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一般質問 令和4年度 »  令和4年 第426回市議会定例会(開催日:2022/06/10) »

一般質問4日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 共産党の福田でございます。よろしくお願いいたします。
 通告に従い質問をいたしますが、最後になりますと既に答弁をされた件もあり、初めの通告とは若干違う点もあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。
 先ほど午前中に答弁のありました土居議員への市長の手紙への答弁、これはできないことであっても職員とともにと、大変前向きなお返事をされました。全ての市民要望に対し同じ思いで当たられるよう、まず求めておきたいと思います。
 まず1点目は、コロナ対策についてお聞きをいたします。
 今朝の新聞でも昨日の感染者は144人、相変わらず医療や福祉関係、そして子供の感染が多いのがこの間の動きでもあります。ワクチン接種と、4回目のワクチンにつきましては既に答弁もありましたので、いただいた答弁で了解をしたいと思います。お願いします。
 2点目は、市民への支援についてお聞きをいたします。
 この間ずっと要求をしてまいりましたけれども、影響を受けた全ての市民の皆さんへの支援を求めたいと思います。昨日の感染状況は先ほど申し上げましたが、四国の中でも高知県が一番多くなっており、まだまだ安心できる状況にはありません。この状況下ですから、サービス業ではお客さんが相変わらず戻ることがなく、時間短縮や予約なしが続いております。一人親方で仕事をされておられる方は、長くなったコロナ禍の中で、ガソリン代や材料費の高騰で二重、三重の御苦労をされております。今議会には3億1,000万円の予算が計上されております。全ての皆さんに届くことを願っておりますが、商品券だけなのか、あるいはまたほかに考えている支援策があるのかどうかお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 質問にお答えします。
 新型コロナウイルス感染症の影響の長期化や、原油価格及び物価の高騰により影響を受けている市民の生活支援と地域経済の活性化を目的に、プレミアム付商品券事業の実施を計画しておるところでございます。このプレミアム付商品券を使える地域は、南国市内のみとしておりますので、加盟店となっていただく必要がございますが、市民の市内での消費を促すことになりますので、市内の事業者の支援につながるものと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ほかに考えている支援策というのは、この中には入ってないんですね。先ほど答弁あった中身だけですか。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 事業者の支援としましては、そのほかに設備投資補助金になりますけれども、先端設備等導入支援事業費補助金のことを考えております。こちらのほうで、労働生産性の向上するような設備になりますので、この施設の導入によってコロナ禍の中で、コロナに打ち勝っていただけるような設備投資をしていただかれたらと思っております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 引き続き、ぜひよろしくお願いをいたします。
 仕事をされている人も大変なんですが、少ない年金で生活しておられる人も大変な生活になっています。消費税は10%そのままで物価は上がる中、年金は0.4%の削減になりました。これまで提案してきましたように、市独自の支援策を何としても取らなければ市民を守ることはできないと思います。そのためには、市民の皆さんの実情をまず知り、何が必要とされているのか市が知るべきではないかということをこれまでも要求してまいりました。どのような努力をこの間されたのでしょうか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。市長。
○市長(平山耕三) 私が知る限りでは、具体的にまだそこの市民の生活にどのような数値的に判断できるような調査をしたかっていうのは、具体的にはまだできていない状態でございます。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ずっと市民、皆さんの状態を調査をするようにということで、議員団はこれまでも申入れをしてきたところですが、改めてお願いをしたいと思います。ぜひ、南国市としてつかんでいただきたいと思いますので、これは要望して終わりたいと思います。
 商品券は、確かに市内業者の皆さんも潤いますし、よいと思いますけれども、全ての出費には使うことができません。国からの地方創生交付金は、県下的にもまだ全て使われておらず、使い切っておらず、市も残っているはずだと思います。商品券だけでは不満が残るのではないかと懸念をしております。仕事をしたくてもできず、収入が減っていることへのほかの支援策をぜひ考えていただきたい。このことを一層の努力をしていただくことを求めておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、MIARE!開館について伺います。
