計らい、病院の受け付けが本人にかわって雪舟くんの予約をするサービスを行っています。雪舟くんの運行が高齢者の外出を促進し、身体機能、認知機能の低下を緩和すると考えておられるということです。2016年度の1日平均利用人数は213人で、できるだけニーズに応えようとしていますが、1日に10人ぐらいお断りしたことがあり、もう一台ぐらいふやしたいとも考えているということです。イベントがあって、予約が250人になったときは、雪舟くんの運行事業者であるタクシー事業者5社及びバス事業者2社から車を借り上げて運行したということです。予約を受け、各エリアごとの配車運行表に入力をするオペレーターの事務所は庁舎内に設置されていて、雪舟くんにオンラインで伝わっていました。6,000万円のうち、1,000万円がこのオペレーター事務費で、5,000万円が運行事業者7社への委託料です。財源は1,100万円が乗車料金で、4,900万円が市の負担ということです。
 2010年7月に、65歳以上の方がおられる世帯2,900世帯に交通手段に関するアンケートを実施し、1,939件67%の回収率でした。便数が多い、家の前まで来てほしい、安い料金がいい、という多く寄せられた回答をもとにした交通弱者である高齢者がメーンの施策の利用者は、80代の4割強を含む60代以上が81.6%と計画どおりとなり、利用者の満足度が高い事業となっています。毎年、利用者と未利用者へのアンケートを実施し、評価、改善を行っています。また、今は運転できているが、できなくなったときには雪舟くんを利用できるから安心と、いう未利用者からの回答も多く寄せられているそうです。
 総社市の高齢化率と南国市の高齢化率は同程度です。高齢者ドライバーによる事故の増加を防ぐには、免許を返納しても引きこもらず、返納前と同様に外出できる総社市のような交通事業の導入が必要ではないでしょうか。また、そのことは介護給付費や医療給付費の軽減にもつながりはしないでしょうか、お聞きをします。また、市独自の交通事業費として3,407万円を使っているのですから、それを整理して市民が利用しやすい事業に転換することも可能ではないでしょうか。
 介護の生活実態及びニーズ調査のアンケートについて、要介護認定者、施設入所者を除く1万2,271人の方にアンケートを送られて、1万317人84%の回答があったということです。確かに、もう65歳以上になったら自分が介護が必要になってくる、また今必要としているという方もおられることから、高い回収率となっているとは思います。けれども、その受け取られた方の中に数名から問い合わせがありまして、その質問の中に、友人がいるか、相談できる人がいるか、お金に困ってないかなど、家の中や心の中をのぞかれるような質問があり、回答用紙には住所、氏名のシールが張られていて、気持ちが悪い、送りたくない、抵抗感があるということでした。介護サービスを受ける必要がある方は、家族や親類などが申請をしてくるだろうし、独居高齢者宅には包括支援センターの職員が訪問して実情把握に努めていると聞いています。市の高齢者の生活実態及びニーズ傾向を調査するのなら、無記名ではいけないのでしょうか、お聞きをします。
 地域包括支援センターは、高齢者の実態に即したサービスにつなげる、そういうことを基本にきめ細かい対応をされるという答弁をいただきましたが、この改正介護保険法は地域包括ケアシステム強化法ともいうことで、その地域包括ケアシステムを強化するというのは自立者をふやしていく、そういうことを強化していくという方向ですので、それに対しては市の指導がとても大切になってくると思います。高齢者に対する言葉遣いから始まる態度。高齢者は、やはり私たちの大先輩です。たとえ認知症になりかかっていても、尊敬の気持ち、そういう気持ちを持って、包括支援センターの職員には対峙をしてもらうことを指導していっていただきたいと思います。
 そして、西部保育所についての大規模改修は、ほかの大きな事業と重なり、予算獲得の面で延期となったと言われています。そして、その財源確保のために国の補助のある方法を検討しているということですが、その補助のある方法を大規模改修ではできないのか。また、大規模改修でそれができないので新築にするというのであれば、いつごろにどちらを選択すべきかということを結論を出されるのでしょうか。そこからのまた動きになっていくと思うので、そのことをお聞きします。
 また、車が通り危ないということで園庭の門扉が常時閉じられているため、保育所南側道路を以前は送迎時に園庭から各部屋に直接行けていたため、子供の送迎時、入り口の混雑はありませんでしたが、今はそういう状態で混雑をしています。朝8時から9時の登園、夕方4時から5時の退園時だけでも、園庭南側の道路に車の進入規制をかけられないのでしょうか。子供を預け、急いで仕事に向かわなければならない、また、退園時にも急いで子供を連れ、身内に預けてまた仕事に行かなければならないという保護者の方もおられますので、そのことをお聞きします。御答弁よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(松木和哉君) 村田議員さんの2問目の御質問にお答えをいたします。
