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一般質問 平成30年度 » 平成30年 第405回市議会定例会(開催日:2018/12/07) »

一般質問3日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。7番土居恒夫議員。
      〔7番 土居恒夫議員発言席〕
○7番(土居恒夫) おはようございます。
 師走になりまして、昨日も清水寺の神主が、ことしの世相の一文字を災いという災害の災ということで、災害の災は水と火ということで、やはりことしの水害が大変な猛威を振るって数々の災害を起こしました。来年は、何とか明るい話題の一文字にと思います。
 話は変わりますけども、早くも学級閉鎖ということで、市内の小学校でインフルエンザが猛威を振るうような兆しもあります。大人も含めまして、我々も手洗い、うがいを慣行するように心がけたいと思います。
 それでは、通告に従いまして、今回の質問は、まず民生委員について、そして窓口のワンストップサービスについて、学童保育について、文化ホール、そして3つの力についてお聞きしたいと思います。大変盛りだくさんにやっておりますが、一つ一つ質問をしたいと思います。
 1番目に、民生委員の確保とその支援策についてお伺いします。
 民生委員・児童委員制度は100年を経過しました。100年という長い期間で培われてきたことは、これからも地域の皆さんに大変必要な職務として、これまで以上に欠かすことのできない制度であります。
 そこで、南国市の民生委員さんの現況についてお聞かせをください。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 現在、南国市では、民生委員・児童委員が122人、主任児童委員が10人で、合わせて132人に活動していただいております。主な活動内容は、住民の立場に立って親身に相談を受ける、福祉サービスなどの紹介や関係機関への連絡などのパイプ役のほか、地域での見守り活動や福祉のまちづくりのための活動など、多岐にわたっております。地域での住民同士のつながりが薄れ、核家族化が進んだ中、民生委員さんに担っていただく役割は大変増加しております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございました。所長がおっしゃるように、大変重要な役割を担っておると思います。民生委員さんは高齢化の進展などによって、地域の担い手として増す一方、負担の重さが課題となっているのが実情です。ひとり暮らしの高齢者や高齢者だけの世帯、また生活困窮者の世帯が増加しており、民生委員が抱える業務量も一段と増加しているようです。さらに、高齢者の孤独死や児童虐待、配偶者などからのDVといった社会的課題は言うに及ばず、災害時要支援者などの支援、民生委員の守備範囲が広がり、負担感や多忙感が増しているのではないでしょうか。そのようなことから、3年ごとの改選期には、後継者探しに苦労されていて、欠員が常態化している地区もあると思います。
 そこで、業務量の拡大に伴う負担感、欠員の実態について、どのように把握されているかお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 民生委員さんとさまざまな会でお会いする際、口にされる忙しさは、民生委員さんが感じている負担感と捉えております。現在、民生委員1人が担当する世帯数は、地域により大きく差はございますが、平均すると約170世帯です。欠員は現在ございません。民生・児童委員は年齢制限の対象が75歳ですので、来年の一斉改選の際に、現在の委員の中で対象となるのは25人となっております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございました。現在、欠員はないということですけども、重要性を増す民生委員の負担軽減などについて、厚生労働省の民生委員・児童委員の活動環境の整備に関する検討会の2014年でありますが、ちょっと古いですが、報告書で、市町村はこのような体制づくりも検討すべきと、行政のサポート体制は欠かせなく積極的に支援すべきと言及しています。検討委員会委員を務めた全国社会福祉協議会の民生部長は、行政が夜間や休日も協力する仕組みは、民生委員にとって安心感が大きいと指摘しています。
 このようなことを踏まえ、取り組みをしているのが大分市です。大分市の取り組みを少し御紹介いたします。同市の民生委員は約850人、大変南国市と比べますと多いと思いますが、平均で1人当たり約280世帯も担当しているようです。大分市は民生委員をサポートするために、関係する11課に課長補佐以上の支援担当者16人を配置していて、委員からの支援要請を受けると、関係する課の支援担当者が協議し素早く対応を決める。それだけではなく、夜間や休日の対応が必要な緊急事態の事案もある場合があるため、支援担当者の自宅番号や一覧を各校区の民生委員の代表者に配布しているそうです。
 本市においても、このような行政も一体となった支援策が必要ではないでしょうか。本市の支援策、また大分市などで先進地が取り組んでいる支援策についてもお聞きします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 夜間・休日の緊急対応につきましては、福祉事務所といたしまして、生活保護、児童虐待、障害者虐待の対応のため、市役所宿直用に担当課の職員複数の携帯電話の連絡先を緊急用として渡してあります。また、宿直には職員録もあり、それには全ての職員の連絡先がありますので、市の代表電話に御連絡いただければ、何らかの対応やお答えはできるかと思っております。民生委員さんがどこに相談すればいいかわからない場合は、とりあえず福祉事務所に御連絡いただければ、関係課には確実につなぐようにはしております。以上です。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。そうですね、大変ありがたいことなんですが、緊急の場合、関係課にすぐつなぐということで、少し。そこで、ちょうど同じ大分市なんですが、民生委員の活動内容をQアンドA方式にまとめた約50ページ、これなんですが、小冊子を作成してまして、委員に配付しているようです。私もこの小冊子を見せていただきましたら、大変詳しく、緊急にあればここへ何課、何課とか各電話番号を事細かく書いておりまして。このようなものを民生委員さんが3年ごとに、特に一斉改選される場合に、経験の浅い新任の方もいらっしゃると思いますので、費用がどれぐらいかかるかわかりませんけども、これを見ますとコピーなのでそれほどかからないと思います。これは本当に詳しく内容を書かれておりますので、大変重要な任務の特に新任の方にお渡しいただくようなことをお考えいただきたいんですが、どうでしょうか。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 土居恒夫議員さんからいただきました大分市の冊子を拝見させていただき、詳しく具体的に書かれておりましたので、大変参考になりました。民生委員さんからの疑問等につきましてはその都度お返しするようにはしておりますが、このようにまとまったものがあれば、民生委員同士でも勉強会に使えるのではないかと考えます。