 これまでにも答弁がありましたけれども、まず1点目は、問題ありというのはさきの質問でよく分かりました。通常新しい施設が建設されると、半年から、長いところでは1年間、職員の皆さんが準備をし、慣れてからベストな状態で開館されると聞いております。職員の皆さんも慣れていないまま、駐車場も未整備のままで開催には疑問が残りました。さきにも答弁がありましたけれども、この間の事情をお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!は令和4年1月に竣工し、4月から貸し館業務を開始しております。4月から貸し館を開始した理由としましては、中央公民館の閉館が令和4年3月末で決まっておりましたので、サークル活動の場がなくならないようにいたしました。開館当初は駐車場も少なく、サークルの皆様に御迷惑をおかけしましたが、現在は大篠公民館の西側に50台程度駐車可能な駐車場を整備しておりますので、駐車場等の問題は解決しております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) この会場、MIARE!はホールに500人、2階の2つの部屋をつなぐと180人ですか。間違っていたら訂正をしていただきたいんですが、駐車場を整備しても、50台では間に合わないのではないかと思います。駐車場が遠いと、高齢者は危なくて参加が無理になります。これまでにも、既に駐車できずに帰られた人もいると聞いています。3月議会では、4月開館について、私と市長との間で公民館利用者に危険がない状態でと確認をしました。駐車場確保を今後どうするのか、このことをお聞きをしたいと思います。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 本年度、敷地内駐車場、約50台程度止められる駐車場を整備する予定であります。それ以外にも、大篠公民館の西側の駐車場の第2期工事がございまして、また南側半面を駐車場といたしまして、残り50台程度を追加で駐車場にいたします。西側の駐車場につきましては、約100台駐車可能な駐車場を整備する予定となってます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、近隣の駐車場などもお願いをして、緊急の場合にはそこをお願いをするということで、早い手を打っていただきたいと思います。
 そこで、さきにも問題になりました人的配置について、大変な状況が明らかになりました。軌道に乗るまでは、一時的にでも人数を増やして対応することはお考えになっているでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 有沢議員への答弁と同じになりますが、正職3名と会計年度任用職員6名の合計9名で運営しておりましたが、職員の超過勤務が多かったため、年度途中ではございますが、7月から正職員が1名増員されることが決まっております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) なかなか大変な、新しい初めての仕事内容になりますから、職員さんも大変になると思いますが、引き続き職員の皆さんに過重にならないように、市民の皆さんに楽しんでいただけるような場所にしていただきたいと思います。このことは要望して終わります。
 次に、サークルや一般の利用者の方の、声は今までにどのようなことが上がっておられたでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) サークルの皆様からは、自分たちの希望できる部屋が確保できるかどうかという心配の声が当初ございましたが、現在はほぼもめることなく、各サークルともに利用ができております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 順調に行ってくださればありがたいです。
 大篠公民館にはたくさんのサークルがありまして、活発に活動をされておりましたが、サークルの道具など置く場所がなく、解散したサークルがあるというふうにお聞きをしましたが、前の公民館では置く場所があって、御本人さんが来ればそこで活動ができるという状態だったと思いますが、残念なことでありますが、何とか改善をしてサークルの荷物を置く場所を作るとか、そういうことはお考えになってないでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 現在、各サークルの要望をお聞きしまして、倉庫を設置するように検討してるところでございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 生涯学習は高齢者も若い人も楽しみながらやれることなので、そしてそれを支えるのが生涯学習課だと思いますので、ぜひ支援する立場で取り組んでいただきたいと思います。何もかも初めてのことで大変だとは思いますけれども、市民の皆さんの気持ちを受け止めながら、ぜひ対応をよろしくお願いをいたします。
 それと、駐車場も少ないことに気がつきましたが、トイレも少ないように思いますが、この点についてはいかがですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) パブリックトイレを考える場合には、機能性はもちろんのことですが、適切な個数を設定することも重要な要素となります。トイレの衛生器具の個数は、空気調和・衛生工学会の算定方法に基づき、建物用途、利用人員、利用する男女比等を基に算定しております。算定による標準レベルよりも多い数の大便器数を設置しております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) なかなか、数の問題では何百人という人が一気に入るかもしれない、そういうときがこれからあるわけですから、あのトイレの数だけでは間に合わないかなと、私は非常に入った途端に思いましたが、先ほどの答弁では大丈夫という、計算した結果の数だということになりましたが、500人も600人も、もし仮にあそこで同時に利用することになれば、絶対間に合わない数でもありますので、そのあたりはやはりもう少し検討をすべきだと思いますので、それはお聞きしてもいいですか、今後のことで。