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一般質問 平成30年度 » 平成30年 第405回市議会定例会(開催日:2018/12/07) »

一般質問3日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。20番西岡照夫議員。
      〔20番 西岡照夫議員発言席〕
○20番(西岡照夫) 20番の西岡照夫でございます。本日は午前中に大変熱の入った一般質問がされまして、私のほうでは、少し雰囲気を変えて質問をさせていただきたいと思います。
 私の今議会での質問は、総括で次の3点であります。1イオンの南国市への出店、2南国市中央地域交流センター(仮称)、3(仮称)南国日章工業団地です。
 1点目は、イオンの南国市への出店についてをお伺いをいたします。
 さきの6月議会で、私の質問に対する市長答弁を読ませていただきますと、私のほうで把握しておりますのは、昨年、市長に就任した後、昨年中に1度イオンの方がお見えになって、イオンを建設するように、予定どおり進んでいるという報告は受けたことがございます。昨年からいいますと、もうかなりの時間がたちまして、その後、私のほうにはイオンのほうから何の報告もされていないのが実情でございます。ですので、確かに以前そういったイオンの計画があって、市道がどのようになるかという、そのイオンの出店によって今の南国市の市道の計画がその中でどのように取り扱われるかという兼ね合いというものはあったと思います。今どのような状況になっているか、改めてイオンのほうに確認をしないとお答えすることができませんので、またイオンの方と会う日を設定するようになっております。そこで、お会いしてお話を伺いたいと思っております、と述べられました。
 それでは、再度、イオンに関するこれまでの経過や、10月末にイオンの関係者とお会いをしたと思いますので、今後の見通しも含めてお聞かせください。
 2点目は、南国市中央地域交流センター(仮称)についてお伺いをします。
 既に土居恒夫議員の質問で答弁もあっておりますが、私なりに幾つか質問をさせていただきます。
 まず1つは、11月22日に業者選定、プロポーザル実施要領が示されましたので、プロポーザルの概要、1業務内容、2業務の実施方法、3業務の趣旨・目的、4委託料、5選定方法をお聞きいたします。
 2つは、設計業務委託特記仕様書のうち、委託期間、工事予定期間、敷地面積、予定工事価格、構成要素(所要室)と規模はどのようになっているのか。
 3つは、大篠公民館、中央公民館とその他既存施設の解体、撤去、移設はどのようになるのか。
 4つは、この交流センターの建設位置は敷地のどのあたりになるのか。多目的ホールは当初2階にと図面を示されましたが、今の考えは大篠・中央公民館との兼ね合いもあわせてどのようになるのか、お聞かせください。
 3点目は、今議会、議案第22号にもあります(仮称)南国日章工業団地についてお伺いいたします。
 高知県と共同で進めている(仮称)南国日章工業団地事業については、平成31年度に本体造成工事及び市道・管理道路工事に着手する予定とあります。同団地を計画した目的や経過、地元関係者とのこれまでの協議なども踏まえ、工業団地の開発面積や区画、関連施設、分譲価格、完成はいつになるのか。それと、県との共同開発による他市の状況も、わかればお聞かせください。
 先日、同僚議員と佐賀県多久市へ企業誘致の取り組みについて視察研修に行ってきました。多久市での企業誘致は、当市の経済発展、就業機会確保、定住促進あるいは税収増加策として市政にとって重要であり、多久北部工業団地の造成を行い誘致活動を行っており、関東地区、関西地区、東海地区の企業訪問を年、三から四回程度実施している。また、佐賀県やゼネコンなどからの情報収集も随時行っているとのことでした。また、各種優遇制度を設け、佐賀県企業立地促進特区の指定を受けており、県条例及び市特区条例の規定を満たすと、県及び当市から手厚い優遇制度を受けることができるとのことでした。南国市や高知県の各種優遇制度はどのようになっているのかお聞きをいたします。
 次に、工業用水について、(仮称)南国日章工業団地での対応はどのようにされるのか。地下水や水道については、さまざまな問題が生じた地区だけに地域住民の理解が必要と思われるが、このことについてお聞きいたします。
