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議会議事録

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一般質問4日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。5番岩松永治議員。
      〔5番 岩松永治議員発言席〕
○5番(岩松永治) おはようございます。順次質問に移らさしていただきます。
 初めに、人口減少、とりわけ少子化に対する取り組みについてお伺いします。
 御案内のとおり、我が国は世界に類を見ない人口減少社会に突入しており、最も高齢化が進んだ先進国であります。25%を超え、今や人口の3割が65歳以上という超高齢化時代を迎え、医療・福祉・介護のサービス保障のあり方にも改革が必要になっています。と同時に、少子化への対策も急がなければならない重要なテーマであり、喫緊の課題だと考えます。
 そこで、まず平山市長にお伺いしますが、南国市の人口減少とりわけ少子化についての現状について、どのように認識されておられるのか、御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) おはようございます。岩松議員の御質問にお答えいたします。
 国立社会保障・人口問題研究所の2018年推計によりますと、南国市の人口は、2015年の4万7,982人から30年後の2045年には3万4,631人まで27.8%減少し、特に0歳から14歳までの年少人口は30年で38.1%減少すると推計されています。本市の小学校児童数の推移を見ますと、平成10年度の2,911人から直近の平成30年度では2,350人まで、20年間で561人減少しており、改めて人口減少、少子化の現状について認識し危機感を抱いているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) この人口減少や少子化への取り組みは、申すまでもなく30年後、50年後といった長期的な視野に立ったまちづくり、すなわち戦略が必要と考えます。これまでも、総合計画や都市計画マスタープラン、まち・ひと・しごと創生総合戦略などが策定され方向は示されていますが、市長として今後どのような南国市の将来像を描いておられるのか、市長の率直な思いをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ビジョンにおきまして、本市が目指す方向性として示しておりますのは、若者が希望を持ち、誰もが安心して暮らすことのできるまちであります。人口減少を克服し活力あるまちづくりを進めるためには、安定して働くことのできる場をつくり新しい人の流れを呼び起こすと同時に、若者が安心して希望する時期に結婚でき妊娠、出産して子育てできる環境をつくることにあります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 今年度から、市長の公約の一つでもある第2子の保育料無料化が実施されました。このことは、子育て中の若い世代にとって大変ありがたく喜ばしいことではありますが、長期的な視野に立った少子化対策を考える上では、さらなる取り組みの充実が必要と考えます。
 そこで、先ほど御答弁いただいた市長の描く南国市の将来像を実現するために、少子化対策、人口減少に歯どめをかける対策として、どのような取り組みを考えておられるのか、市長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど申しました安定して働くことのできる場をつくるという点につきましては、本市に定住していただくためには、その生活基盤として雇用の場を確保し安定した収入を得て生活ができる、そうした環境整備が必要です。安定した収入という点では、後の結婚、出産にも影響を与えます。これにつきましては、現在、整備を進めようとしております南国日章工業団地の早期完成、早期分譲を目指しております。
 また、若い世代からニーズがあります事務系IT企業の誘致につきましては、南国オフィスパークセンターの増築が進んでおり、一定の雇用が生まれるものと考えております。
 農業では、国営ほ場整備事業の実施により農業生産性の向上と担い手の育成を図り、また施設園芸におきましても、次世代技術の導入により高品質、高収量の実現に結びつけていきたいと考えております。
 新しい人の流れをつくるにつきましては、雇用の確保とあわせて住宅対策を考える必要があります。4月からは、県から権限移譲を受けて、市街化調整区域の既存集落内では従前からの許可要件が一部緩和され、戸建て住宅が建てやすい環境が整いました。また、空き家の活用につきましても、規制が緩和されたところです。これを機に、Uターンを含む移住施策についても加速化し、また集落の維持、定住を進めてまいります。
 最後に、若者の結婚、妊娠、出産、子育ての希望をかなえるにつきましては、子育て支援策としまして、昨年度からはファミリーサポートセンターの開設、また本年度からは第2子の保育施設の利用者負担額の減免を行っているところでございます。今後も、0歳児保育の充実など、より一層の子育て世代の負担軽減に力を入れていきたいと考えております。
 結婚の支援につきましては、昨年度から結婚に伴う新生活の経済支援を行っております。また、出会いや結婚への支援を希望する独身者に対しましては、県や近隣市町村などと連携しながら、出会いの機会を広げる支援を行っていきたいと考えております。
 いずれにしましても、人口減少、少子化という大きな波は、一市町村の力だけでは打破できるものではありません。国、県の施策による後押しや、育児休業の取得やワーク・ライフ・バランスなど企業の協力も必要となります。本市としましても、ただ手をこまねいているだけではなく、この人口減少の波に挑戦してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 平山市長には、人口減少について、まち・ひと・しごと創生総合戦略などを絡めて御答弁をいただきました。
