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一般質問 令和4年度 »  令和4年 第425回市議会定例会(開催日:2022/03/04) »

一般質問3日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) おはようございます。日本共産党の福田です。
 私は、通告をしてありますのは、地域交流センターについて、コロナ対策について、図書館建設について、子供を取り巻く情勢について、65歳を迎えた障害者の介護保険への移行についてです。
 以下、答弁よろしくお願いをいたします。
 質問の前に、開会日に決議が全会一致で採択をされましたけれども、ロシアのウクライナ攻撃に強く抗議をいたします。世界が核兵器のない世界をと求める中、核による脅迫は絶対に許されないと思います。非核都市宣言をしている南国市長として、平和首長会などとともに全国から抗議の声を上げるよう、まず要請をしておきたいと思います。
 まず1点目、地域交流センターについてお伺いをいたします。
 半世紀も前からの市民の願いがやっと実現をしオープンも目前に迫ったときに、このような形で議論をすることになろうとは、市民の皆さんも、また一緒に実現を目指してきた私たちも思ってもいませんでした。
 高知市まで行かなくてもこの南国市で音楽会や舞台を楽しみたいとの当然の願い、そして子供たちには小さなときから生の舞台を見せたいと願って活動してこられたこども劇場のたくさんのお母さんたちなど、いろいろな立場から文化ホール建設は望まれてき、そしてやっと今日実現をすることになりました。
 市民こぞって喜ばしいときに、議会でこんな議論が交わされていることは大変残念でなりませんし、議会の一員として市民の皆さんに大変申し訳なく思っております。執行部と議会がそれぞれの役割を果たし、市民の皆さんに納得していただけるようにと願い、今回は市長にお尋ねをいたします。
 調査特別委員会には、市長はじめ担当課の皆さんの出席がありました。全ての皆さんが少しでもよいものをという思いで取り組んでこられたことがよく分かりました。毎月の広報では、工事の進み具合や楽しみにしている市民の気持ちにぴったりのコメントがあるなど、これまでと全く違う取組をしていると思っておりました。私も週1回、懐かしい体育館が壊され、新しい骨組みができ、新たな建物になる過程を外からずっと見てきた1人ですが、警備の人とは話もよく交わすことができました。
 毎月の広報にも変更があったとの記述はなく、インパクトの強い建物というイメージを持ったままの市民の方が大勢おられます。大変驚きました。絵のよしあしを言っているのではなく、議会も市民も知らないままに意外な展開になり、大きな疑問を抱きました。
 私は、調査委員会の一員として審議に加わっておりますし、議会最終日には委員長報告があります。私からは、市長の政治姿勢として市長にお尋ねをしたいと思います。
 まず1点目は、調査委員会にも一度市長には出席をしていただきました。今回の事案についてどのように考えておられるのか、まず改めてお尋ねをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、福田議員さんもおっしゃられたとおり、私も一度、3回目の調査特別委員会に御出席さしていただいて、説明もさしていただいたところでございます。こういう調査特別委員会が開かれるということになったということは、本当に私自身も残念なことでありまして、今西委員長さんをはじめ議員の皆様に御苦労もおかけしたというようにも思います。
 この委員会の中でもお話はさしていただいたところでございますが、今回の壁画制作に当たる過程につきまして、その法的な問題、また瑕疵等、そういったことがこれから最終日にも報告があろうかと思います。そういったものがなかったにしましても、私自身その過程の中で少し説明がやはり足らなかった、もう少し早く説明をしておけばよかったと反省もしているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市長のお考えは分かりました。
 次に、予定どおり4月にオープンされるのかどうかお聞きします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 建物は1月末に完成したところでございまして、この後は外構工事がございます。また、旧の中央の公民館、また大篠公民館の解体もあるわけでございますし、この備品につきましても4月以降に搬入されるものもあるところでございまして、完璧な形ではまだないところでございます。
 しかしながら、建物自体、使用できる部分につきましては、やはり4月から使用できるように準備は進めているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その使用できる部分というのは、例えば大篠公民館、中央公民館など、本当に雨漏りの中でずっと耐えてこられた方は待ち望んでおられるわけですが、その部分についてのみですか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) これから外構工事がございますので、基本的な建物の中ということになろうと思います。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 危険のないように公民館は活用ができる状態に持っていくということで受け止めてよろしいでしょうか。はい。
