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一般質問 令和4年度 » 令和4年 第425回市議会定例会(開催日:2022/03/04) »

一般質問2日目(丁野美香)

質問者:丁野美香

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。2番丁野美香議員。
      〔2番 丁野美香議員発言席〕
○2番(丁野美香) なんこく市政会の丁野美香です。
 今議会での私の質問は、防災についてと自転車のヘルメットと図書館についてです。どうぞよろしくお願いいたします。
 3月というと、東日本大震災があったり、災害が発生する危険性もあるかと思われます。
 そこでまずは、災害時に避難所に避難してきたときに、一番最初に来た人が何をどうしたらいいのか分からなくて困ってしまうと思います。そんなときに役に立つ避難所開設キットというものがありますが、南国市の避難所では設置されているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、避難所開設キットは設置をしておりませんけれども、平成27年度から順次作成を始めております避難所運営マニュアルにより、住民による避難所の開設、運営の手順を定めております。現在、全ての避難所ではございませんが、そのマニュアルに沿って避難所開設キットに類するものを整備していただいている自主防災会もございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) それでは、何も準備されていないような避難所では災害時にどのような形で避難所の開設をするようにされているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 風水害など、発災前から事前に避難所を開設する場合は、現在市の職員により避難所を開設し、避難者を受け入れる体制を取っております。南海トラフ地震などの突発的かつ大規模な災害が発生した場合には、職員による避難所の開設が難しいため、地元の自主防災会を中心とした避難者により開設、運営を行っていただくことになります。そのために、先ほど申しました各避難所で避難所運営マニュアルを作成しておりますので、訓練等を重ねています。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 災害時に避難所に避難をするときには、誰が一番最初に来るのかは分かりません。ふだん、地域で行われている避難訓練のときにはリーダーとなる方がいて指示を出してくれていますが、災害というのはいつ発生するかは分からないことなので、ふだんから行われている避難訓練に参加されたことのない方でもすぐに行動が起こせるように、誰もがリーダーとなることができるように、そして避難訓練のときにも活用できるように避難所に避難所開設キットを設置していただきたいのですが、いかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 避難所の開設、運営につきましては、地域によりまだまだ温度差があり、全ての避難所で運営できる状態にはなっておりません。丁野議員の御提案の避難所開設キットを導入するなど、住民による避難所開設に必要な資機材等を整備し、訓練を通して住民の皆様による避難所開設、運営の能力向上を図ってまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 地域によっては、避難所の開設や運営に温度差があると言われていますが、それならばなおさら誰もが使用できる避難所開設キットに取り組んでいっていただきたいです。南国市が現在取り入れている避難所運営マニュアルもまだ全ての避難所には設置されていないということですし、これから梅雨入りしたり、大雨や台風といった災害が、地震発生だけでなく、突発的に発生したりすると思われますので、ぜひ事前に準備の一つとして避難所開設キットの設置に向けてよろしくお願いいたします。
 次に、先月の高知新聞にも掲載されていました、障害者に対応したハザードマップの作成についてですが、現在高知県としては今のところまだ作成されていないようですが、水害ハザードマップが障害者の方たちに対応している自治体は16都道府県の41市区町村だけで、国土交通省の調査によると、調査に応じた1,591自治体の2.6%だったそうです。自治体とは別に、民間団体などが障害者向けのマップを作って提供しているというやり方などもあるそうです。
 そういったことを含めて、近年では豪雨災害が増加傾向にあり、ふだんから使用しているハザードマップを障害者の方たちにももっと分かりやすく周知していただくために、ぜひ南国市で点字表記や、スマートフォンで読み込める手話動画や、市のホームページに音声ファイルを公開するように作成してみることはできませんか、お伺いいたします。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市が現在作成をしております各種ハザードマップは、視覚に障害がある方に対する配慮が十分でない状況でございます。
 他市町村の取組を見てみますと、丁野議員の御紹介のとおり、提供方法として音声や点字、手話動画を活用したものがあり、ホームページでの音声ファイルによる情報提供や、スマートフォンでの手話動画の配信など、本市でも取組ができるものではないかと考えております。今後、先行事例を参考に取組を検討してまいります。
 また、障害者向けのハザードマップを作成するためにはどのような情報が必要で、どのような情報提供が効果的で分かりやすいのかなど、民間団体などのお力もお借りしてやっていきたいと思います。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ただでさえ不安な気持ちが大きい方たちに対して、災害時に少しでも早く情報提供を分かりやすく伝えることができるように取り組んでいただけるようによろしくお願いいたします。