 現在、民生委員は高知県が作成したガイドブックを参考に活動を行っており、研修制度もあり、市の民協の研修会も活発に行われており、各地区民協の定例会でも協議や情報共有が行われ、わからないこと、不安なことは出し合い、話し合い、一人で抱え込まない、悩まないようにと活動を行っております。QアンドAの冊子の作成につきましては、民協にも意見を聞き、検討していきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。県のガイドブックがあるとは思うんですけども、本当の大まかなことだと思いますので、この大分市の分を見ますとこんなことまで書くのかとか、例えばお金を借りにきたらどうしますかとか、本当にそういうこととか事細かく書かれておりますので、ぜひとも取り入れていただいて、そういう面で支援策の一助としてやっていただけたらありがたいと思います。
 そのほかにも、民生委員のなり手不足に対しまして、各地では新たな取り組みも始まっています。千葉市では、要支援家庭の訪問などを手助けする民生委員協力員制度を創設して、地域活動に協力的な人やOBらが現役の民生委員とペアを組んで活動しているようです。なり手不足の解決と負担軽減への新しい取り組みだと思いますが、その民生委員協力制度についての福祉事務所長の御見解をお聞きします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 民生委員の活動を助けるサポーターや協力員については、以前にも議会で御質問をいただきました。民協の中では検討を行い、視察も行ったということです。市町村により長年培われてきた民生委員の風土的なものや考え方などに違いがあり、そのまま取り入れることは難しいのではないかということもございまして、民協といたしましての現在の考え方は、地域の中で協力してくれる人をふやしていこうということで活動を行い、今後は部会で話し合いを続け、正式な規約が必要となったときにはつくっていこうということになっております。なり手不足や負担軽減は今後も課題となってまいりますので、民協そして事務局である社会福祉協議会と一緒に検討は続けていきたいと思っております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございました。75歳という定年も含めて、結構75を過ぎた方も活躍されているようなところも、今現在ふえているようなことも聞きます。まだまだお若いし、逆に言うたら75歳を過ぎてまでやらんといかんという現状なのかということも、危惧もされます。両方を考えまして、いろんなことで100年も続く善意頼みの民生委員制度をこのまま維持できるか大変難しい現状となっていますが、今後はソーシャルワーカーなどの専門職と役割を分担するなどして、民生委員の負担軽減策を真剣に考えていただきたいと思います。これで民生委員制度は終わります。
 では次に、ワンストップ窓口サービスについて質問をいたします。
 10月下旬に会派数名、西岡照夫議員、野村新作議員、浜田憲雄議員、そして私と、長老ですが4名で、九州の北部へ、表題のワンストップサービスとか議会制度の問題とか、いろいろ勉強に行ってまいりました。表題のワンストップ窓口サービスで、先進地である福岡県朝倉市へ行ってきました。福岡県の朝倉市の導入のきっかけは新市長の公約でした。ワンストップサービスが導入されるまでは、転入など多くの課にまたがっている手続を行う場合、来庁者は関係部署全てに出向かなければならない状態でした。しかも、どこに行けばよいのかを積極的に案内してくれるわけでもないようで、当たり前ですが、市の業務の都合で縦割り窓口になっているため、来庁者の立場に立ったものではありません。そんな中、就任した新市長のマニフェストの一つに掲げていたのが、このワンストップ窓口サービスでした。朝倉市ワンストップ窓口サービスのコンセプトでは、出生、死亡、結婚、引っ越しなどのライフイベントの発生により必要となる戸籍・住民票の異動届に伴う手続を一つの窓口に集約することをワンストップの定義としています。コンセプトは、できる限り一つの窓口でできるような住民目線での窓口サービスを実現するものであり、住民の負担を軽減し、利便性の高い窓口サービスへと向上させることができるとなっています。朝倉市ではワーキンググループ、窓口サービス向上委員会を中心に検討を重ねた結果、組織の改編を必要としない職員出張方式を採用しました。市長からのメッセージは、一回座ったら動かなくてもいいように、お金のかからないように職員が考えて動きなさい。そして、現行の組織体制で職員数も変えないということに沿って、職員が知恵を絞って考えています。こうした住民目線に立った自治体の努力は、住民の満足度調査で大変高い評価をもらっているそうです。
 そこで、お聞きします。朝倉市以外でも、御紹介したような住民目線に立った市民サービス、ワンストップ窓口サービスは実施されていますが、まずその必要性についてどう思われるか、企画課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど、土居恒夫議員さんのほうから窓口ワンストップサービスの検討についてということでございます。組織や事務改善にかかわることでありますので、お答えをさせていただきます。
 土居恒夫議員さんのほうから、窓口ワンストップサービスについて、福岡県朝倉市の取り組みについて御紹介をいただきました。ワンストップ窓口につきましては、総合窓口方式と職員派遣方式の大きく2種類に分けることができます。総合窓口方式は、1人の職員が来庁者に必要な手続を全て行うという方式でございまして、職員の負担が大変大きいという課題がございます。一方、職員派遣型につきましては、来庁者1人に対して担当職員がそれぞれ一つの窓口に出向き、リレー方式で対応するものでありまして、来庁者は1カ所で手続を終えることができます。先ほど紹介のありました福岡県朝倉市は、この職員派遣型でございます。これまでも多くの自治体で総合窓口の検討を行っておりますけれども、南国市のようにワンフロアにコンパクトに担当部署が集中している場合は、来庁者に順番に窓口を回ってもらう南国市方式の回遊型で行っているケースが多いようでございます。
 来庁者にとって、窓口サービスが悪いと感じる原因としまして、大きく2つ考えられます。1つは、どの窓口に行ったらいいのかわからない。2つ目として、待ち時間が長いということであります。