 以上で1問目の質問といたします。よろしく御答弁をお願いをいたします。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) 西岡議員さんの御質問にお答えいたします。
 西岡議員のイオンの南国市への出店に関しまして、最初にこれまでの経過としましては、従前からイオンの出店の情報はありましたが、公式には平成26年にマルナカ南国店北側の土地へイオン進出計画が示されました。その計画地内には、平成24年に市道認定され築造予定の市道稲吉篠原線があるため、道路計画の変更について要請がありました。イオン進出計画地は、南国市マスタープランで地区計画により商業施設を誘導する地域と位置づけている地域であり、農振除外、農地転用、排水問題、交通渋滞対策等という課題をクリアしなければならないという条件はありますが、開発可能な地域でございます。その後、土地所有者に対しまして不動産業者を通じた用地交渉が進められておりますが、建設価格の高騰などにより計画の見直しなどが必要となり、それに時間を要しております。本年6月議会で答弁いたしました以降も、イオン側の訪問を得て情報交換は行っておりますが、現時点で明確な計画の提示はあっておりません。今後の見通しとしましては、市道稲吉篠原線は大篠小学校南側から南国市消防署前市道129号線間820メートルを結ぶ新設道路でありまして、市街化区域住民の避難道路としての役割や商業施設などを誘導する目的を持って平成25年度より着手した道路です。さらに、本線道路沿いには、議員の御質問にあります中央地域交流センターの建設計画が進行中であり、市として本線道路の早期完成を目指しているところでございます。そのため、イオン側にはできるだけ早い時期に今後の地区計画の方向性を示していただくように要請しているところですし、市といたしましても本線道路整備のための年度計画を考え、イオン側に方向性を決めていただく期限を伝えることができるよう準備を進めているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
      〔中村俊一生涯学習課長登壇〕
○生涯学習課長(中村俊一) 西岡議員の御質問の中で、中央地域交流センター(仮称)についての部分についてお答えをいたします。
 プロポーザルの概要のうち、業務内容につきましては、中央地域交流センター(仮称)の建設工事に伴う基本設計及び実施設計並びに事業認定申請書類作成、これは建築確認の申請ですとか開発許可の申請書の作成業務等でございます。業務の実施方法につきましては、特記仕様書に示されております図面類を提出していただくということはもちろんですが、それの実施に当たっては、南国市教育委員会生涯学習課と調整を図って、また都市整備課建築係と調整をしながら進めるということにしてございます。
 業務の趣旨・目的は、かねてから申しておりますように、老朽化しました中央公民館及び大篠地区公民館を合築して改築するもので、社会資本整備交付金の中で立地適正化計画の中に位置づけられております地域交流センターとして新たに整備するものでございます。大篠地区公民館がかなり古くなっているということは、もうかねてより大篠地区の住民の方から御意見をいただいておりまして、後免、前浜、奈路等終わりましたので、今残っている公民館では一番古いということでございますので、改築を中央公民館とともに行うものでございます。それに加えまして、南国市内にはこれまで文化的行事を行える施設がなかったため、音楽、演劇と文化的行事を行うに足る舞台、音響設備を備えたホール、500席程度の観覧席を配置し、その席は可動席とし収納可能なものとするということで、多目的施設として整備するものでございます。
 駐車場は、敷地内では十分確保できないので、敷地外にも整備しますが、これは発注者側のほうでするということで条件を提示しております。また、大篠小学校だけでは避難所として不足しております。当該施設ができましても、大篠地区住民が全員避難できるというものではございませんが、ある一定補完できるよう、避難所としての機能もあわせて整備したいと考えておるものでございます。
 続きまして、委託料でございますが、7,999万2,000円(消費税含む)以内として上限を示しておるものでございます。選定方法につきましては、公募型プロポーザル方式ということで、参加申し込み表明は12月6日で締め切っております。現在、2次審査用の提案書類を12月28日まで作成をお願いしておるところでございます。