 次に、議会は12月議会に出された専決処分による変更について納得をしておりません。議会としては納得をしていない。専決処分であるがために質疑はできるけれども採決には至らない議案でしたので、意見は述べてもそのままになってしまいましたけれども、この変更について納得をしていないというこの議会、そのままでオープンは後へいろいろな問題を残すのではないかというふうに思いますけれども、このあたりは問題ないとお考えでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 実際に、利用することを楽しみにされている方もたくさんいらっしゃると思います。こういった調査特別委員会ということにはなったところでございますが、やはりそういった皆様の御期待にも応えてまいりたいという気持ちもありまして、やはり使用自体は、使えるようになったら使っていただきたいと思っております。
 先ほども申しましたとおり、今後のことにつきましては、この専決につきましても、やはりこういう特別な内容が含まれるというようなことにつきまして、以前の議会でも申し上げたように思っておりますが、丁寧な説明を事前にさせていただくようにしてまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ答弁はいただきましたが、私は市長には議会とともに改善策を探るべき立場にあるというふうに思います。その責任があると思います。
 今回の問題について、二分された形の市民に納得していただけるような結論、そのためにも議会と市長には責任があると思います。議会はその責任を果たそうと今しているところでありますけれども、例えば議会だけが納得したり、あるいは執行部だけが納得したことではなくて、あくまでも議会と執行部側がしっかりと市民に説明をできる中身に持っていかなければならないということだと思いますけれども、そうでなければ市民の皆さんは喜ばなければならないのに喜ぶことができないという大変つらい立場にいるということを、ぜひ御理解をいただいて、市長の責任で議会とともに解決策を探るという方向に持っていっていただきたいと思うんですけれども、その点についてお聞きします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、議会とともにということでございますが、やはりこれからの改善をする策といいますのは、法令をきちっと認識し、それを遵守する、そしてその中で議員の皆様と私ども執行部がきちっとそのことにつきまして共有するということが必要であろうと思っております。そういった努力を今後もしてまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 努力をすると言われましたので、その言葉、しっかりと私たちも受け止めたいと思います。
 市民が待ち望んだ文化ホールのオープンを市民とともに喜び合いたい、それはみんな同じ思いです。そのために力を尽くすべきだということを今回指摘をさせていただきましたが、市長からは議会とそういう努力をすると答弁をいただきましたので、ぜひその方向で私どもも力を合わせて市民の皆さんに納得していただける状況になることを求めて、質問は終わります。
 次に、コロナ対策について伺います。
 まず1点目は、22年度予算についての要望、まずそれを先にお聞きします。
 22年度予算について、コロナ対策をこんなふうにしてはどうかという提案をさせていただきましたが、そのことについて商工観光課長にお尋ねします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 事業者への支援策という観点でお話をさせていただきます。
 まず、現在ですが、2月12日から3月6日まで高知県全体にまん延防止等重点措置が適用されたことに伴いまして、県から飲食店等に営業時間の短縮が要請され、協力事業者には高知県営業時間短縮要請協力金が支給されることとなっています。
 本市におきましても、営業時間短縮要請に協力いただいた事業者に対し、経営支援のほか時短営業への協力促進も踏まえて、県協力金への上乗せで市営業時間短縮要請協力金を支給することとし、3月7日、今週の月曜日から受付を始めております。
 令和4年度の事業としまして、現在まだ具体的な策は具体化できておりませんが、新型コロナウイルス感染症の状況や国、県等の支援策を踏まえ、効果的な支援策を実施してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 文書で回答もいただきましたので、ぜひその方向でと思いますが、1点、いつも言ってきたことですけれども、支援策については一部の事業者に限られていたり、県や国の支援がなければ南国市が足を踏み出さないということがありますが、これだけ長期にわたって大変な収入減と、そして感染予防に使うお金もたくさん必要になっているわけですけれども、そのあたりもぜひ御理解をいただいて取り組んでいただきたいと思いますが、そのことについてはどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 要望書により、市民の皆さん、多くの方が大変な状況にあるということを改めて認識もさせていただいたところでございます。