 次に、現在、南国市には災害時に活用できるマンホールトイレの設置箇所は何か所あるのでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 御質問のマンホールトイレにつきましては、現在専用のマンホールを備えた三和防災コミュニティーセンターに3基、既存のマンホールに設置するマンホールトイレ60基を備蓄しております。
 また、今後の予定といたしまして、篠原地区土地区画整理事業における公園に2基、開館を控えている地域交流センターには発災時に貯留型の便槽へ切り替える機能を備えたマンホールトイレを整備いたします。このほかにも、大篠小学校、十市小学校などに整備を進める予定でございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 三和防災コミュニティーセンターに設置されていたり、今後は篠原地区の公園や地域交流センターや、これからは大篠小学校や十市小学校にも整備を進めていただけるということですが、ぜひ早急に取りかかっていただきたいので、よろしくお願いいたします。
 現在、私の住んでいる地域の緑ヶ丘地区では、避難場所の一つとして錦城公園がありますが、災害時に周辺の方々が避難してきた場合にどのような状況や状態になるのかは分かりませんが、一時的に過ごすことができるよう、夜間に避難してきた場合などに活用できるように災害時用のテントやトイレ設置の準備などは防災倉庫などに用意されているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 錦城公園内に整備をしております防災備蓄倉庫には、災害用トイレとして、ポータブルトイレ5基、トイレ用テント5張り、トイレ処理剤500回分を備蓄しております。これは、県内市町村で定めております緊急避難場所に保管すべき数量の2.5倍の数量となっております。
 また、災害時用の個別テントにつきましては、錦城公園が津波により地域内で孤立する場所ではないことから設置は行っておりません。周辺には、指定避難所として、十市小学校、またJA高知県十市支所と避難所協定を締結しておりますので、錦城公園に緊急避難した後、御自宅等で過ごすことが困難な場合にはこれらの避難所に避難していただきたいと考えております。
 なお、御自宅の耐震化や家具の固定など、事前対策を進めることによって、発災以降でも御自宅における避難が可能となります。
 引き続き、各種補助制度を御利用いただくなど、防災・減災の取組を進めることに努めてまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 緑ヶ丘地区は住民が多いので、錦城公園での災害時に使用できるトイレ処理剤が県内の市町村で定める数量の2.5倍ということで、少し安心しました。そして、自宅での避難がなるべくできるように耐震補強や各種補助制度の利用促進なども進めていっていただきたいです。それに加えて、高知市の地震火災対策推進事業でもやっている感震ブレーカーというものがありますが、そちらの配布などを住宅が密接している地域から順次配布していると聞いております。ぜひ、そちらのほうも進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、「広報なんこく」の3月号に掲載されていたり、昨日は植田議員も質問されていました南国市防災メールの配信を開始されていますが、より早く注意喚起ができたり、情報が分かるということはとてもいいことだと思います。私も、早速登録させていただきました。
 命を守るために防災メールの活用が広がるということはとてもいいことだと思います。そして、今度、南国市が取り組む事業の一つとして、小中学生を対象とした防災士養成講座を開催されるそうですが、それはどういった取組内容なのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 「広報なんこく」3月号でお知らせいたしました南国市防災メールにつきましては、昨日植田議員にお答えいたしましたとおり、災害時の状況に応じた詳細な情報を配信して命を守る行動の後押しをすることを目的に開始するものでございます。また、小中学生を対象とした防災士養成講座につきましては、近い将来に発生が懸念される南海トラフ地震や、近年頻発しております豪雨災害に対して、さらなる地域の防災力の向上を図る必要があるとの認識から実施を目指しております。
 地域防災を担っていただいております自主防災組織の高齢化が進み、世代交代が思うように進んでいないという現状がある中で、本市ではこの状況を改善すべく、南国市国土強靱化地域計画にも事前に備えるべき目標として位置づけております。具体的には、市立小中学生の生徒50人以上を対象といたしまして、本市が防災士養成講座を実施し、資格取得を目指していただくものでございます。資格取得費用を含めて、受講料は全額市が負担し、多くの小中学生が資格取得を目指せる事業としております。その効果として、地域の防災力向上だけでなく、地域のつながりや小中学校の魅力アップ、そして子供たちの地元愛の向上、活躍の場の広がりなどを期待しております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 未来ある若い世代の人たちが地域を守ろうとする意識を高めるためにやる小中学生向けの防災士養成講座の開催は、これからの防災の面での強化、災害に強いまちづくりへの土台となることだと期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、昨年の9月議会でペットの同行避難について質問させていただきましたが、その中でペット防災手帳を南国市でも取り入れてくださいとお願いしていたのですが、その後、完成されたと聞きました。どうもありがとうございます。その手帳はどのような場所に配置されるのでしょうか。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 議員御提案のペット防災手帳が、斉藤議員にはデザイン等の御協力もいただきまして、このたび携帯しやすい形で完成品をいたしております。現在、環境課と1階の総合案内に配置をしております。また、本市ホームページにも掲載をしております。御提案、御協力、誠にありがとうございました。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。今後は、ぜひ量販店や近所のスーパーやペットフードを取り扱ってる店舗など、飼い主さんの目に留まるところに配置して、南国市のペットを飼っている方たちの防災の心構えや準備が事前にできる手助けができますようにどうぞよろしくお願いいたします。