 2つ目に問いがございました設計業務委託特記仕様書のうちの、まず委託期間につきましてですが、年が明けましての31年2月1日から32年1月末で予定をしております。工事の予定期間でございますが、平成32年6月から竣工が平成33年7月末、既存施設の解体も含んでの予定としております。発注が建設、いろんな価格の高騰とかいうことで、入札がうまくいけばということもございますし、いろんな諸要件も発注した後で出てこようかとは思いますが、早い完成を望んでおります大篠地区の方のためにも、できるだけ早くということで考えてございます。
 敷地面積ですが、約5,000平米ということで仕様書のほうには表記をしております。後で申し述べますが、上水道局のプレハブ倉庫と生涯学習課の文化財倉庫、またからくり創造工房等を除けますとこれより大きい面積となりますが、5,000平米ということで特記仕様書のほうには表記をしてございます。
 予定工事価格は10億円程度と記載しております。これは午前中、土居議員への質問でもお答えしましたとおり、必要な機能を満たすためには、あるいは上回るかもしれませんが、現時点での推定としての10億円程度という表記にした経緯がございます。
 構成要素でございます。事務室、大篠公民館長のほうからは個別の館長室をということを求められておりますが、一体化ということでお願いしております。調理室、大篠地区社会福祉協議会の方は独居高齢者への配食サービスをしておりますが、現況は大変苦労されて調理されておるということで、今の調理室よりは大きいものになろうかと思います。会議室、研修室、更衣室、多目的ホール500席程度、機具庫、ミーティング室、音響室、ふれあい教室、適応指導教室のことでございます、和室、倉庫、便所、湯沸かし室、そして備蓄倉庫となってございます。床面積は2,800から3,000平米で今のところ予定をしておるものでございます。
 次に、大篠公民館、中央公民館につきましては、解体撤去ということでございます。あとの上水道局のプレハブ倉庫、文化財係のプレハブ倉庫、からくり創造工房がございます。からくり創造工房は、また御相談をするということにはなりますが、移設を考えております。文化財係のほうは解体して、別にまた新設をいたします。上水道局の倉庫についても、同様でございます。大篠公民館のほうにつきましては、地元の方から先に壊すと建設するまで相当間があくので解体をおくらせてほしいという要望があってございますので、それにかなう方法がないか今後検討してまいります。
 次に、交流センターの建設位置は敷地のどのあたりということでございますが、先ほどの大篠公民館をできるだけ解体を遅くしてほしいということが実現可能であれば、建設予定地は敷地の東南側になるので、これを第1候補として考えてまいりたいと思います。まだ、地質調査等はできておりません。
 それと、以前、公民館の運営審議会で示した図面はあくまで検討のためのたたき台ということでございます。ホールが2階から3階にまたがるような図面になってはございましたが、多人数の方が出入りする部屋になりますので、1から2階のほうが妥当ではないかと今のところは考えてございます。
 先ほど申しました所要室の中で、大篠公民館がどの部分かということにつきましては、会議室ですとか調理室、和室等がそういうことになってこようかと思いますが、柔軟に対応して、共用と言ったらちょっと言い方変ですけど、の中で大篠公民館としての優先度が高いような使い方ができれば、柔軟に稼働率を上げた使用ができるのではないかと今のところ考えてございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
      〔長野洋高商工観光課長登壇〕
○商工観光課長(長野洋高) 西岡議員さんの(仮称)南国日章工業団地の質問にお答えをいたします。
 南国日章工業団地の経過につきましては、平成22年度に庁内の新工業団地検討プロジェクトチームを設立し、団地整備の候補地について検討を始めました。候補地につき検討を重ね、25年度までに適地調査を実施、現在の場所で団地整備を行うこととしています。平成25年度末に高知県と共同開発に関する協定を締結し、平成26年度より用地測量、調査、実施設計などに着手、27年度には水文調査を開始し、土地鑑定等を実施しました。27年度末から28年度にかけて、関係地区への事業説明会を経て、同年冬には用地交渉を開始しております。現在、用地買収がほぼ完了し、年度中には配水導水路の工事に着手予定、また31年度には本体造成工事等を開始する予定となっています。現在のところ、32年度末の完成を目標としており、33年度中の分譲開始を目指しております。