 支援策につきましては、どうしても予算のこと等もございます。そういった条件の中で、より効果的な支援策を実施できるように検討してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 国からの交付金も12月には来ているはずです。南国市の場合は2億3,000万円の交付金が下りています。ぜひこれらも活用しながら、そして南国市がいざというときのためにと積み上げてきた基金もありますが、今非常時だと私は思っておりますので、そのことも含めて支援をしていただきたいと思いますが、これは市長にお聞きしてもよろしいですか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、第6波ということで、長きにわたってコロナの感染による地域経済への影響が出ているわけでございます。この中でも、国の交付金が随時出てきたところで、南国市としてもできる対応は今まで施策として行ってきたという認識をしております。
 今回の第6波、なかなか長引くわけでございまして、いまだ感染が止まっていないという状況でございます。国のほう、また県のほうでは、前年から減収した事業者に対する交付金も創設しているところであります。そういった30%減収になった事業者とか、そういった事業者の皆さんへの支援を、まず国、県の支援制度を使っていただきたいと思うところです。
 こういう長引く状況になりますと、やはり市町村となりますとその財源措置っていう財政の部分が非常に心配になるわけでもございます。赤字国債等、借金ができるのはやはり国でありますので、基本的には長期にわたって生活を支えるという財政措置は国のほうの施策ということでやっていただかないと、なかなか市町村が全て支えていくということは難しいところがございます。そういった先の見通しというものが立ちますと、市の一定の財源を使ってそのとき必要な施策ということは打ち出すことができると思います。そういった中で、考えながらやっていきたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今、市長が言われた、国が本来果たすべき役割というのが果たせていない現状なので、ぜひ市長会を通じて強く要求をすることと、それから南国市民の皆さんが今どういう状況に置かれているか、これは実態把握をずっと言ってきましたけれども、そのことを市がしっかり押さえて、今できる支援をするべきだというふうに思いますので、ぜひそのあたりは力を入れていただきたいと思います。どうでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今はまだ国のほうの、先ほど福田議員のおっしゃっていただいた交付金があるところでございますので、まずはそれを活用してどのような支援ができるのかということは検討してまいります。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 私たちは、先日、市内の事業者の方に聞き取りを行いました。その結果出された声は、一部ですけれども市長にもお届けをいたしました。コロナ前後で売上げは減少している、国、県、市の支援金は活用した、売上減少の中で南国市の上乗せ支援を要望する、夜はお客は少ないが営業している、というのは雇用している人がいる限りは夜閉めるわけにはいかないというこの方のお話でした。電気代や人件費、暖房費の負担が大きい、アルバイトであっても解雇はできない、無料のPCR検査をどこでやっているのか情報を知りたい、飲食業など一部の業種だけでなくサービス業など、例えばこれは理美容ですけれども、直接お客さんに触れる仕事ですが、サービス業など他の業種にも支援の対象を広げてほしい、南国市のコロナ対策をより詳しく広報してほしいなどなどの声が寄せられました。
 また一部では、お給料は歩合制なので営業時間の短縮になると収入が減り生活が厳しい、またコロナ感染による休校、休園に伴い保護者は困っている、相談窓口はどこにあり何でも相談できるのか、市民への個別支援策はどのようなものがあるのかなどなど、こんな声が寄せられた中で、私たちは2月22日に緊急要望書として市長に提案をさせていただきました。ちょっとお聞きをするだけでもこれだけ大変な中で、この2年余りを過ごしてこられた市民の皆さんが、安心してこのコロナの危機を乗り越えることができるように、ぜひ南国市としても対応を取るべきだと私は思いますので、最後に市長にその決意を聞いて、支援は終わります。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今取るべき支援ということは、いろいろ考えることがあると思います。その中で、限られた財源をどのように使っていくかということは、それもちろんやってまいりますので、それを今これという施策というようにはここでは申し上げれないところでございますけど、そういった施策は行ってまいります。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 全国知事会は提言も出しておりますので、ぜひ市長会を通して国に対ししっかりと予算措置を取るように要望をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、元へ戻りますがよろしいでしょうか。