 市長、済みません、もう少しマイクから離して話していただいたら聞こえやすいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、保育、教育についてお伺いします。
 先ほどは、少子化への対策をお伺いしましたが、この南国市に生まれた子供たちが大人になっても南国市で住み続けてもらうための施策、すなわち保育や教育の環境をしっかり整えることが重要です。乳幼児期や幼少期に経験した出来事や過ごした環境は、後に成長しみずからの道を切り開く際には、大きな影響を及ぼすと言っても過言ではないと思います。
 そこで、これまでも本市の教育の柱となる南国市教育振興基本計画をもとに、保幼小の連携や小中連携学力向上推進プロジェクト事業等々の各種施策が行われてまいりましたが、今日まで行われてきた本市の保育、教育を振り返り、取り組みの成果をどのように捉えられておるのか、市長、教育長にそれぞれ御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 南国市総合教育会議の中でも感じているところでございますが、保育、教育行政の成果を一言で申し上げますと、校種間の連携が進んだことが大きな評価ではないかと考えているところであります。
 まず1点目は、保・幼・小・中の連携による教育の成果です。
 教育研究所が所管しております南国市教育研究会の中の研究組織として、幼児教育研究会や保幼小中連携協議会などの全市的な会のほか、各小学校単位での保幼小連絡会など、保育、教育の活発な横と縦の連携により、先生方の実践力の向上とともに、子供たちのスムーズな接続がより確実に実を結び始めたものと考えております。
 2点目は、地域との連携による教育の成果です。
 コミュニティスクールや学校支援地域本部事業の拡充、さらには実践的防災教育推進事業の指定や食育の取り組みなど、それぞれの学校の目標や地域の特色に応じて、学校を拠点とした地域ぐるみによる教育の推進が確実に進んでいるのではないかと評価しているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(大野吉彦) 先ほどの市長答弁を受けまして、教育委員会としましても成果として評価できる2点について御報告をいたします。
 1点目は、去る4月17日に行われました全国学力・学習状況調査におきまして、まだ自校採点の段階でございますが、小中学校とも算数、数学、国語、理科におきまして、南国市の平均正答率が上昇していることが確認できました。これは、ひとえにそれぞれの小中学校の地道な取り組みの成果であることはもちろんでございますが、各保育所、保育園、幼稚園、学校の連携による取り組みの積み重ねの成果だと認識しているところでございます。
 また2点目は、チーム学校の推進でございます。
 スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、合理的配慮学習支援員、小1サポーター、スクールナース、不登校等学習支援員、外国語活動支援員、特別教育支援員、放課後学習支援員、図書館支援員など、児童生徒のニーズはもちろんのこと、それぞれの学校の特色や課題に応じた人的配置を進めた結果、児童生徒一人一人に対するきめ細かな支援が実現するとともに、多種多様な人材による多角的な視点を取り入れた組織的な学校づくりが進んでまいりました。複雑化、多様化するさまざまな問題や課題に対応するためにも、これからの学校は、まさにチーム学校としての組織的機能が求められるものと考えております。
 南国市教育委員会としましては、それぞれの学校の取り組みを適切に評価するとともに、より一層連携を密にして、管理職、教職員を激励しながら、さらに充実した取り組みへと発展することができますよう支援を続けてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 子供たちを取り巻く環境や社会ニーズの変化、また時代の要請により課題も刻々と変化しています。この時代に柔軟に対応していくため、また基本理念である「輝くあすへの人づくり」の実現のために今後取り組むべき課題はどのようなものなのか、どのように認識されているのか、市長、教育長にそれぞれお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 保育、教育に関する課題につきましては、保育、学校の働き方改革をどう進めていくかという点が挙げられると思います。限られた時間の中で、授業やその準備にかかる時間、先生方の専門性を高めるための研修時間の確保、児童生徒に向き合うための時間の確保など、特に小中学校では、道徳の教科化や英語科の新設など学習指導要領の改訂に伴う労働時間の増大は免れないことと思います。また、中学校における運動部活動の問題も、南国市としてどうガイドラインを作成するのか難しいところだと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(大野吉彦) 皆様御承知のとおり、南国市教育委員会では、先ほど今、岩松議員さんも申されましたように、南国市教育振興基本計画に掲げていますように、21世紀を担う子供たちの生きる力を育む保育、教育の推進の核として、学力向上と人権教育を基盤とした生徒指導を両輪とした保幼小中連携を進めているところでございます。
 先ほど、学習面では確実に成果が出ていると申し上げましたが、生徒指導面におきましては長期欠席等不登校児童生徒への対応を初め、要保護児童対策地域協議会においてケース管理が必要な幼児児童生徒は少なくなく、依然緊張を要する対応ケースがあるのが現状でございます。保幼小中の連携による家庭環境や育ちの把握を初め関係機関との情報共有、連携をより一層密にしながら、継続した見守りと支援の徹底に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 教育に関連しますので、質問させていただきます。