 次に、昨年の12月議会での質問で、学生だけでなく、大人の自転車のヘルメット着用に補助をお願いしてありましたが、その際に村田副市長が自転車で通勤されているとお聞きしたのでヘルメット着用をお願いしましたが、その後、購入されて通勤時に着用されているとお聞きしました。誠にありがとうございます。副市長が着用されることで、市民の皆さんや職員の方たちのお手本になるのではないでしょうか。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 それを踏まえまして、今回は施政方針で、自転車事故が多発傾向にあることから市民のヘルメット着用の推進を図るため、新たにヘルメット購入に対する補助制度の創設と、自転車保険の加入についての啓発についてありました。それはどういった内容なのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 4年度から予定をしております南国市自転車ヘルメット購入補助金制度は、自転車乗車時の交通事故防止、及び事故被害の軽減のため、市民を対象として創設いたします。
 本市におきましては、これまで小中学生の通学時におけるヘルメットの購入制度はございましたが、近年、自転車事故が発生すれば重大な被害につながる傾向にあるため、自転車ヘルメットの着用が進むことにより、日常の自転車使用時においても乗車時の安全が図られ、交通安全普及活動に寄与できると考えております。同補助制度は、自転車の利用者1人につき1,000円を限度として交付する予定でございます。今議会に予算を計上しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
 なお、購入できる事業者は、市内に本店、支店を有する法人、及び市内に住所を有する個人事業者を予定しております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。
 では、新たな補助制度となってこれからどのような啓発を進めていかれるのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 5月の自転車マナーアップキャンペーンの期間中や、年間15回程度開催しております自転車交通安全教室で新たなヘルメット購入補助制度をPRしてまいります。
 また、自転車の交通安全啓発のため、本年度、南国市交通安全市民会議の実施事業といたしまして、中央圏域交通安全対策協議会の交通安全モデル事業を活用いたしまして、電動アシスト自転車とノーパンクタイヤを各1台、ヘルメット2個を購入いたしました。様々な自転車の特性を理解してもらうため、自転車安全教室における試乗を通して、自転車保険加入の促進と併せて啓発を進めてまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。自転車教室での電動アシスト自転車とノーパンクタイヤ自転車の試乗は、皆さん楽しく学べるのではないでしょうか。これからも、自転車での交通安全啓発や、ヘルメット購入の補助制度の創設と自転車保険加入促進も含めて、どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、昨年の11月に徳島市立図書館のほうへ視察に行ってきましたので、そのことを踏まえて、今度新しくなる南国市立図書館について質問させていただきたいと思います。
 まずは、現在の図書館整備についての状況をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 令和3年度末で、本体の実施設計、及び造成工事の設計を終えます。用地取得、移転補償につきましては、県に事業認定申請の手続中であり、令和4年度は県からの認定があると、税務署協議の後、用地取得、移転補償を行ってまいります。
 なお、この予算につきましては、一度3月補正で減額した後、4年度当初予算に計上し直しいうことでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 南国市立図書館が建設される場所は、現在建設中の都市計画道路の周辺であり、住宅地への配慮や、車で通行する際のメインアクセスなどにはどのように配慮されているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 建設中の都市計画道路、南国駅前線から入ってまいりますが、そこに市道が2路線接続しておって複雑な地形となってございます。南国警察署ほかとも幾度か協議しながら、利用者の利便性、安全性に配慮して計画をしております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 後免駅の周辺から図書館に行くルートだと、学生や近所の方たちは自転車で来ることが多いと思われますので、今から協議も含めて、都市計画道路との接続している場所を考慮して、歩行者や自転車での来館者の方たちの安全面には念入りに御配慮いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 現在の図書館職員の大半が非正規職員で、専門職でもある司書の方も短期間で入れ替わるというのが現在の状況だと思われますが、職員の雇用や専任の館長などはどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現在の図書館の職員構成は、正規職員3名。館長1名、専任でございますが、これは司書資格を有しておる者ではございません。司書資格を有する職員1名、再任用短時間勤務司書職員1名の3名でございます。続いて、会計年度任用職員が6名、6時間パートの事務補助職員が2名、司書資格を有する月17日勤務の職員が4名でございます。