 次に、大学生への支援についてですけれども、南国市は一度お弁当を配布をするということで行われてきましたが、南国市内に住んで市内の大学に通っておられる大学生への支援は、今後どのようなものを予定をされておられるのでしょうか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 感染症拡大により影響を受けております学生への支援につきましては、これまでも本市に岡豊キャンパス、物部キャンパスがあります高知大学と連絡を取り合いながら、学生への食料支援などをさせていただいたところでございます。
 新たな学生への支援策というところにつきましては、まだ具体化できておる状況ではございませんが、大学等とも情報交換をして、また考えていきたいというふうに考えております。
 また、併せて学生に必要な情報につきましては、市のホームページ等でも掲載をして周知を図っていきたいと思っております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 実家を離れてこの南国市に1人で住んで、近くにはお友達がいるとはいっても、大変困難な状況で暮らしておるのが現実です。ぜひ南国市はそういう、これから南国市に住み着いてくださるかもしれない大学生、大切にしていただきたいと思います。ぜひこれまで1回だけでしたね、お弁当は1回だけですか、そういうことも含めて何ができるのかいうことと、それから大学生にもぜひ生の声を聞いていただきたいというふうに思いますので、ぜひそういう機会があれば南国市としての取組をしっかりとやってほしいということを求めておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、ワクチン接種ですけれども、なかなか感染が止まりません。特に低年齢児が増えてきたことと、これは必然的かもしれませんが、医療や福祉関係、学校、子供たちの保育などに影響が出てきておりますが、今のワクチン接種3回目、私たちは3回目を受けることができましたが、安心をしたことですが、ワクチン接種の状況と、それから5歳から11歳までの親の受け止め、これも含めてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 1日目の今西議員に説明させていただきましたように、昨年末の医療従事者を皮切りに1月から高齢者への集団接種、個別接種を開始しています。5歳から11歳の小児接種につきましては、JA高知病院で3月6日より毎週日曜日に個別接種を開始しました。対象者2,679名のうち、3月8日現在、7歳から11歳までの小児及び基礎疾患調査等により事前発行申請をした小児、計1,912名に接種券を送付しており、予約状況としましては3月の予約は全て埋まっていますので、早めの接種を希望する保護者の方が一定予約できたのではないかと思われます。
 今後は、予約状況を見ながら、学年ごとに順次接種券をお送りする予定となっていますが、まだ予約をされてない保護者の方は、接種をするかどうか様子を見てるのではないかと考えられます。保護者の方には、基礎疾患の有無にかかわらず祖父母と同居している、まだ接種のできない小さなお子さんや基礎疾患のある家族がいるなど、個々の生活状況を考慮していただき、接種するかどうかを判断していただきたいと考えております。
 子供に接種を行う際は、発症予防等のメリットと副反応等のデメリットを保護者と本人が十分理解し、接種前後も子供に寄り添いきめ細やかな対応をすることが必要であることを今後も周知してまいります。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 状況は分かりました。
 今年は3年目に入ったわけですけれども、なかなか感染状況、どういうルートでどういうふうに感染してどういうふうに広がっているかっていうのが、なかなか大枠しか知らされていないっていうところに大きな疑問があるのと同時に、分からないことについて不安があるっていうのが今の状況だと思うんですが、先ほどのように具体的に話をしていただければ理解をすることができますけれども、なかなか個人情報のこともありまして全てを明らかにすることはできませんけれども、どんなふうに知らせていけばいいのかと思いますけれども、先日の新聞に県の感染症対策の会長さんである吉川先生、希望の家の先生でもありますが、吉川先生の記事がこれに載りました。本当に分かりやすくて、胸にすとんと落ちるような中身だったんです。ぜひ広報にも吉川先生に出ていただいて、市民が不安に思っていることにお答えするという中身のお知らせをしていただきたいというふうに思いますが、そのあたりはどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 吉川先生には、毎土日の集団接種に出務していただき、副反応発生時の責任医師としましても大変お世話になっております。