 昨日、大阪で最大震度6弱の地震が発生し、小学校のブロック塀の倒壊により小学生が亡くなられました。南国市でも同様のことが心配されますが、大阪での地震を受け何らかの対処をされたのかを教育次長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 昨日の地震を受けまして、学校教育課では緊急に各学校に連絡をとりまして、市内小中学校の再調査を行いました。報道にもございました高さ2.2メートルという国の基準を超しておりますブロック塀のある学校はございませんでしたが、倒壊のおそれのあるブロック塀が既存いたします5校につきまして、登下校の指導を徹底するとともに、塀のそばを通らないという安全対策を学校長に指導したところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 早速、素早い対応をしていただきましてありがとうございます。
 しかし、今後も、保育も含めてになりますが、小学校中学校では同様のことが心配もされますし、再点検を含めまして、今後どのような対応をしていかれるのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 今後の対応でございますが、まず久礼田小学校のプールの一部を囲んでおりますブロック塀の改修作業が最優先だとこちらは考えておりまして、既に設計も終わっておりますので、補正等で予算立てを行いまして本年度中に改修作業等の取り組みを行いたいと思っております。また、他の4小中学校におきましても、優先順位を決めまして順次安全対策を講じてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) ありがとうございました。南国市民も昨日の地震を受けて心配される方も多くいらっしゃったと思いますので、今後もしっかりとした対応をしていただきますようよろしくお願いいたします。
 先ほど、市長、教育長には、市の保育、教育を振り返りこれまでの取り組みの成果と課題、また今後取り組むべき課題についてもそれぞれ御答弁をいただきました。
 それでは、この後の質問に関連しますので、最初にお伺いします。
 南国市の保育サービスを充実させるためには、保育士の確保は必須です。しかし、日々の業務負担が大きいことから、保育士として働く人が減るだけでなく保育士として働くこと自体が敬遠され、保育士の確保が難しくなっています。そこで、国は、それらを含めた子育ての課題を解決していくための支援策として子育て安心プランを策定しています。その中のメニューの一つに、保育士の業務負担軽減のための支援もあります。保育士の業務負担を軽減することは、保育サービスの向上につながり保育士確保にも効果が高いと考えますが、子育て安心プランの活用について子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 岩松議員さんの御質問にお答えいたします。
 子育て安心プランは、待機児童解消に必要な受け皿確保、女性の就業率80%への引き上げに対応できる受け皿の整備施策でございます。南国市におきましては、年度当初には待機児童はおりませんが、現在保育士確保の厳しい折、さらに今後確保が難しい状況が予想されます。そのために、保育士の負担軽減を図るために子育て安心プランの一つの施策である、保育所などで保育に関する計画、記録などの業務をICT化の活用によって進めていきたいと現在のところ考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) また、保育士の業務負担軽減のための支援だけではなく、子育て安心プランには多くの支援パッケージが示されていますが、これらの活用について子育て支援課長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) そのほか、保育所などでの保育士の処遇改善につきましては実施をしております。また、県が実施をしております保育人材確保については、県とともに啓発、周知に取り組んでおるところでございますが、さらに取り組み強化をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 次に、就学前の保育教育についてお聞きします。
 平成27年から、幼児期の学校教育や保育、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上を進める子ども・子育て支援新制度がスタートしました。この新制度が開始され、本市にも子ども・子育て会議が設置されています。
 まず初めに、子ども・子育て会議を設置した目的を子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 子ども・子育て会議は、平成24年に制定された子ども・子育て支援法により市町村への設置が規定されたことにより、南国市におきましては、平成25年度に条例に基づいて設置をいたしております。
 子ども・子育て会議は、子供の保護者、関係団体などから成る委員で構成をされており、子ども・子育て支援事業計画や子供、子育てに関する総合的な推進などに関して、委員の皆様より御意見をいただく会議となっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 先ほど御答弁いただいた目的を達成するために、この会議ではこれまでにどのような議題で会議が開催されてきたのかを子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 南国市子ども・子育て会議では、平成25年、26年度には、ニーズ調査をもとに子ども・子育て支援事業計画の策定や子ども・子育て支援新制度について審議をいたしました。平成27年度よりは、26年度に策定をしました事業計画の点検、評価、見直しを行うため、子育て支援策の実施状況について調査、審議を行っております。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) また、これまでの会議でどのような意見が出されてきたのかを子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 委員の皆様には、それぞれの立場から、子育て支援のサービスの拡充や子育て支援の質の向上などについて、さまざまな御意見をいただいております。