 来庁者への窓口のスムーズな案内という点につきましては、日ごろから窓口の職員は工夫や改善を重ねまして、異動届や戸籍の届けの場合については、市民係の窓口でほかにどのような手続が必要かを御案内し、また全ての窓口で来庁者が同じことを繰り返し説明しなくても済むよう、ほかの窓口で渡していただくよう、連絡表に当たる書類をお渡しした上で回っていただくなど工夫をしておるところです。また、ほかの窓口においても、まだ手続が残っていないかどうかをその書類で確認をして次の窓口へ御案内するというように心がけもしておるところです。また、待ち時間につきましては、確かに南国市方式で回遊型の問題点としまして、それぞれの窓口が混み合っていた場合については、それぞれで待たされてしまうという点はございますけれども、この点を除けば庁内での手続に要する時間につきましては、総合窓口、回遊型ともそれほど差はないというふうに考えております。このことから、南国市の場合、一般的に手続が必要な業務の窓口が1階フロアに集中しておりますことから、特に市民の皆様が戸惑われるようなことがないよう御案内ができておると考えておりますので、さらなる来客者目線に立った改善は必要とは思いますけれども、ワンストップ窓口の設置までの必要性は現時点では感じていないというところでございます。以上です。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 回遊型、水族館みたいな話ですが。回遊型はいいんですけど、本来なら庁舎の改築時、耐震改修時にやっぱりやっていたほうが、朝倉市の場合も結構フロアにそれぞれ窓口を仕切っておりまして大変わかりやすく、そして課長おっしゃってましたけども、確かに形状の回遊型もそうですけども、やはり今現在、ICTじゃないですけどそういうものも取り入れて、タブレットで何かここへ来たらこうやるとか、そういう新しい取り組みも必要ではないでしょうか。朝倉市では、1つのものに書いて、ここへ行きたい、ここへ行きたいとチェックして、それを担当課に順番に回して、それで担当課がすぐわかるようなこともやっているようです。これはその意識と、なければないでいいですけども。なぜこのようなことを言うかといいますと、以前、今西議員からもワンストップ化への対応という一般質問もされていたようで。ちょっと議事録を読み返してみますと、当時の企画課長で現在の西山総務課長は、「ワンストップ化というとどうやっても情報共有ということが大事になってくるというふうに思います。現在、庁内ネットワークで情報を各課から流しながらお知らせというような形で共有できる手法もあります。」と、結構長々と余り理解不明なことも、失礼ですがおっしゃっているようですが。早い話が職員の意識改革がワンストップ化への対応だと解釈をいたしました。当然、職員の意識改革は重要ですが、しかしそれだけでは目に見える市民サービスとは言えないのではないでしょうか。
 そこで、ですから、こういうワーキンググループのような意識改革をするためのお話もされたんでしょうか。ということは、朝倉市なんかでも若いグループなんかが始めて、市役所の中をこういうふうにしなけりゃいけないというふうなのが集まってワーキンググループを発足してそういう声が上がってなってったわけです。一昨日、西山総務課長が職員を集めてのコンプライアンスの研修のときに、逆にその先生に指摘をされたと、若い方に情熱がないんじゃないか、南国愛がないじゃないかということも指摘されたようなこともおっしゃっていました。やっぱりそういうことが必要ではないでしょうか。ですから、ワーキンググループをつくって検討するのかせんのか、今後そのようなことでやっていけれるかどうか、ちょっとお聞きします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) まず、庁内の意識改革への取り組みということでありますけれども、これは窓口に限らず常に市民の視点に立って市民のサービスの向上につなげるという意味で、職員として当たり前のことではありますけれども、非常に大切な部分であろうかと思います。行政改革大綱2017の実施計画におきましても、市民の視点に立った市政運営の推進という実施項目の中に、市民サービス・業務の点検・見直し、また手順の簡素化・迅速化を位置づけており、このことを常に意識をして点検をしながら改善していくよう取り組んでおるところです。
 また、朝倉市の窓口サービス向上委員会のように、庁内にワーキングチームのようなものをつくって検討してはどうか、今までしたことがあるかという御質問につきましては、これまでワーキンググループを設置までの検討はした経緯はございません。今後は、市民サービスと業務の効率化に向けまして、まず現在の窓口の業務フローを細分化、見える化をしまして、複数の部署の職員が互いに精査をすることから始めまして、どの業務をどのような形態にすれば市民サービスの向上につながるのか、また事務の効率化が図れるのかという部分について、まず検討していきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございました。ぜひ、そういうことで積極的にやっていただきたいと思います。
 ちょっと話はあれですけども、具体例で、例えば本市へ若い御夫婦が転入してきたという例を挙げて、じゃあどういうふうな手続が要るでしょうか。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 本市に転入してきた場合の手続としましては、その方の家族構成、年齢などによっても変わってまいりますけれども、一般的に市民課で住民異動手続、また年金手続、国保の手続、次に長寿支援課では後期高齢、介護の手続があります。また、お子さんがおられる場合は、年齢によりまして児童手当、保育所の手続など子育て支援課、学齢期のお子さんの場合は学校教育課での手続が必要となってまいります。また、市営住宅への入居の場合につきましては、都市整備課のほうで別途手続が必要になるということでございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) そうなんですよね、結構いろんな課が入っておりますよね、転入ということで。これに限らず、亡くなられたときということで申しますと、ちょっと提案したいと思うんですけども、別府市なんかでは、おくやみコーナーというものを設けて、亡くなられた方の情報をいただき、死亡に関する市役所の申請書を一括して作成して、そして各課にこの情報を提供することで手続を選別して、その手続が必要な課へ案内するか、担当職員が順次コーナーに出向いて手続を完了する仕組みとなっているようです。また、三田市では、死亡に伴うさまざまな手続を総合的に案内し、複数の窓口で行ってきた手続を一つの窓口で完了しているようです。そのほか、事前の相談の専用ダイヤルなどを設けて、どんな手続が必要か、何を準備をすればいいかなどの疑問をいざというときに慌てず行えるよう、何度も手続に行く手間が省けるよう工夫されています。このような市民目線のサービスが各自治体の工夫により実施されております。ワンストップ窓口サービスのような総合的なものから始め、本市はもう今、回遊型でやっているからそれ以上手を加える必要のないことも聞きましたけども、例えば本市にいらっしゃった方へいらっしゃいコーナー、言葉はわかりませんけれども、歓迎しますみたいなそういう転入者に対してのコーナーとか、あるいはおくやみコーナーみたいな、あるいはそういった専用ダイヤルのようなものを引くようなことで、市民サービスの向上に立ったことをお考えをいただけないかということで、この項については終わりたいと思いますが、課長、何かありましたら。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど、別府市の取り組みなどを紹介いただきまして、まず死亡届が出た際の手続から開始しては、という御提案をいただいたところです。