 2月27日の高知新聞の記事も、小児接種に対する保護者の不安に寄り添う分かりやすい説明で、保健福祉センターでも職員全員に回覧し、電話等の問合せの際に回答として参考にさせていただいております。
 吉川先生に市広報への取材依頼をお願いしたところ快諾をいただき、取材をさせていただいたところです。広報4月号には5歳から11歳の小児接種に関する記事を掲載する予定となっています。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それは楽しみにさせていただきたいと思います。今、亡くなる方が多くなっているということもあり、正確な情報と、それから判断をする材料ができればそれはありがたいことだと思いますので、そうすれば感染予防にも生きると思います。どうすればこうなるというのが目に見えるというか、そういう説明ができるような形で、ぜひ吉川先生にもこの南国市内においでるわけなので、度々登場していただけたらありがたいなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、図書館建設について伺います。
 パブコメについて反映をというのはさきに答弁がありました。
 私からは、南国市の歴史を子供たちに伝える図書館になるように、そして県内産の木材の利用でぬくもりのある図書館にしてほしいということについてお聞きをいたします。
 南国市の初代図書館は、市民の強い要望で旧水道局を改修して始まりましたが、老朽化をして使うことができず、移転先として決まったのが商店街の四銀の跡です。入り口にATMがあり、銀行かと思って市民が入ったら、カウンターの向こうで館長さんがにこにこしていたり、子供たちの読み聞かせは金庫室という摩訶不思議な図書館は、2006年に法務局跡へ移転するまで12年間も銀行跡で運営されました。蔵書も出すことができず、ほとんどはしまわれたままでした。
 南国市の文化の顔としての図書館は、図書館をつくろう会や守る会の市民に支えられてきました。やっと新図書館が目前に迫りました。市民の期待に応える図書館の実現を心から願っております。
 市民からの要望はパブコメにも出されておりましたが、南国市は弥生時代からの遺跡や戦争遺跡の掩体が残る歴史ある町であります。子供たちにとって、図書館は新しい出会いをするとともに歴史を肌で感じる場所となるように、遺跡や歴史を伝える展示なども求められておりますけれども、そのようなことは現在のところ可能なのかお聞きします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 新しい図書館の建設についてでございます。
 進捗状況は、昨日丁野議員にお答えしました。また、パブリックコメントにつきましては可能なものは反映をさせた上で設計をしてございます。ただ、開館後のサービスについての御意見も多かったことから、それについては今後検討を重ねてまいります。
 また、お話がございましたように、これまでいろんな建物の跡ということで、今回初めて図書館をつくるということでございますので、期待の大きさは痛感しておるところでございます。
 歴史のある土地というお話でございました。郷土資料の収集につきましては、公共図書館の重要な役割とされておりますので、郷土の歴史に関する資料につきましても力を入れて収集していきたいと考えております。ただ、児童生徒向けの資料となりますと数はあまり豊富ではございません。子供たちに郷土の歴史を伝えていけるよう資料の充実を図ってまいります。視聴覚教材等も踏まえての検討とさせていただきたいと存じます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 木材利用についてはどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) すいません、失礼しました。
 CLTパネル等をふんだんに使うような構想となっております。その中で、可能な限り県産材とするように考えておるということで、現場の技師から報告を受けてございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 南国市の場合は、先ほど述べたように大変苦労の連続の図書館でしたけれども、建設は遅くなりましたけれども利点もありまして、他市の図書館を参考にできるという強みもあります。
 さきにも提案がありましたけれども、いろいろなところの建設された図書館を参考にしながら、市民の求める図書館を一日も早く実現をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、子供を取り巻く状況について伺います。
 いじめ、不登校、虐待について、市の状況とそれぞれの人数と対応策についてお聞きをいたします。申し訳ありませんが、報告の中に、基本計画の中にも少し数字が入っておりますけれども、お構いない範囲でよろしくお願いします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 本年度、本市におけますいじめの認知件数につきましては、2学期末現在で小学校286件、中学校22件、計308件となっております。