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) これまでの会議での意見は、南国市の保育、教育施策にどのように反映されてきたのでしょうか。具体例を挙げるなど、市民にわかりやすい御答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 委員の皆様よりいただいた御意見をもとに、事業計画の策定を行い、新制度による子育て支援を進めております。具体例とのことですが、地域の子育て支援の充実として、放課後児童クラブ施設整備の推進、また、ファミリーサポートセンター事業や、子育て支援の相談、援助、情報提供などを行う利用者支援事業を開始し、サービスの量の拡大を図りました。そして、まだ実現とはなっておりませんが、公立保育所でのゼロ歳児保育の実施を進めてまいりたいと考えております。質の向上におきましては、南国市幼児教育研究会などにおきまして保幼小連携の推進に取り組み、また保育所向けの保育課程や改定保育指針についての研修会開催などを実施し、保育士の質の向上に努めてまいっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) それでは、今年度の開催スケジュール及び会議の内容について、子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 今年度の子ども・子育て会議においては、現在のところ平成31年2月開催を計画しております。平成32年度からの第2期計画に向け、平成31年度には第2期南国市子ども・子育て支援事業計画を策定いたします。策定に当たりましては、今年度、子育て中の親や子供の生活実態、意見、要望等を把握し、策定の基礎資料とする目的で未就学児童、小学生児童の保護者の方に対しましてニーズ調査を実施いたします。そのニーズ調査の結果をもとに、今年度開催をいたします子ども・子育て会議では、第2期事業計画についての審議及び現在の計画の進捗状況、評価、見直しを行っていきたいと現在のところ計画をしております。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) この数年は年に一度の開催で、その時期は毎年、年度末近くとなっています。この開催時期と回数で会議の役割が果たせるのでしょうか。子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 子ども・子育て支援事業計画を策定する年度におきましては複数の開催が必要となりますが、その他の年度におきましては、今までのところ、年度の計画の進捗状況、評価、見直しを行うため、年度の終わりに会議を開催し御審議をしていただいておりました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 私は、本市の子ども・子育て会議が年に一度の開催となっているため、形式的な設置になっているのではないかと懸念しています。会議での意見を施策に反映していくためには、PDCAつまり計画を立て実行し評価し改善していく、これが大切です。最低でも年に2回の開催が必要と考えますが、子育て支援課長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 子ども・子育て会議が、子供、子育て支援について委員の皆様よりさまざまな立場で御意見をいただける貴重な場となっていることなどを考えますと、子供、子育て支援のさらなる推進を図る上では検討すべき点だと思われます。貴重な御意見、ありがとうございました。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 検討すべき点ということでした。子ども・子育て会議が意見をいただける貴重な場との認識があるのでしたら、年に1回では少ないと思います。多ければいいということでもありませんが、会の意義も含めてしっかりとした検討をお願いします。
 そして、検討するという答弁に関して申し上げます。
 議会答弁で、執行部から、検討するという答弁は少なからずありますし、案件によってはそういう答弁はいたし方ありません。そして、質問が終わった直後から、課内を含め全庁的に御検討いただいていることと思います。しかし、これまで検討した結果が出ているにもかかわらず、報告をいただいたことはございません。議会で検討すると答弁した以上、その検討した結果を忘れずに御報告していただくように、全所属長に強く要望しておきます。
 子ども・子育て会議は、それぞれの専門分野の委員さんに集まっていただき、質の高い議論がされてきました。その集大成の一つとも言えるのが、子ども・子育て支援事業計画の策定です。これまでの議事録を全て拝見いたしました。委員の皆さんには、それぞれの立場から、本市の子供、子育ての支援のあり方について本当に熱心に御審議いただいています。委員の皆様には心から敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。
 子ども・子育て支援事業計画は、簡単に策定されたわけではありません。これまでに何度も会議を開き、議論を繰り返し、苦労してようやくできた計画です。その苦労の過程は、議事録を見れば明らかです。しかし、残念なことに、南国市の子ども・子育て会議の次第、資料、議事録は公開されていません。子ども・子育て会議の情報は全て公開し、情報を共有し、市民全員で考えていくことが、目的達成に向けて必要不可欠であると考えますが、子育て支援課長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 現在のところ、岩松議員さんがおっしゃられるとおり、子ども・子育て会議による議事録や資料などをホームページなどでの公表ができておりません。子ども・子育て支援事業計画では、計画の推進のために子育て支援に関する情報提供及び周知を掲げております。