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) トイレの改修工事につきましては、ちょっと現実的には難しいと考えております。それ以外のことにつきましては、各サークルの意見をお伺いして、改善できるところについては改善をしていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 非常に、トイレというのは大事なものなんですね。30分、1時間の時間帯でそこで過ごすわけではありませんので、トイレなきマンションと言われないように、ぜひあらゆる手を尽くしていただいて、安心して利用していただけるようにしていただきたいと思います。MIARE!については終わります。
 今回のMIARE!を教訓にして、新しく立ち上がる新図書館、この建設につきましては、パブコメだけではなく、子供たちや高齢者、障害のある市民の皆さんにも利用しやすいように、広くお声を聞き、その声を生かして建設されるように強く求めておきたいと思いますが、これは要望なので、ぜひそのようにしていただくということでいいのでお答えください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館の建設時には、パブリックコメント等をしまして、市民の声を拾いながら検討していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 次に3点目、誤給付について、この教訓と対策についてお聞きをいたします。
 山口県の誤給付を発端に、ほかの自治体でも続いたことがこの間報道されております。全額返金されたところもありますし、返還後の求めに応じず、回収が困難になっている市もあるそうです。本来届くべき人のところに届かなかった、今回の問題はどこにでも起こり得るのではないかと思いますが、南国市はこの問題を教訓にどのように対応したのか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 会計課長。
○会計管理者兼参事兼会計課長(秋田節夫) 今回の山口県の誤給付につきましては、まずマスコミ報道によりますと、給付金の振込データを保存したフロッピーディスクを金融機関に提出するとともに、必要がなかったと思われる振込依頼書に、出納室の職員が、1人の住民の口座情報と全員分の給付金合計額を記入して金融機関に提出したため、その1人の住民の口座に多額の給付金が振り込まれたという事例であると認識しております。本市では、支出金の振込方法としましてデータを金融機関に送信する方法がありますが、この場合には振込依頼書は必要ありません。
 このようなことも含めて、業務を遂行する上での注意点などについては、担当する職員とは連絡を密にして指導をし、確認を行っております。そして、支出を行う際の支出命令書等の書類の審査につきましては、担当課で決裁をした後、会計課で担当職員と課長で2回の審査を行っており、もし不要な振込依頼書が添付されていれば、この段階で分かると考えております。また、もし不要な振込依頼書が金融機関に提出されたとしましても、金融機関とは毎日振込手続に入る前に、支出命令書に基づいて正規に依頼した振込額の合計と合っているかどうか確認をしていますので、その時点でも分かると考えています。ただ、このような審査や確認も、惰性にならずに入念に行っていかなければならないと考えております。
 今回の誤給付を受けまして、会計課におきましても、そのような誤りを起こさないよう、業務を1人の職員の処理で済ませることなく、必ず複数回のチェックを行い、細心の注意を払って審査をするよう職員に指示したところであります。また、各担当課におきましても、誤りのない処理を行うよう指示していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今後も、データを自由に操作することを過信せず、先ほど課長が答弁されましたように、確かな手続を取られますように求めてこの件は終わります。お願いします。
 次に、保育行政について伺います。
 まず1点目は、明見保育所の改築と駐車場について進捗状況をお聞きをいたします。
 国は、デジタル庁をはじめ感染危機管理庁、そしてこども家庭庁と次々新しい組織をつくっておりますけれども、誰のためなのか、何のためなのかと思わず考えてしまいました。子供の虐待、いじめ、ヤングケアラーなど、今子供たちは本当に受難のときです。あれこれ言う前に、子どもの権利条約に基づく財政的裏づけのある子育て支援策をと強く願っております。今後、南国市も子供基本計画を立てさせられることになると思いますが、早急に子どもの権利条約をしっかり腹に入れ、国が求める計画ではなく、私たちの大切な南国市の子供たちのために、責任ある大人が、行政が何をすべきかみんなで考えるときだと思います。そして、計画をすべきだと思っております。