 また、不登校を理由とします長期欠席者は、2学期末現在で小学校25人、中学校69人、計94人となっております。
 これまで本市が取り組んでまいりました、いじめ、不登校対策としまして、主な取組を5点申し上げたいと存じます。
 1点目は、早期発見、早期対応の実現を目指しました教育委員会と学校との情報共有化です。これは、教育委員会への月例報告の中で、月に3日以上欠席した児童生徒の報告を、またいじめ事案につきましてはその日に必ず報告を上げていただき、情報共有、情報交換を行っております。
 2点目に、学校が組織的な支援を実現するための定期的な校内支援会の実施です。決して担任任せにならないように、関係機関との連携も含め、学校全体で支援方法を考える体制づくりに取り組んでおります。これは、いじめ事案も不登校事案も同じでございます。
 なお、いじめの重大事態として捉えた場合は、迅速にいじめ重大事態校内調査委員会を立ち上げるように指示をしております。
 3点目に、中学校4校への不登校等学習支援員の配置です。これは、教育版地域アクションプランを活用いたしまして、3名の不登校等学習支援員を配置し、個別対応の必要な生徒への学習支援に従事をしております。
 4点目は、学校教育支援センター、教育研究所、学校教育課で組織いたします南国市不登校担当者会議の年2回の実施です。各校の実践報告による情報交換や講師を招聘しての研修等を行うなど、自然体での情報共有や意思疎通を図る組織として運用をしております。
 最後5点目は、県教育委員会指定事業の積極的な活用による取組の推進です。本年度で申し上げますと、不登校担当教員配置校サポート事業と不登校支援推進プロジェクト事業との2事業の指定を受けております。
 不登校担当教員配置校サポート事業は、大篠小学校と香長中学校を指定し、それぞれに不登校対応の加配教員が配置され、学校組織体制強化の要として活動しております。
 また、不登校支援推進プロジェクト事業では、校内に適応指導教室設置をいたしまして、香長中学校を指定し、加配教員を配置して生徒の居場所づくりを確保しております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) いつも問題になるのが予算と人手になるわけですけれども、教育委員会としては取組をしていただいております。そのことは分かりました。
 しかし、今私たち大人がどう責任を取ればいいのか、どう役割を果たせばいいのかというのが常に頭の中にあるわけですけれども、教育委員会としてはどんなふうにこのあたり考えておられるでしょうか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御質問のいじめ、不登校対策で学校が一番希望しておりますのは、校内いじめ、不登校対策の加配教員配置をしてほしいということでございます。
 学校とのヒアリングでは、不登校の児童生徒の場合、個々に状況が違っており一くくりにはできず、個別の対応が必要です。個室で1人で過ごしたい児童生徒もいれば、朝自宅に迎えに行くことにより登校できる児童生徒もおり、そうした個別のニーズに応えたいが人員不足により対応ができないことが多いと聞いております。
 先ほど申し上げましたが、大篠小学校と香長中学校に加配教員を配置しておりますが、この加配教員の配置により成果も上がっております。
 私たち大人はどう責任をという御質問もいただきましたが、不登校理由により学校に行けない児童生徒や保護者の中には、学校からの働きかけやスクールソーシャルワーカーなどの活用にも消極的な姿勢を見せる方がいらっしゃいます。そうしたつながりを拒まれる御家庭については、学校としても最も対応が困難な事例となっております。これは、家庭と学校との関係性がよくない場合も同じでございます。
 大人の果たすべき責任とは一言でなかなか答えは見つかりませんが、学校や行政とは違う立場でそうした家庭とのつながり、調整役となっていただけるような体制づくりが必要ではないかと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その困難な中で、また新しくネット社会ということで新たな課題も出てきたわけですけれども、この中で私たちは子供がどんなふうに育っていくんだろうと将来を考えてしまうんですけれども、南国市はこれまでも命を大切にする教育をそれぞれ各学校で取り組んでこられましたし、ただ先ほど課長からの話もありましたように、確かにいろんな越えなければならない課題もありまして、できればそういったことも共有しながら、できれば私たちにできることをやっていきたいなというふうには改めて思いました。
 ぜひこれからも行き場のない子供で、言うことができない子供もたくさんおられて、今大変なニュースが出てくるわけですけれども、ぜひそのあたりは諦めずに取り組んでいただきたいと思います。