 会計年度任用職員の任期につきましては、現在の運用では最大2回の更新が可能でございます。また、2回の更新の後、あくまで公募を経てではございますが、それ以降の任用も可能となってございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 図書館が新しくなると蔵書も増えます。そうなると、専門的な知識がある方がいるととても助かりますので、司書の方や常時いてくれる職員さんには更新を2回だけでなく、ぜひその後の任用もよろしくお願いいたします。
 次に、現在約10万冊ある収容冊数を今度新しくする図書館では約20万冊に増やすというふうにありますが、そのコストとどのような蔵書を置かれるのかお聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現在3月末までの実施設計完成に向けて進めてございますが、開架が約10万冊、書庫に約8万冊の合計18万冊の計画となりました。
 コストでございますが、1冊の平均単価が1,800円とすると、単純に考えますと8万冊増やすのに1億円以上かかることになります。ただ、図書館運営上は、開館後も常に新刊を購入しながら運営をしてまいりますので、書庫については一定の余裕が必要となってございます。もちろん、開館時点で開架、書庫がある程度充実していることが必要ですが、それを見据えて蔵書を増やしていく計画でございます。
 内容につきましては、児童書、専門書、一般書、バランスよく配置をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。
 資料収集に当たって、開館準備段階から順次蔵書の充実を図ると基本計画書には載っていますが、専門的な蔵書などの準備はされているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 資料収集に当たって、開館準備段階から順次蔵書の充実を図ると基本計画に書いてございますので、それに基づき開館に向けて充実させていきたいと考えておりますが、市民に身近な本を提供するという公立図書館の役割を踏まえ、各分野の入門書、基本書や実用書を主に収集したいと考えてございます。コアな専門書等につきましては、県立図書館のほうへある程度依存するということでございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) せっかく図書館が新しくなるのですから、今から少しずつ準備をして、市民の皆さんが満足できるような蔵書を増やしていくようによろしくお願いいたします。
 次に、南国市立図書館基本設計書に対するパブリックコメントの結果についてのコメントがありましたが、それには、県立大学や高知大学の学生を中心としたまちづくりの拠点となるべきではないでしょうかという意見に対して、市の考え方としては、民間委託などについて、開館後の運営形態などはまだ未定であり、大学との連携なども含めて御意見を参考にさせていただきますとありました。開館してから意見を聞いていては遅いのではないでしょうか。今から準備などはされているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 開館までには、どのような図書館サービスを提供していくかというサービス計画を策定する必要があると考えてございます。その計画策定の中で、地域の学生さんとの連携の在り方などを検討していきたいと考えてございます。また、大学生に限らず、現在の図書館においては高知農業高校の生徒さんと連携した活動を行ってございますので、新しい図書館におきましても地域の中で様々な機関や学校と連携しながら図書館サービスを提供していければと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 現在も、地域の方たちや大学生や高校生などとの連携体制などもされているようですが、新しい図書館が開館してから今までのようにやっていては準備が遅れてしまうのではないでしょうか。なるべく早めの準備態勢でお願いいたします。
 次に、南国市立図書館建設整備基本計画の中で、子供の読書活動として、南国子ども読書活動推進計画に基づいてゼロ歳児から18歳までを対象とした事業を実施し、子供たちがそれぞれ自分に合った読書活動ができるような環境づくりをしますとありますが、令和2年4月に第3次計画が策定予定であった南国市子ども読書活動推進計画は、その後どうなっているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 令和2年4月に第3次南国市子ども読書活動推進計画を作成してございまして、計画の推進に努めてございます。現在、5か年計画の2年目で、ちょうど令和3年度の事業報告について関係機関に照会を行ったところでございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 徳島市立図書館のほうでは、子供ルームがあったり、子供たちが楽しく本選びができて、保護者の方も安心して図書館へと足を運ぶことができる空間がありました。子供と本を結ぶ人づくりや、本が身近にある環境づくりなどの読書活動推進計画に基づいて今後も取り組んでいっていただきたいので、よろしくお願いいたします。
 現在、移動図書館の巡回は廃止されていますが、1か所だけモデル事業として十市出張図書館のように、図書館に行くことが難しい高齢者の方や障害者の方たちへのサービスとしてアウトリーチサービスなども必要なのではないでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 移動図書館の巡回を廃止して以降は、十市への出張図書館、モデル事業で行ってるものでございますが、それを除きますと、御指摘のとおり、来館できない高齢者や障害者へのサービス提供ができていない状況でございます。