 死亡届の際には手続が大変多いということもございますので、これにつきましては積極的に検討していきたいと考えております。死亡届は、御家族ではなく葬儀業者のほうから提出をしていただくケースが大半でございますので、まずはその死亡届で必要となる申請書につきまして各課から集約をしまして、市役所で必要な手続の書類はまとめて発送するというようなことができないか、という点からまず検討していきたいと思います。そのほか、専用のダイヤルというようなことの御提案もいただきました。その点については、また、どういう形で導入できるのかというようなことを研究はしていきたいと思っております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。
 それでは、続きまして、十市学童保育なかよしとこよしについて質問をいたします。
 今議会に事業名、放課後児童施設整備事業費、金額6,228万9,000円の繰越事業があり、その理由として、十市こよし学童平成31年3月完成の予定であったが、設計について調整に時間を要し、年度内の完了が困難になったためとありますが、この理由についてもう少しわかりやすく御説明ください。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 十市こよし学童クラブ整備につきましては、南国市学童保育連絡協議会や十市小学校学童クラブの運営委員の保護者の方より平成30年度内の工事完了の御希望をいただいておりましたが、設計5カ月、入札等に1カ月、工事に5カ月ないし6カ月などの工期を必要とすることより、年度内の完了が難しい場合があることを計画の段階で南国市学童保育連絡協議会にお答えをしておりました。設計書は予定どおり9月末に設計業者より提出されましたが、設計書に基づく工事費が当初予算を上回ったため工事着工とはならず、工事費の見直し、調整を行った上で、今議会に追加工事費の計上について提案をいたしました。追加予算を承認いただけましたら、1月中旬に入札を実施したいと予定をしております。昨年度、平成30年度当初予算要求の際には、具体的な整備場所は小学校と調整中で決定をしておりませんでしたが、小学校の外観と同調できるよう、軽量鉄骨よりは若干費用が必要となりますが、木造づくりで学童クラブ2棟分の同時整備を予定して工事を見積もっておりましたが、平成30年度の当初予算では、まず1棟からの整備ということになっておりました。しかし、2棟分が1棟分になったことによる経費の差額分が予想以上に必要になったこと、そして整備場所が運動場と決定したことにより、電気の引き込み、給水の引き込みが予定より延長となったこと、また追加による遊具の移設費、通路の電灯費用などが新たな工事費として必要となりましたことなどが、当初予算額より必要な工事費が上回った要因ということで、工事のほうも少し遅くなっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。ちょっと納得がいかんのですが。これは私も1回、そういう学童を増設するについて市長室にもお伺いしたことがあるんですけども、当初、木造なんか希望もしてないはずなんですよね。ですから、十市小学校の外観と合わせるためとかというのはどこから出てきたかなと、なんか木造を建てることによって、予算的に都合のいい、補助率のいいのがあったんですか。それについてお聞きします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 木造で整備をすることによっての補助金というのは特にはありませんが、先ほど申しましたように学校が木造づくりですので、そちらと外観を合わせようということで、担当のほうで、設計のまた担当部署との協議の中で決定をいたしました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかったようでわからんようなことですが、今さらそれこと言っていかんですが。ただ水道の引き込みとかいろんなものが追随してお金が要るということで、当初の大体稲生なんかの半分ぐらいだと思うんですが、木造ではないですが。木造で建てることによって金額が膨らんだということでありますが、これはけど設計の見通しも大変甘いんじゃないでしょうかね。しかも工期もおくれて、1月に発注すると今は人手不足とかいろんなことで、すぐできるかどうか大変不安ですが、このあたりもう少しわかりやすくお願いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 予算のほうが当初の予算では工事ができないということで追加予算を要求させていただいてますので、工事が1月からということになりますが、確かに人手不足とかいう御心配もいただいておりますが、1月から工事が開始できましたら6月の下旬竣工の予定を現在のところはしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかりました。もう現在進んでいるからあれですが。では具体的にじゃあ、いつ。現在、こよしのほうは、サンプラザの道路を挟んで東側の農協の十市パークステーションの2階でやっておりますが、そこまで行くのに大きな道路を渡ったり、大変危険な状態にもなっておると思います。そういうことについて、とにかく早く、用地もあるんで、学校の運動場の横に用地もすぐできるということで、大変期待しておりました。これでは全く見通しも立たないことですが、先ほども言ったように、今さらこうもいきませんけども。
 では次に、実際の入所の予定はいつか、わかる範囲でお教えください。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 新しい整備を進めているその施設への入所は、6月の下旬というふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかりました、6月下旬。じゃあ、それまでは今度は、その学童はどのようにしたらいいか、そのあたりの見通しか何かお考えがありますか。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 整備がおくれてますので、整備が完了するまでは小学校の空き教室をお借りすることを学校と話を進めてまいりました。3年生の隣の教室があいていることより、その教室の使用については小学校も前向きに検討していただきましたが、3年生より先に放課後となる1年生、2年生を3年生の隣の教室で受け入れし放課後事業を実施することで、授業中の3年生に影響が出ることが懸念されることより、現在はほかの案について検討をしております。体育館の使用、または3年生と1年生の教室の交換などが案として上がっておりますが、これらの案につきましても多少の課題がありますので、ほかの余裕教室の活用も踏まえ、現在、小学校及び学校教育課と協議を重ねております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかりました。かつては、国府小学校では体育館の片隅でやられたようなことも聞いております。ぜひ、本当に早く見通しも立てていただいて、そして2棟目も控えておると思います。2棟目も新年度予算でやってくれると思いますが、でいいですかね2棟目も。とにかく一日も早く、5月には10連休という休みもありますけども、子供たちも梅雨に入るとかえってまたいかんと思いますが、どこにいくか、十市小学校の教室も、校長先生も大変熱心にいろんなことで御苦労されてると思いますけども、学校教育課と一緒に改めて十市小学校の現状も見ていただいて、一日も早く空き教室の確保をしていただいて学童の教室確保をお願いしたいと思います。