 実は昔の資料を見ておりますと、33年前に同じ12月議会で当時の教育長さんが答弁した中身があります。今と同じだったということがよく分かるんですが、昔は登校拒否といってたんですが、これも大きな社会問題です。原因もいろいろあります。いろんな要素が複雑に絡み合っている問題なので、対応も非常に難しい。ただ、いろいろ調べてみると、登校拒否症状を呈しているこの子供さんに対しては専門職員を1名配置をいたしまして、1対1でマンツーマンの指導に取り組んでいる、今後もそういう方向で努力をしてまいりたいと考えておりますと答弁をされたんです。同じ御苦労を教育委員会はずっと続けられてこられたんだなというのを、この三十数年の間に実感をしております。よりどころは教育委員会ですので、ぜひその立場で子供のために力を尽くしていただきたいと思いますが、一言いただいたらありがたいです。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 福田議員からは、これまでも命を大切に、教育環境づくりに御支援、また御指摘もいただいてまいりました。常に子供たちを中心に据え、安心・安全な教育環境、そして子供たち一人一人を大切にした人権教育を通して、健康で心豊かな南国市の児童生徒の育成に今後も邁進してまいりたいというふうに考えております。今後とも御支援、御協力よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
      (「ありがとうございました」と呼ぶ者あり)
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 最後に、65歳を迎えた障害者の方の介護保険への移行についてお尋ねをいたします。
 以前の答弁は、一律に移行ではなく御本人の状況を見て判断をしておられるということでしたけれども、現在何人の方が今までどおりの支援を受けておられるのかお聞きします。
○議長(浜田和子) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 現在、障害サービス受給者は、全体で約370名おられます。介護保険対象者でそのまま障害サービスを受給されている方は、約40名おられます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 事前の打合せのときに、国や県から介護へ一律に移行ということはないというふうにお聞きをしたんですが、そう受け止めてよろしいですね。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) 介護保険の対象となった方が介護サービスを利用した場合に、所得に応じて1割から3割の利用料を負担していただくことになり、障害福祉サービスの利用者で利用料が発生していなかった方も介護保険サービスの利用料はかかるということになります。
 先ほど福祉事務所長から答弁がありましたが、介護保険のサービスに相当するものがないものにつきましては、それまでの障害福祉サービスを受けることができる場合がありますが、同じ方が障害者自立支援法と介護保険法のサービスを同時に受けるという場合には、同じ内容のサービスであれば介護保険サービスが優先をされます。
 このことにつきましては、65歳になり要介護認定を申請される場合に説明を行いまして、御理解をいただいているということでございます。
 また、障害者ホームヘルプサービス利用者に対する支援といたしましては、南国市訪問介護利用者負担減額事業により、要件に該当した場合に訪問介護サービス移行後に利用者負担を無料とする制度がございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 障害者サービスとして受けておられること、同じ中身のものは受けられないけれども、障害者施策で受けられないものは介護保険制度、例えば介護保険制度で受けられないサービスを受けられるということになっておりますので、これは厚労省も明らかにされておりますので、私が心配をするのはそのどちらにも相談に行けない人がいるのではないかということと、それから負担が重くなるのではないかという2点なんですけれども、ぜひ国や県に対しても実情を言っていくことと同時に、南国市としては窓口に相談に来られた方にはぜひこれまでと同じように丁寧にこのことを説明をしていただきたいと思います。介護保険に移る65歳ではあるけれども、サービスは引き続き受けることができるということをはっきり説明をしていただきたいと思います。
 それと、先ほど少し触れましたが、負担増になる人については市単独ででも支援をしていくということが今後大事になってこようかと思います。これは課長答弁にはならないかもしれませんけれども、引き続き高齢者の障害のある方の立場で対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。その方向で行かれるのかだけお聞きいたします。
○議長(浜田和子) どなたに答弁求めますか。
      (「市長に言ってください」と呼ぶ者あり)
 市長。
○市長(平山耕三) その負担がどのように上がるのかっていうことを、私自身ちょっとまだ存じておりませんし、全体の制度の中でそういったことができるのかっていうところも含めて慎重に検討させていただかないといけないと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。