 現在は、新図書館建設に向け、職員、経費を割いてございます。モデル事業の拡大は容易ではございませんが、御指摘のように、サービスの必要性は承知してございます。十市モデル事業の結果も踏まえながら、今後のサービスの在り方について探っていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 高齢者の方や障害者の方たちは、図書館へ行きたくてもなかなか行くことが難しかったりします。本当は図書館での空間を楽しんで、本を選んでゆっくりとしていただきたいのですが、来館することが難しくても本を借りる楽しみを共有できるように今後の図書館のサービスの在り方は検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、図書館で借りた本を返却するのにいつでも返却できるように、数か所のコンビニとかでいいので、24時間対応が可能な返却方法は考えられないでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) コンビニでの返却対応については、回収に係る経費、人員が増加をいたします。まずは、図書館で返却すると同時に、返却した折にまた次に本を借りていただき、継続的に利用していただけるよう、魅力ある図書館サービスを提供できるよう努めてまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 返却方法が少しでも便利であるということは、借りる側としては気軽に借りることのできる一つではないでしょうか。返却時にまた次の本を借りていただきたいということも分かりますが、24時間返却可能というサービスをぜひ取り入れていってほしいです。よろしくお願いいたします。
 次に、昨年視察に行った徳島市立図書館にもありましたし、お隣の香南市の図書館でも活用されています本の通帳というものがありますが、その本の通帳をサービスの一つとしていかがですかとパブリックコメントでも市民の方から声が上がっていました。その際の市からの返答では、御意見を参考にさせていただきますとありましたが、その後、検討されているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現在、南国市で使ってございます図書館のシステムパッケージにつきましては、令和5年10月に更新の時期を迎えます。その際、システム更新の際、費用対効果などを分析した上で導入の判断をしたいと思ってございます。
 現行のシステムでは、オプションとして別に150万円ほど必要でございました。書籍の購入とかというようなバランスを取りながら考えてまいりたいと思っております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 本の通帳というものは、子供たちには本の貯蓄ができて楽しめますし、高齢者の方たちには借りた本の履歴が把握できて大変便利に使用できることだと思われますので、ぜひ、予算もそうですけども、導入のことを考えていただき、私もできたら使ってみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 現在、香美市でも図書館が新しく建設されていますが、参考にされているところはあるのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 香美市立図書館では、ボランティアの育成や住民との協働などに力を入れているとお聞きをしてございます。南国市でも友の会とかございますが、活動が先細りになってございますので、公共図書館のつながりの中で状況をお聞きしたり、情報収集を行いながらよいところは取り入れていきたいと考えております。建設に当たっての公募の要領とかいうときには大変お世話になったんですが、最近また別の運用面とかではまたお聞きすることもあろうかと思います。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 香美市でも図書館が新設中で、いろいろな面で参考にして、いいところは取り入れていってほしいです。
 そこで、市長にお伺いしたいのですが、現在南国市に新しく図書館ができることを知らない市民の皆さんが多数おられると思いますが、その点についてはどのように考えておられますか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど、今の状況ということで、課長からも説明があったと思いますが、今の実施設計が今年に終わるということで、これからまた用地の購入とか移転補償とか、そういった段階に入っていくわけでございます。まだまだこれから形づくりの前にしないといけないことがあるわけでございまして、この後、形になっていくにつれて、地域の皆様がそれを見て分かってくださるということもあろうと思います。後免地区の皆様には1回説明会も行いましたので、結構知っていただいているのではないかと思いますし、パブリックコメントもしたということで、そちらに意見をいただいた方とか学校関係者とかは御存じいただいてるのではないかと思います。
 しかしながら、まだまだ形がないわけでございまして、御存じない方ももちろんたくさんいらっしゃると思います。ですので、このことにつきましては、今後皆さんにこういったものができるんだよというような広報というものに努めてまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) どうもありがとうございました。
 せっかくきれいに新しくなり、皆さんに活用していただける図書館が建設されるのですから、もっとPRをして市民の皆さんからの要望を問いかけながら、他市町村のいいところや、南国市だけのすばらしい面がある図書館ができることを期待して、これからもまた質問させていただきながら状況を聞いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。これで私からの質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田和子) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田和子) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明10日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時43分 延会