 売却の見込みとしましては、平成26年度以降、南国市への立地相談が25件ほどあることから、南海トラフ地震による津波被害浸水区域からの移転など、南国市への立地ニーズは一定あると考えております。
 団地内容としましては、開発面積が約16.1ヘクタール、うち分譲面積が約11.5ヘクタールで、現在のところ約1.1ヘクタールから3.2ヘクタールの6区画となる計画ですが、企業ニーズに合わせて細分化といったことも可能ではないかと考えております。団地内には、国道55号線と団地を接続する幹線道路、各区画への進入路となる区画道路、農道水路等を管理する管理道路を整備します。また、団地内に降った雨水や排水を一時的に受けとめてから王子川へ流すための一時貯留池を整備しますが、これにより大雨時に排水先の王子川の水量は瞬間的に増加することを抑制することが可能となります。
 分譲単価については、まだ決まっているわけではありませんが、近隣の団地の単価が高知岡豊工業団地が坪約5万円、高知中央産業団地が坪約8万3,000円、香南工業団地が坪約5万円、高知テクノパークが坪約6万9,000円となっていることから、経費等の兼ね合わせと近隣団地の単価を考慮して分譲単価を設定していきたいと考えております。
 (仮称)南国日章工業団地の整備目的が、雇用を創出し人口減少に歯どめをかけることとなっていることから、雇用創出効果が高いとされている製造業、製造業に関連する運輸業などの誘致ができればと考えています。また、立地する企業は南国市と環境協定を締結しますので、環境協定を遵守できる企業に立地していただきたいと考えております。なお、誘致企業の募集に関しましては、これから県と協議をし、内容を決定していくこととなります。
 誘致企業への優遇措置としては、県、市とも支援制度があり、県の企業立地促進事業費補助金については、細かい要件はあるものの、製造事業者が5,000万円以上の投資により工場の新設または増設を行った場合に、減価償却資産の取得費のうち補助対象経費の10%から25%を補助するものです。また、南国市の支援策としましては企業立地奨励金があります。企業立地奨励金についても、地域要件など細かい要件はありますが、大まかな内容として、1、土地を取得した日、または借地した日から起算して3年以内に家屋建設に着手した場合に、立地に係る固定資産税額を補助する企業奨励金。2つ目としまして、家屋建設完了後1年以内に実施した緑地の整備、または事務所の周辺地域の環境に配慮するために行う設備の整備で、家屋建設完了後1年以内かつ住民等から対策を行うよう要請を受けたもので、南国市と事前に協議をし、必要と認められたものである場合に、緑地整備、環境整備に要した額の2分の1を支援する環境整備奨励金。3つ目としまして、企業奨励金の交付を受ける新設企業で、操業開始後3カ月までに事業所において南国市民を5人以上新規雇用した場合、または試験研究施設及びソフトウエア業等施設を有する企業の場合で、南国市民を2人以上新規雇用した場合で、1年経過した日において継続して常時雇用されている場合に、1人当たり50万円を交付する雇用促進奨励金などがあります。
 工業用水に関しましては、(仮称)南国日章工業団地では地下水の取水を禁止していることから、工業用水を希望されても対応することができないと考えております。また、(仮称)南国日章工業団地に立地する企業に対する水の供給は、上水道を計画しておりますが、団地全体での給水能力は日量400トンの計画ですので、地下水が利用できないことも考慮すると、大量に水を使用する企業の立地は難しいのではないかと考えています。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
      〔橋詰徳幸上下水道局長登壇〕
○上下水道局長(橋詰徳幸) (仮称)南国日章工業団地につきましての企業誘致を行う上で、業種によりましては大量の水が業務上必要となることが考えられます。必要な水を上水道で対応すれば、企業の水の使用時間において周辺で水圧低下を招くことが考えられます。また、当該配水区における水の需要と供給のバランスを保つよう、関係部署であります商工観光課と今後協議をいたしまして、計画水量の要請をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西岡議員。