 そこで、教室のことはあれですけども、学童保育は学校生活の延長線上にあると思います。具体例で言えば、支援を必要とする子供さんに対しての対策などについて、学校と学校教育課、あるいは子育て支援課との話し合いをなされているか。例えば、定期的にこういう子供さんがいらっしゃると、こういう子供さんがいらっしゃるからこうですよとか、あるいは学童へ来てこんなことがありましたよとかいうふうな意見交換的な、学童の先生と学校との話し合いのようなものを持っておられるか、あるいはこれからするのか。そして、以前には担当がかわる前、市長部局となっておったり、あるいは教育委員会に所属をしていたりいろいろあったようですが、子供は一緒ですから、子供は子供ですから。課が変わろうが、やはり一つの目線で子供たちを見守っていただくというのは大変重要だと思います。ですから、そういう連絡会とか、やっているかやられるか、ひとつよろしく、ちょっとお聞きしたいんですが。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 土居恒夫議員様の御質問にお答えいたします。
 学校との連携のことでございますが、これにつきましては学童クラブの運営委員の皆様方からも、ぜひ連携をお願いしたいというふうに御要望もいただいておりまして、教育委員会としましては、定例の校長会で学童クラブの情報共有等の連携についてお願いをした経緯がございます。現在、学校に確認をしましたところ、定期的な会は行っていないようですけれども、どの学校も指導員の方々とは校長、教頭の管理職を中心に、日常的にお子さんの対応につきましての御相談であったり、情報共有に努めているという確認をいたしたところでございます。なお、今後も、その連携につきましては、校長会等を通じまして常に周知を図ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。年齢の違う仲間が遊びの中で、親ではないけども指導員のもとで育つ学童保育は第2の家庭であると思います。ぜひとも、そのような連携をとっていただいて、子供たちの成長を見守っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは次に、文化ホールについてお伺いします。
 市民待望の文化ホール、(仮称)南国市中央地域交流センターの業者選定プロポーザルが、いよいよ実施要領が11月22日に公示されております。その後、質疑を受けながら回答して、先週の12月6日に第1次審査が提出期限でありました。差し支えなければ、業者の応募状況についてお聞きします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 12月6日の参加申し込み表明期限までに書類の提出があったのは3社でございました。設計共同企業体が、そのうちの2社でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 大変すごい数字が出て。プロポーザルの実施要領を見てみますと、第2次審査が4社に絞ってとかいうことになっておりますけども、もう既に4社以下に絞られておりまして、大変なかなか選考が厳しいようなというか、応募が少なくて残念でした。これについてどうなんですかね、3社という数字は、課長はどのような判断。僕が考えますと、どうも総工費、プロポーザルの実施要領には10億円となっていまして、この辺の数字もやっぱり魅力を感じたのか、あるいは業者さんによれば営業さんのいらっしゃる設計事務所さんが来られたようなことも聞いておりますし、ないところにはわからなくて出せなかったということも聞いております。その辺について、この結果について、ちょっとお願いします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 設定期間が非常に短かったのではないかという点、あと総工費というよりは設計金額の上限ですね、あと審査期間を短くすることもございまして、指名登録業者に限ったということなどが考えられますが、営業に来ておった会社さんは非常に多くて、これでかなりの応募があると踏んでおった面はございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかりました。もう再提出もできないと思いますので、いいものが期待できると思いますが。
 それで、先ほど言いましたように10億円という金額、設計金額が約8,000万円という金額ですけども、総工費の総事業費10億円というのはどうも大変、数字的に見たんですが、これは当初、橋詰前市長は30億円ぐらいはとかおっしゃってて、ああ、すばらしいなと思ったんですけど、この辺の開きについて、どのようなことになっておりますか、ちょっとお聞きします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 施設の規模から推定いたしまして10億円、消費税抜きでございますが、程度と記載をしております。これには既存施設の解体費、敷地の造成費、当該敷地外に整備する駐車場に係る費用は含まれておりません。しかしながら、建設資材や建設労務単価のように変動する要因もございますし、南国市にこれまでなかった文化的行事を行える施設ということで、舞台、音響設備等につきまして十分な機能を備えていないといけないものでありますので、このあたりにつきましては、これを上回ってくる場合も想定されるところでございますが、現時点では10億円、消費税抜き、程度と記載にとどめております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。けど、10億円程度だと橋詰前市長が言われた30億円にはなかなか届かないですよね。程度がどの辺の程度か、1億円も程度だし、2億円も程度、せめて倍が程度とは言わないと思いますけども。
 そこで、財政課長、どのような、この10億円について、質問には指名なかったんですけど、数字に明るい課長の答弁をお願いします。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) いわゆる文化ホールのための基金というものは、これまで造成してきております。今現時点では地域福祉基金と文化会館の建設基金、合わせまして6億4,000万円ほどあるというようなことにはなっております。そもそも、単独事業でも行うということで、こういった基金の造成をしてきた経緯がございます。この中で、立地適正化計画に基づきまして補助事業等の導入ができるというようなことで、財源的にはかなり本市にとってはありがたいことで、財源補填ができるというふうには考えております。ただ、市の財政的なものを考えますと、それは当然、事業費自体、一般財源が膨らんでいくということは極力避けたいというところはございます。ただ、当然10億円というものがどのようなものなのかということも、私どももまだ状況的な、その施設がどういった形でできるのか、そういったところまではちょっと把握してないので、またこれからプロポーザルの委員でもございますので、中身等につきましては検討させていただきたい。当然、額的にそういった施設整備の中でも必要なものについては、先ほど申しました基金の充当そういったものの活用も考慮して、適正な事業費の中で施設整備を進めていきたいというふうには考えております。