 先ほど、村田議員さんより御紹介がありましたとおり、市内の独自で走らせておりますバス路線3路線と乗り合いタクシーのそれに対する市の補助額としましては、平成28年度の実績で3,440万円でございます。さきの議会におきましても、こうした現状の公共交通のあり方について検証を進めるということと、高齢による運転免許返納者への対策、通院・買い物への移動手段の確保など、公共交通への行政のかかわりや責任が強く求められているところでございまして、本年度、地域公共交通網形成計画の策定に向けた基礎調査を行うべく準備を進めておるところでございます。あわせて、交通の事業者や道路管理者などで構成されます南国市地域公共交通会議で協議をしまして、これからの中・長期的な交通体系の検討を進める予定としております。
 先ほど、村田議員さんのほうから、岡山県の総社市のほうで平成23年度から公共交通の空白地の解消、また高齢者の移動手段の確保を目的としまして、市内全域を9台の車両でデマンド運行の実施をしておるところでございます。私も総務常任委員会の行政視察に同行させていただきまして、勉強させていただいたところでございます。本市におきましても、計画策定のこの議論の中で、コミュニティバスやデマンド交通を含む交通体系の見直しを視野に入れまして、この南国市地域公共交通会議におきまして、高齢者に優しくまた高齢者の外出支援という観点からも、本市の特性に応じた交通体系の検討をしてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝君) 村田議員さんの2問目の御質問にお答えいたします。
 介護保険のアンケート調査票に宛名ラベルを貼り送付をしていることにつきましては、生活実態の課題を中学校区ごとに把握し分析を行うこと、また独居の高齢者などで未提出の方に対しましては連絡するなど、万一介護や支援が必要な場合に対応することなどを考えております。
 そして、包括支援センターを含めまして高齢者の方に対する接し方ということにつきましては、介護や支援が必要な高齢者の方には丁寧な対応を指導しているところであります。また、わかりやすい言葉で説明することも必要と考えておりまして、相手の立場に立って接すること、このことを職員に対しても今後指導してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香君) お答えいたします。
 現在検討しています有利な制度は、大規模改修でも可能と認識をしております。今後、大規模改修または新築、どちらが効率的で安全な整備工事ができるのか、関係部署と検討して早い段階で決めていきたいと考えております。
 直接進入ということですが、正門から入ってということで捉えてよろしいでしょうか。送り迎えに関しましては、現在、どこの保育所も園庭から各クラスの前までの送り迎えをしていただいてます。少し遠回りという不便さがありますので、それらも踏まえて新しく工事をする際には、効率的な進入の仕方を検討してまいります。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 12番村田敦子さん。
○12番(村田敦子君) 南国市の公共交通については、私たちもだんだん年をとっていきます。そして、団塊の世代の方がもうすごく多くなって、その方たちが認知症とかそれから病気が悪化したりとか、そういうことなんかも外出をしないことで高まっていく。そういうことを避けるためにも、すぐちゅうちょなく運転免許証の返納も、今高齢者の大きな事故が大変問題になっておりますので、安心して年をとっていける、免許証もいつでも返納しても今までと変わらない生活ができるというような、それは私たちの未来にも非常に有効でつながっていくことですので、そういう交通システムを早期に確立していくように、調査もしながらあらゆる例を検討しながら、形づくっていっていただきたいと思います。
 西部保育所の場合、新築ではなくても大規模改修でも対応できるということですので、保護者たちは自分の子供たちによりよい保育環境を求めておりますので、できるだけ早くに結論を出し、取りかかっていただきたいと思います。それから、先ほど言いました園庭からのことなんですが、園庭の各部屋でもちろん預け、そして迎えて帰るがですが、そのときに、今、園庭の南側の道が危ないということでずっとそこを閉じているので、前はそこから入っていってそれぞれのところへ行けてたので混雑は余りなかったんですが、今はそこが閉じられててそこから行けないので、手前の玄関のところから入っていくときに、80人近くの子供たちの保護者が来るわけですので、そのときに混雑があって、ちょっと人と人とのそういうトラブルみたいなことも発生しているようですので、そこの南側の門扉のところの通路を朝の送迎の1時間ぐらい集中するそのときに、そこを通らなくてもほかに通る道があるんです。だから、一般の車の交通を規制はできないのでしょうか、それをお聞きしたいですが。
○議長(西岡照夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香君) 園庭の南側の門があります。それについて、もう少し確認をして対応ができるか検討してまいります。検討してみます。