○20番(西岡照夫) 市長を初め、それぞれ課長のほうから詳しく御説明をいただきました。非常に細かく御説明いただきましたので、ほとんど納得ができたと思いますが、2点目で少しお尋ねをしたいと思います。
 まず、イオンの関係でございますが、この10月の終わりにお見えになったということでございますが、先ほどの市長の答弁では、まだほとんど進展がないということで、非常に市民としては面はゆい、いわゆるどうなるのかなというのが関心事でして、本来ですと、もうこの10月あたりで結論が出るんではないかというように思っておりました。ただ、心配されるのは、余り時期が延びますと、もう5年も6年もたっておる状況でございますので、それを考えると、地権者にとりましても開発ができるという前提で同意をされてる方がほとんどでございます。これによりまして、早く結論を出していただかないと、もう土地を処分したいという方も何人かおいでます。やっぱり、これは道も含めて商業地域として指定をしておりますので、もしイオンが出店をしないということになれば、新たな開発の計画も進めなければいけないと思いますので、そういった意味では南国市にとっても非常にこの状態が続くということはマイナスですので、しっかりイオン側ともたびたび接触を持たれて結論を早く導くように、市長のほうでしっかり努力をしていただきたいと思います。これはお願いをしておきたいと思います。そのことについて、もし御答弁があればお願いをいたしますが、3点しかできませんので、もう少し。
 それと、地域交流センターですが、このことについては午前中の土居恒夫議員でかなり答弁もあっておりますが、ただ一番懸念されるのは、10億円という一つの今示されております予定価格が、これで本当に大丈夫かなという思いを土居議員も持たれてたし、ここにおる議員全員がそのように思っておると思います。
 それで、私少し近隣のこういった類似の施設をちょっと調べてみますと、年代は古いですが、昭和58年9月に完成しております香南市夜須のマリンホール、ここが大体2,927.1平米ということで、先ほど答弁をいただきました3,000平米にほぼ近いような面積でございます。このときの費用は、昭和58年9月ですので、設計監理費が3,700万円、工事費8億4,605万円ということで、この時代としては大きなお金だったと思いますが、今言いますと少し、10億円という先ほどのお話に近いかなというような感じもしますが。次に、これは平成7年に建築をされております高知県立福祉交流プラザ、高知市の朝倉にございますが、これは5階建てということで少し規模が大きいです。35億6,383万円とかいうような金額ですが、たまたまここが500名定員の多目的ホールということで、大小の研修室などがあるということですので、これも一つの目安になるんではないかと思いますが、金額的には非常に高い金額になっております。それから、当時春野町ですが、現在高知市の春野町にありますピアステージ、これが平成8年に完成をしております。客席数が400席で床面積が3,600平米、この工事価格が16億4,800万円という金額でございます。それと、同じ平成8年に完成しております、お隣、香南市のふれあいセンターは、敷地面積はほぼ同じ3,000平米ですが、ここも三、四階の建物のように思いますが、総事業費は19億5,500万円。香南市の施設はこういった状況でございます。
 これを見ますと、やはり今回のこの10億円という数字がどうなのかなというふうな思いがするわけですので、先ほど生涯学習課長が答弁をいただきました内容、大篠公民館、中央公民館含めてのそういった複合施設ですので、それへ待望のホールということになれば、先ほど少しまだ金額には余裕があるというふうなことも言われてますので、できるだけ市民の期待に沿うような施設にしっかりしていただけるように努力をしていただきたいと思います。
 それと、工業団地ですが、大変詳しく補助制度なんかもお示しをいただきました。そういったことで、少し気になるのは、先日の新聞に、ある南国市の企業が高知に移るというふうな記事が出ておりました。南国市では、先ほど言ったように定住とか人口増を目的に企業誘致を進めていますが、逆に他市へ移るという状況が起こることについては、これはしっかり南国市としても考えておかなければいけない問題だと思いますので。先ほどのイオンの問題とこの工業団地の、南国市の企業がよそへ移るということについて、市長のほうに御感想をお願いをしたいと思います。