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。基金は使う、しかし財源はいっぱい使いたくない、妙にようわからんがですが。その程度がとにかく程度もんで、先ほど言いましたように、学童の分は別に木造も予定してないのに、当初より倍もはね上がった計算になっていると、積算。で、この10億円は、例えば音響施設の設備でかなりの金額がかかると思います。ですから、ホールだって可動式の500席のホールであると相当かかるとは思うんですが、それほど。エレベーターなんかも含んでるということをお聞きいたしました。この辺のぜひですね、どうも積算に。全然話が違うんですが、この前、大篠小学校の増築の分でもお金がまたふえたと。これはどうもちょっとわからんのですけども、本当にこの10億円というのは、専門家が見られて積算をある程度したんですかね。今回のペーパーに書いてないですけど、ちょっとお聞きします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 先ほど、施設の規模からしてということで、推定ということでございますので、詳細な設計は今度の選定された設計業者が行うことになります。先ほど申し上げましたように、これまで文化的行事が行える施設がなかったということは、逆に申し上げますと、舞台音響設備ですとか可動席の観覧席、そういったことの市として今までの経験がないということですので、この部分につきましてはこちらの想定を上回った金額が、こちらの機能を求めると膨れ上がってくるという可能性はあると考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) この件については私も素人ですけども、当初10億円がふえて、音響は例えばこれぐらい要る、舞台装置がこれぐらい要る、可動式がこれぐらい要るから何倍にも膨らんで、逆に言うたら市民からかえってこんなものを建てたかって怒られる懸念もすると思うんです、素人考えなので余り言いたくないですけども。ただ、建てる以上、やはりこんなもんしかできないのかというふうに思われるとしゃくですから、そこのあたりはちゃんと最初からしっかりとしたもので臨んでいただきたいなと思うのが、このプロポーザルの実施要領を見て思った次第なんですが。これ今さら言っても仕方ないんですが。
 今度は、それを決める、前回の議会でも聞いたんですけども、どのような審査委員のメンバーについて、もう一度お聞かせください。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 審査委員会のメンバーにつきまして申し上げます。副市長、教育長、財政課長、生涯学習課長、都市整備課技術職員、総務課職員、教育研究所長から構成されております。以上です。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) メンバーのことはさておいて、前回の質問でも、やはりもうちょっと外部からでもいいですから、ホールに詳しい方に審査をいただく。ですから、前に私が言ったように、その方が点数配分はしないでもいいですけども、質問等々に立つときにそういう知見的な見解から設計業者に質問をするようなこと。当然、この皆さん方は質問もできる立派なメンバーだと思いますけども、外部でも同じように詳しい方もいらっしゃると思いますし、その方をメンバーに入れるような予定もないんでしょうかね。このあたりについてちょっとお聞きします。それと、公開ヒアリング的なものをしないのかとか、あるいは前に言いましたように、箱物を見定めるにイメージ図とかそういったものを提出するようなこともあるんですかということ、ちょっとまとめてお伺いしたいと思いますが。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) まず、審査委員会のメンバーにつきましては先ほど申し上げました。ヒアリングの際には、このほかに土居議員がおっしゃいましたように、質問をする方として専門的見地を有する識者の同席も考えてございます。公開となりますと、ちょっと運営審議委員会のメンバーで同席できたらなと考えておりますが、まだ具体的に委員の方にお知らせとかしたわけではございません。それと、提案書の中にイラスト、イメージ図は認めることとしておりますので、何がしかのそういった図面が提出されるものと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ、そういったメンバーの方によってやっていただく、あるいは公開ヒアリング的なもので審査の公平性をぜひとも考えていただきたいなと思っております。
 ちょっとこの具体ですが、建物の中に舞台装置とか、以前、教育民生常任委員会で取手市のホールを見に行きましたんですけども、あそこの場合はせり上がりの舞台となっておりますけども、あのような舞台装置とかあるいは映画の上映、それとやはりユニバーサルデザインじゃありませんけども、せめてエレベーターとか、そういったものは見たらわからんかったんですが、そのようなことはどのようになっておりますか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 昇降機、エレベーターですが、当然設置をいたします。また、文化的行事を行えるホールということですので、舞台装置あるいは上映設備は備えたものと考えております。舞台につきましては、音楽に限らず演劇とかいう場合もあります。ただ、取手の例があれによって幾らかお金が余分にかかったとか、あの場ではお聞きしなかったので、ちょっと積算を見てということにはなりますが。舞台が沈みますと、当然、平場のフラットな面積は広がりますので、検討はしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) それと、映画はできる。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 済みません、先ほど上映設備はできるもので考えておると申し上げました。美術館の中にそういったホールがございまして、映写もできるようになっておりますので、今はそういうイメージで考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。お金が余分に要るとかいうことになると思いますんで、ですからくどいようですが、そういうこともないように。そして、一番心配しているのは立地適正化計画で、今度、図書館もものづくりセンターもやっぱりやらんといかん。そっちのほうにお金取られるから、ちょっと文化施設、文化ホールは予算を削りますよということのないようにお願いしたいと思っております。