 その立場からお聞きをいたします。長年の課題だった明見保育所は、いまだ改築のめどが立っておりません。西日の当たる狭い部屋いっぱいに布団を敷き詰め、お昼寝していた当時の子供さんは高校生になり、県外で頑張っている人もおられます。これは、もう何度もこの場まで言いました。いつも言いますけれども、子供の施策は急がないと間に合いません。日に日に成長していきます。特に、今密を避けるはずが、いつものようにしっかり仲よくくっついてでは、後で取り返しがつかない現状になっています。広い保育所があれば、コロナ禍でももっとゆったり自由に保育士さんも、そして子供たちも安心できたはずです。子供のことは後回しでは、せっかくこの南国市に生まれてきた赤ちゃんに申し訳がありません。古い保育所の改築を改めて強く要求をいたします。明見保育所の改築予定は今どこまで進んでいるのか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 福田議員が述べられましたとおり、明見保育所につきましては、これまで議会でも取り上げてこられました駐車場の問題でありますとか、園舎の老朽化等への対応のための増改築などの課題があることは十分理解をしております。現在、課題対応のための用地について検討を行っている状況でありまして、引き続き取り組んでいく考えであります。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 改築する予定はあるんですね。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 改築も含めて検討していく必要があるというふうには考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、改築を目指して検討をしていただきたいと思います。
 次に、おむつの持ち帰りについてお聞きをいたします。
 さきに答弁もありましたが、夏までにめどを立てていただきたいと思いますが、この点はどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) これにつきましては、土居恒夫議員への質問でもお答えさせていただきましたが、一定職員に対する面、保護者への負担に対する面で利点があるんじゃないかとは考えております。ただ、それぞれの保育の置かれた状況等クリアしないといけない課題もあるかと考えておりますので、できるだけ早期にはと思っておりますが、こういった課題の対応について検討していくということになるかと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、早急に実現目指して進めていただきたいと思います。保育は終わります。
 次に、医療についてお伺いをいたします。
 かかりつけ医と、マイナンバーカードに健康保険証を入れて、保険証を廃止をすることについてお聞きをします。
 国の財政制度等審議会が出した建議は、医療給付費抑制のために、かかりつけ医の法制化と受診時の患者負担増を打ち出しました。保険証があれば誰もが必要な医療を受けられるが、実際には窓口負担があり、現役は3割、高齢者も1割から3割の負担があり、受診を控えることにもなります。手後れにもなったケースもございます。
 建議は、かかりつけ医を法的に認定し、診療報酬に差をつけ選別し、医師数の定数管理につなげ、医療費を抑制をしようとするのが狙いだと言われています。国民の幸せのために何をするかという議論をすべき国で、身の毛もよだつ話がされているということが新聞でも報道されました。このときのかかりつけ医は、早期に発見できるように、私たちにとってはその意味だったわけですけれども、市のかかりつけ医の認識をお聞きをしたいと思います。これまでは、市はかかりつけ医を持とうというのが合い言葉だったわけですけれども、今の市の認識をお聞きをしたいと思います。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 厚生労働省のホームページで提示するかかりつけ医の定義とは、何でも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療・保健・福祉を担う総合的な能力を有する医師となっています。同じく、かかりつけ医の機能の一つとして、自己の診療時間外も患者にとって最善の医療が継続されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な情報を共有し、お互いに協力して休日や夜間も対応できる体制を構築するとあります。
 すいません、質問のほうでは、24時間365日でないとかかりつけ医は駄目だということで、それで答弁書を書かせてもらいましたけれども、ちょっと回答を変えますので、同じホームページにもかかりつけ医を持とうとありまして、かかりつけ医は御自身で選択できます。日常生活における健康の相談や、体調が悪いときなどにまず相談し、自分が信頼できると思った医師であればかかりつけ医と呼んで構いません。かかりつけ医は1人に決める必要はありません。どの診療科の人もかかりつけ医になります。
 ということで、県の医療政策課のほうにも確認したんですけれども、特にかかりつけ医っていうのは強制ではない、すぐ近くの病院でも構いませんということで、制度的にはまだ位置づけはとても曖昧なものです。それは、国民にかかりつけ医を持ちましょうということで周知しているので、強制しているものではないです。でも、市としてはかかりつけ医を持つことにより、日頃の健康状態を知ってもらった上で、病気の予防や早期発見、早期治療につながり、スムーズに症状に応じた専門医を紹介してもらえるというメリットがあります。紹介状を書いてもらうことにより、大病院への外来集中を防ぐことができ、より専門的で高度な医療に集中してもらうことができます。地域に密着し、身近にいて頼りになるかかりつけ医を持つことは、自分自身の健康を維持増進するためにとても必要なことだと認識しております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) この質問通告をした後、昨日16日の新聞に報道されたのが、保険証を廃止をするのは国会抜き、厚労省の方針で、マイナンバーカードに入れることを、省令のみでこの方針を実行するという考えを明らかにしたということが報道をされました。結局、市民の皆さんがどう思うてもそういう動きになってしまうのは非常に残念なことなんですけれども、南国市が一定市民と国との間で果たせる役割というのは何かあるのかどうかということと、それからマイナンバーカードに全ての個人情報が入ってますので、これを持ち歩くことになります。私たちは常に保険証を持ち歩いていますけれども、いざというときのために。結局は、マイナンバーカードに入れられると、全ての情報が入っているのを仮に落としたときには大変なことになるということになりますので、そのあたりも含めて、国への対応は市としてしっかり取っていただきたいと思いますので、答弁いただければお願いいたします。