 地域交流センターについては、もう土居恒夫議員も言われましたし、私のほうも質問した中で詳しく生涯学習課長のほうから答弁いただきましたので、それはもうようございますので、市長のほうで何かコメントがあればよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 西岡議員の2問目にお答えしたいと思います。
 イオンにつきましては、先ほど概要は申し上げたとおりでございますが、6月議会の後、6月25日に来られまして、そのときの発言では大体秋ごろまでに方向性を決めたいという発言でございました。その後、先ほど10月にということでおっしゃられましたが、10月24日に来られたときには、ちょっとまだその計画の変更が固まっていないということで、まだ中間にいろいろそこの不動産の業者さんとかも入っているわけで、そういった方々と最終的な決定には至っていないということを申されておりました。そのときに、やはり市としてもいつまでも待つわけにいかないということも申し上げて、そうしたら市としての計画の中でいつぐらいまでにこの話は結論を出したらよろしいですかという御意見もいただきましたので、市としてもこの道路は大切な道路でございまして、この公民館、新しい文化施設に直結する道でございますので。そうしたら南国市のほうでもこれから計画的にやっていくのは、これからスムーズに進めるにはどういった計画になるのかということを固めて、その中でいつまでにこの法線というのを固めるということが必要かというところを見定めてイオンにお話をしたいと思って、今その計画を進めているところです。市が市道のため土地を買うにしても、もうこれだけ日数たちましたので、鑑定評価、もう一回その単価も見直さなきゃいけないというような事務作業もございます。そういったことを着々と進めていきたいと思っております。それで、いつごろ市の予算に出せるかというところが、その手前にどういう準備が要るかというのを逆算して、それまでにはイオンの計画というのをはっきりさせてくださいという必要があるのかなと思ってます。その計画で、南国市市道をこれからどう進めるかという今その計画を進めていますので、それを見て、またイオンのほうには遅くならない時期にお答えをしたいと思います。年は明けますが、年明けて早いうちには決めていただくような形でお伝えしたいなと思っております。
 あとは、他市への企業移転でございますが、やはり南国市の企業が他市へ移るというのは非常に残念なことでもございます。南国市としましても、できるだけそういう御要望があったら相談に乗って、また適地というのがありましたらそこの開発につきまして御相談にも乗るということで、今までもしてきたと思いますし、これからもやっていきたいと思うところでございます。ただ、日章の工業団地は今整備しておりますが、ほか敷地があいているような工業団地ございませんので、やはり地区計画による開発ということになろうかと思います。そういう御相談は積極的に乗っていきたいと思いますので、そこは御理解いただきたいと思います。
 また、中央地域交流センターのことでございますが、午前中に生涯学習課長のほうからも御答弁させていただいたところでございますが、その10億円ということにそれほどこだわっているわけではございません。10億円を超えても、これからその内容というのを詰めていくということになろうと思いますので、その中で、十分機能的に使える満足のいくような施設にしていきたいと思っておりますので、どうぞ今後とも御協力をよろしくお願い申し上げまして、2問目のお答えとさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 西岡議員。
○20番(西岡照夫) 市長、どうもありがとうございました。それぞれ市長のお考えもお聞きができましたので、その方向でしっかり進めていただきたいと思います。
 先ほど、市道の関係が市長のほうから出ましたので、関連して少しその地域交流センターの駐車場の関係も出てくると思いますので、しっかりそのことも踏まえて駐車場、先ほどの答弁で、現在の敷地では70から80台というようなことでございますので、別に100台ぐらいは構えなければいけないということですので、ぜひそのことも踏まえて前向きに取り組んでいただければと思います。ありがとうございました。これで私の質問を終わります。