 それから、具体例ですが、今度できますと、第58回南国市展が今開催されておりますが、あそこでホールに収納した後、パーティションなんかで仕切って、そこで例えば。現在、南国市展は子供さんと大人が一緒になった県下では珍しいような市展なんですけども、やはり会場ではじっくり見たいという人もいらっしゃると思います。子供さんがはしゃいでわあっと走ってきてもいいとは思いますけども、やはり大人の部門は大人の部門で、例えば文化ホールができるとそこで展示、子供さんも日を分けてやるとかいうことは、どうでございましょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現在、第58回南国市美術展覧会が開催されております。幼児・児童・生徒の部と一般の部と同時開催、同時展示となってございます。児童の部がありますと、当然保護者の方もおいでますし、一般の方の作品を児童の方がごらんになっていただき、高いレベルの作品に触れていただくということで、高いレベルの作品を幼児・児童・生徒の方にごらんいただけるという点と、来館者がたくさんおいでてくれるという利点はございますものの、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、ゆっくり作品の鑑賞ができないという御意見も毎年複数いただいておるところでございます。新しい施設では、規模から申しまして同時開催とはなりませんので、期間を分けての開催とかいうことになります。先ほど申し上げました同時開催のメリットと、静かに作品鑑賞できるという利点と、どちらにしてもメリット、デメリット出てまいりますので、また実行委員会の方と、それをよく御検討いただきたいと思っております。以上です。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございました。
 それでは、これから取りつけ道路の問題とか、駐車場の問題とか、そしてできますと今度は職員の駐車場をどのようにするかと、まだまだ解決すべき問題が山積していると思います。とにかく、今後50年は耐えられるような、市民の待望する立派な文化ホールを望んでおります。音響も備えた500席のホールは本当に市民が望んでいる、あるいは展示する箱物もできるということで望んでると思いますが、言葉は悪いですが、集会所の延長のようなものはつくらないでほしいと思います。
 そこで、市民ががっかりするようなものでない、立派なものをつくるための市長の一つ文化ホールに対する思いをお聞かせください。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 土居議員さんには今までいろいろ御心配をおかけしまして、本当にいろいろ御意見もいただいたところでございまして、まことに感謝申し上げます。
 この文化的施設につきましては、以前私、議会でも申し上げましたが、私が市役所へ入った33年前からずっと言われてきた施設でございまして、一時は吾岡山文化の森のほうに建てるというような構想もあった施設でございます。やっと実現するということで、ぜひともこの施設、皆さんに喜んでいただける施設にしたいと思っているところでございます。市民の皆様が高い文化芸術に触れる機会をつくるということで、そういった豊かな生活ができるような施設にしたいと思っているところでございます。今まで市民の皆様とお話をしてきた中では、やはりこの文化的施設を望む声、期待する声というのは非常に高うございまして、席が移動席ということは皆さん御存じの方も多いところでございますが、やはり舞台と音響は十分な施設にしてくださいと、ほかに見劣りしないような施設にするということは望まれていると思っております。生涯学習課長にも、舞台と音響は見劣りしないようにという指示はしているところでございまして、ぜひとも皆さんに喜んでいただける施設にしたいと思っているところであります。また、駐車場の問題も今御心配いただいたようにあるところでございまして、そちらの駐車場も確保して、皆様が使い勝手のいい、そういった施設にしたいと思いますので、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。大変力強いお言葉をいただきまして、感謝しております。
 それでは、質問の最後に3つの力ということで、交流力、沿道力、発信力、この質問につきまして短めにしたいと思います。
 1つ目の力の交流力についてです。
 第4次南国市総合計画、友好都市との交流促進と多文化共生体制の充実の中でということで、愛知県小牧市と災害時相互応援協定を締結し、友好関係をさらに深める必要がありますと記されておりますが、岩沼市とはことしで交流を深めまして40年を迎えております。姉妹都市、小牧市との温度差はあると思いますが、小牧市とは最近、空港でフジドリームエアラインズが就航しております。その中で、同じようにフジドリームが就航している出雲市では小学生の交流も行われておりますが、本市でもぜひ小牧市との交流を進めていただきたいと思いますが、御意見をお聞かせください。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 愛知県小牧市との交流ということでございますけれども、愛知県小牧市とは平成25年3月にフジドリームエアラインズの運航によりまして、高知〜名古屋間が就航となったことを契機としまして、26年7月1日に災害時等の相互応援に関する協定を締結しておるところでございます。土居議員さんのほうから、この災害時の協定の枠を超えて、空港でつながる都市としてもっと交流を深めては、という御提案をいただいたところです。同じく、平成9年に高知〜新千歳間が就航になったことを契機としまして、教育委員会として千歳市立支笏湖小学校と本市の奈路小学校との間で交流事業について翼交流事業としてスタートをして、平成13年には直行便が廃止とはなりましたけれども、それ以降も隔年で相互訪問をして交流を続けておるところです。このことから考えますと、小牧市につきましても災害時の相互応援に関する協定を契機といたしまして、平常時からの交流として交流の幅を広げていくということはできるのではないかと考えております。当然のことながら、相手があることでございますので、一方的に進めることはできませんので、どういった分野で交流ができるのか、これから相談が必要となってまいります。また、議員のほうから御提案がありました小学生の交流ということにつきましても、教育委員会との調整もこれから必要になっております。空港でつながる都市としましてお互いが学び合える、そういった関係の交流ができればと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。小牧とは大変近くて、最近では数時間たったらどっかお伊勢参りができて何かが食べれるような宣伝もやっております。これも、やはりフジドリームエアラインズの応援じゃないですけれども、せっかくできる空港の路線も維持確保に努めなければいけないと思います。こういったことで、ぜひとも交流力ということでやっていただきたいと思います。
 それでは、続きまして、2つ目の沿道力ということについて、ちょっと提案をしたいと思います。