○議長(浜田和子) 市民課長。
○市民課長(横山聖二) 令和4年5月末の南国市のマイナンバーカードの交付率は34.6%で、市内の保険医療機関、調剤薬局で、オンライン資格確認を導入しているのは約26%という状況です。国が基本方針として打ち出しております令和5年度から保険医療機関や薬局のオンライン資格確認の導入を原則として義務づけて、令和6年度中をめどに、保険者による保険証発行の選択制の導入を目指し、その状況により保険証の原則廃止を目指すとなっておりますが、先ほど申しましたように、現在の市の状況を考えますと、数年間のうちに保険証を廃止するというのは現実的には難しいように思われます。当分は、マイナンバーカードの普及に努めつつ、市民の方が保険証とカードのどちらかを選択し、利用している状況になるのではないのかと思われます。また、その個人情報については、マイナンバーカードの普及に努めつつ、紛失等に対応していくように検討を行っております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市の様子は分かりました。ぜひ、市民の皆さんの立場で、国がそういう省令を出したとしても、そのあたりは絶対それに抵抗するということは難しいのかもしれませんが、市民の情報を守る、それとマイナンバーには移行したくないという市民の気持ちを大事にするという方向で行っていただきたいと思います。
 先ほど新聞記事でいいましたように、国会での審議抜きでの強制は絶対に許せないと思います。マイナンバーカードは法的に義務づけられているものではありませんし、省令が出ても、南国市は市民に強制することのないように強く願っております。このことについてはどなたか、そういう方向でという答弁をいただければありがたいです。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) マイナンバーカードは、国策として進めているところでございますので、そういった流れの中で普及が広まっていくのではあろうということは考えております。ただ、今嫌という方に強制的に取得させるっていうことは、今現実的ではないというようには思っておりますので、そこのあたりも踏まえながら普及させていくように努力していく必要があろうかと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市長の答弁は大変ありがたく受け止めました。どうかよろしくお願いいたします。
 次に、道路行政についてお尋ねをいたします。
 これも、毎回ここで質問をしては、なかなか進まない南国市の課題でもあります。通告をした後で、私の思いを課長が全部まとめてくれましたので、課長には……。すいません、全部私の気持ちが分かったという思いで答弁をいただきたいと思います。お願いします。
○議長(浜田和子) 質問を行ってください。
○20番(福田佐和子) すいません。例えば、大分前になりますけれども、弱視の方が道路と溝との境がつかないで、つえをつかれておられたんですけれども、気がついたときはもう落ちる寸前だったりという、大変危ないときに出会うた方がおいでになって、道路に白線を引いてもろうたんですね。そしたら、そのたった1本の白線で、本当に安心して歩いてお散歩ができるようになったというふうに言われてました。今の道路は、車で走る分には大変便利なものかもしれませんが、歩いたりつえをついたり、それから車椅子に乗ったりで通らなければならない人にとっては大変薄情な道路でしかありません。ぜひ、そのあたりを建設課には頑張って予算要求もしていただいて、やっていただきたいと思いますが。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 福田佐和子議員の言われるように、私たちでも、健常者の者でも、道路に白線があるだけで随分通りやすく感じると思います。白線は比較的簡単に引けて、効果は抜群ということなんですが、その道の横に側溝があって怖いとかいうところも多々ありますが、蓋がけと、今は町なかはもうほぼ蓋をかけて、あとは市道については建設課が管理をするということになっておりますので、要望等があればまた対応できますのでよろしくお願いいたします。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 言っていけば対応してくださるという答弁をしてくださったと思いますので、大変心強く受け止めました。
 最後に、公営住宅についてお尋ねをいたします。
 1点目は、現在の市営住宅の戸数と入居世帯数をお聞きします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 福田議員の御質問にお答えします。
 市営住宅の現在の戸数は、公営住宅137戸、改良住宅653戸の合計790戸となっております。この戸数の中には、コンクリート爆裂などの著しい消耗を理由として、入居させることのない政策的空き家の22戸を含んでおります。入居世帯数は637世帯となっています。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) この1年間の募集件数と応募件数を教えてください。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 令和3年度に募集を行った戸数は9戸です。それに対して、応募のあった延べ総数は39件となっています。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) なかなか倍率が高くて、申し込んでみてはという話をしても、いや、絶対当たらんというのがいつものお返事なんですが、数字を聞くとやはりなと思います。ぜひ、公営住宅の改善を求めたいと思いますが、年金生活の方は家賃の負担が収入の中で占める割合が大変大きくなって、大変になります。安くて安全で住みやすい市営住宅っていうのは大変求められている施策でもありますので、これまでも要求をしてきましたが、市営住宅の修繕と新築をすることで、南国市の皆さんの住む権利の保障をしていただきたいと思いますが、このことについてはどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 現在の市営住宅は鉄筋コンクリート製でありますので、全て耐用年数に到達しておりません。利用でき得る状態にあります。その中で、入居者のいない空き室が一定数あるため、新築による戸数増ではなく、修繕による入居可能戸数を増やしていく対応をしたいと考えております。修繕につきましては、市営住宅の6割が築30年を超えており、修繕や美装の費用が高額となりがちとなっております。令和4年度は、修繕や美装工事に関する予算を増額し、その予算の範囲内で、可能な限り1戸当たりの修繕費を抑えつつ、美装件数を増やして募集戸数増に努めております。令和3年度の9戸の募集に対して、令和4年度は年3回の募集、各回とも4戸を計画しております。
 今後も、引き続き市民の住まいの補助の拡充に努めてまいる所存でございます。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) これまでも修繕の提案をしますと、予算がないということで蹴られてきたわけですけれども、ぜひ修繕できるところはして、無理なところは新しく建て替えるなど、住宅の充実を求めておきたいと思います。答弁は要りません。
 そこで、高い家賃、例えば民間の借家を借りておられる方ですけれども、国の住宅セーフティーネット活用は南国市はどのようにされておられるのでしょうか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 国が住宅セーフティーネットを創設しておりますけれども、この制度は、入居リスクのある低所得者や高齢者、障害者をはじめとする住宅確保要配慮者の入居を拒まない住居の登録を行った場合に、家主に補助を行うことを通じて入居リスクの低減を行い、住まいの補償を行う制度となっております。南国市内の賃貸借物件、住宅物件に対するセーフティーネット住宅制度の実施主体は高知県になります。そのため、県が実施主体となる制度においては、家主の補助の半額が国から受けることが可能ですけれども、市で同様の支援制度を行っても国の補助を受けられるわけではありませんので、市の単独財政で実施するに当たっては、配慮を行うべき賃借人の範囲、物件の選定、登録条件など精査していく課題も多いと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、新しい取組として、市民のためになる方策を見いだしていただきたいと思います。これは要望して終わりたいと思います。
 この住宅問題は本当に大事な、毎日のことですから大事なことです。あらゆる制度を使い、市民が安心してこの南国市に住み続けることができるように、市民の要望に耳を傾け、あらゆる形態のカップルや、高齢者も障害のある方も若い人も安心して住むことができるような住宅政策の取組を求めたいと思いますが、最後に市長に一言いただいて、終わっていいでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 住宅につきましては、良好な住宅を提供できるようにしていくっていうのは公営住宅法の趣旨でございますので、そういったことの所得が少なく、適切な住居に欠けるという場合に公営住宅を提供できるようにしていくというのがその趣旨でございます。その中で、今公営住宅のストックが、住宅課長も申しましたとおり、一定あるのも事実でございまして、それを活用していくっていうのがまず第一であろうと思います。その上で、ストックもなく、それで景気も悪く、住宅に困窮する方がたくさんいるということになれば整備ということになると思いますが、まずは修繕でできるだけ対応していくという姿勢で臨んでいくということでございます。御理解いただきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 最後に突然答弁をお願いして申し訳ありません。市長の口からそのことを聞きますと安心をいたしました。
 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(浜田和子) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明18日と19日は休日のため休会とし、6月20日に会議を開きます。20日の議事日程は、議案等の審議であります、開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時28分 散会