 前にも申し上げましたように、福岡のほうへ視察に行った折に、糸島市の市役所の玄関ロビーにこのような袋がありまして、これは福岡マラソンを応援するものでありまして、何かなと思って手に持ちますと、スティックバルーンというものがありました。これで、じゃあ待てよと。せっかくうちも龍馬マラソンがコースになって、龍馬マラソンのかなりの部分を南国市も走っていると。そこで、沿道の力となるようなもので何かできないかと思いますと、このスティックバルーン、このような2つのセットになっておりまして、よくバレーボールでポンポンポンって頑張れとかってやっているような、このストローで膨らせて、これでポンポンポンポンっというやつです。これはスポンサーがついておりまして、福岡マラソンの宣伝でアビスパ福岡が宣伝してるんですけども、宣伝とってもいいんですけども。これでぜひ龍馬マラソン時に南国市民に渡していただいて、頑張れ中村さんとか言うて、西山さんとか言うて、こういうようなことでやったらどうかなと思って、ちょっと提案したいと思いますが。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 2013年から開催されております高知龍馬マラソンは、県内外へすっかり浸透し、年が明けて2月17日に開催される2019大会にはエントリー者が1万3,481人、うち県外からのエントリー者は5,810人と、冬のよさこい祭りと言っていいほどにぎわいを見せております。沿道からの温かい応援も、この大会人気に大きく寄与しているものと思われます。
 沿道での応援者にスティックバルーンを配布するとのことでございますが、鳴子や三線などもそうですが、いわゆる鳴り物は走る側にとっては非常に勇気づけられるものでございまして、応援するほうも盛り上がるものではないかと推察いたします。龍馬マラソンは実行委員会形式をとっておりまして、高銀、四銀、技研製作所など、名立たる企業がオフィシャルパートナーとして入ってございます。例えば協賛企業名の入ったスティックバルーンを制作して配布する予定などございませんかと実行委員会事務局に問い合わせをいたしましたが、予定はないとのことでした。次回の2019大会につきましては、市の予算でやるとなれば、大量にとはまいりませんが、200セットとか300セットとか作成して、沿道、十市、稲生、大篠地区の方にお配りすることはできるのではないかと考えます。ごみが落ちてないとか問題点がなければ、来年以降、実行委員会に、私企画運営委員をしておりますので、提案をしてまいりたいと考えます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。少なくてもいいですから、ちょっとぐらい今度の大会のときにぜひ、南国市でこんなこともやりゆう、すばらしいということであると思いますんで。金額的にはさほど、業者によると思うんですが、10万円で500人分ぐらいできると思います。逆に言うたら、版代が結構二、三万円、最初は多分すると思いますんで、版代を除けば大量につくるほど安くなると思いますんで。これはカラーですんで、2色だと安くいくと思います。ぜひとも市の財政がゆがまん程度に応援をしていただいたら、ありがたいと思います。ぜひともよろしくお願いします。
 最後に済みません、長々とあれですけども。3つ目の力ということで、発信力ということでお伺いしたいと思います。
 来年は市制施行60周年で、私も60周年の実行委員の検討のメンバーに入っておりますが、そこでどのような取り組みされておるか。目玉としますと、のど自慢とか計画されており、例えばせんだっても60周年のロゴマークなんかが学生さんによりまして決まりましたんですが、それ以外にはどのようなことが予定されてるかお聞かせください、できる範囲でお願いします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 市制60周年記念事業につきましては、6月に公募による委員や市内関係団体及び市職員で構成をします60周年記念事業企画検討委員会を立ち上げまして、具体的な事業について検討してきたところでございます。
 60周年事業のコンセプトとしまして、40年後の100周年を見据え、「南国新世紀」〜創意あふれる価値観で築く未来〜として、新世紀への6つのメッセージを発しながら事業を進めることと予定をしております。主な記念事業としましては、現在、原動機付自転車のオリジナルナンバープレートのデザインの募集を既に終えておりまして、応募作品の中から5点を選定をしまして、年明けに市民によります投票を予定をしておるところでございます。また、NHKののど自慢につきましては、まだ本決定はいただいておりませんけれども、来年5月の開催に向け調整をしております。また、小中学校の児童生徒にも参加をしていただきまして、防災意識の向上を図ることを目的としまして、60周年記念防災フォーラム等の開催も予定をしておるところです。また、60周年冠事業としまして、きらり・食育フェア、また土佐のまほろば祭りなど、60周年を記念をしまして記念事業のコンセプトに合わせた内容にして実施をすることも予定をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ありがとうございます。同じようなものに対する冠というのが多いような気もします。せっかく60周年ですから、市民の期待して、今後につながるようなものもまたぜひとも必要だ、単なるお祭りではいかんですけども、やはり市民の喜ぶ、あるいは市民が本当に60周年を祝うという催しも必要だと思いますんで。できる限り60周年の機に合わせて、次なる世代に向けての南国市の発信を、ぜひともこの機を捉えてやっていただきたいと思います。まだまだ隠し球があるか思いますんで、ぜひとも期待するようなものを望んでおります。
 最後に、私も昔から、例えば住居に名前入れるときに「なんごくし」というふうなルビを振ってたような記憶があります。今、やっと市役所の中に身を置く立場になると、「なんこくし」ということで、改めて思いますけども、やはり市民の方には「なんごくし」と濁る、まだそういう方もいらっしゃると思います。
 そこで、例えば広報紙に、丹波篠山市ではないですが、あそこまで住民投票をやる必要もないですけども、改めて自虐ネタじゃないですけども、広報に、なぜ「なんこくし」になったのかとか、そういうふうなことを改めて周知も必要じゃないでしょうか。そのような発信をすることによって、「なんごくし」を改めて。本当は市役所のロビーの入り口に、あなたは「なんごくし」ですか、「なんこくし」と読みますかと張って、ポストイットやるとか。あるいは広報にはがきをつけて、あなたは「なんごくし」、「なんこくし」ですかとか、どっちがいいですかとかいうふうな「広報なんこく」での投票みたいなことをやると、発信して全国のマスコミが逆に取り上げると。これもお金のかからない方法、いわゆる発信力ですので、そのようなことをやっていただけないかと思って、最後にお聞きします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど、土居議員さんのほうから、「なんこくし」という呼び方についていろんな、自虐ということもありますけれども、発信をしてはという御提案をいただきました。
 先ほど言いました60周年の記念にあわせまして、市ホームページ、また広報等でこの60周年事業のコンセプト、またメッセージの発信、また記念事業のこれからの内容やスケジュール等を掲載をしていくと予定をしております。また、あわせて市の生い立ちについても改めて掲載をしていくこととしておりまして、その中でこの濁らない「なんこくし」という呼び方についてもその経緯から紹介をしまして、改めて発信のほうもしていきたいというふうに思います。
○議長(岡崎純男) 土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) どうもありがとうございました。これで一般質問を終わります。