今後は、他の子育て支援に関する情報利用方法などとともに、子ども・子育て会議の情報発信について、検討ではなく実施をしたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) ありがとうございます。実施していただけるということで、その公開方法についてもしっかりと情報政策課と検討して取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、これまでもたびたび本議会で保育所、園の高台移転や建てかえなどの施設整備について議論されてきましたが、現在の進捗状況を子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 津波浸水区域内の大湊保育所につきましては、同じ公立保育所であるあけぼの保育所との統合を現在進めております。また、老朽化が進んでおります長岡西部保育所の施設整備設計、工事におきましては、早い段階での実施を計画をしております。また、非構造部材耐震化につきましては、今年度より、あけぼの保育所で実施をいたします。なお、民間保育園である十市、稲生保育園の統廃合による高台などの移転につきましては、法人において、今年度移転候補地を決定し、早い段階で施設整備を進めていきたい意向を確認しております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) また、高台移転や建てかえなどの施設整備について、子ども・子育て会議で議論されたことはないのでしょうか。子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 津波対策、老朽化対策による保育施設整備に関しては、子ども・子育て会議においては議論をしてきてはおりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 議論がされていないということですけれども、議論する内容に制約があるのでしょうか。お伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 特に、制約があるとは考えておりません。子ども・子育て支援事業計画における基本施策の一つとしまして、子供の安全の確保について掲げております。実際、委員さんの中からは、昨年度の会議において、施設の安全面についての協議も今後されたいという御意見もありましたことより、子ども・子育て会議にて安全・安心な施設提供について御意見をいただくことはできると考えております。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) それぞれの専門分野の委員さんが集まっているのですから、南国市の子供、子育てについてどんなことでも気軽に意見、情報交換できる場となることが大切ではないかと考えますが、今後の会議のあり方について子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 子ども・子育て会議は、いろいろな立場での委員さんに集まっていただきまして、気軽に御意見がいただける場としていろんな御意見を今後もいただいていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 議事録を読んで、保護者の方からの意見が少ないと感じました。専門的な話は理解が難しく、意見が述べにくくなると思います。もう少し保護者の方が率直に意見を言いやすくなるように、配慮をお願いします。
 今後は、子育てをしている親を委員としてふやすことも必要と思います。委員になることには敬遠される方も多いと思いますので、公募してみてはいかがでしょうか。子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 南国市保育所保育園保護者連合会や南国市PTA、南国市学童保育連絡協議会など各団体へ、子育て中の保護者の方を代表として意見が言えやすいように各団体より複数参加してもらうなど、また岩松議員さんから御提案がありました委員の公募についても検討すべきだと考えております。まさに今、子育てをされている方が気軽に御意見、情報交換ができるよう取り組んでいきたいと考えます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 公立、私立を問わず、施設の耐震改修や建てかえ等のさまざまなニーズがあると思われます。それらの情報を把握、共有し、今後の施設整備計画に生かすことも考えられますが、子育て支援課長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 公立保育所及び民間保育園における津波対策、老朽化対策が必要な保育施設整備につきましては、各施設の状況を把握した上で、庁内保育施設整備検討会で、大きな財源が必要となる施設整備については他の部署との事業のすり合わせ、有利な国などの補助メニューの活用もあわせて協議をし、計画をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 子ども・子育て支援事業計画の基本理念には、笑顔輝く南国市、つながる広がる子育ての輪と大きく記載されています。この理念を実現する一つとして、施設整備が考えられます。施設整備を進め、国の補助メニューを有効活用するためには、市が策定する整備計画に基づくとされています。今後も進行が予想される少子化や施設の老朽化、保育所、幼稚園の適切な整備をより一層推進し、子供の育ちを第一とした質の高い教育、保育の提供と地域の子育て支援の充実を目指すためにも施設整備計画の策定が必要です。施設整備計画策定について、平山市長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 岩松議員さんがおっしゃられるとおり、南国市の子ども・子育て支援事業計画の基本理念であります、笑顔輝く南国市、つながる広がる子育ての輪の実現には多くの事業、施策が必要となりますが、まずは安全・安心な子育て支援が提供できるよう、安全・安心な教育、保育施設の整備は不可欠と思われます。
 今議会で、高木議員さんの御質問があった際にも、子育て支援課長がお答えしておりましたように、庁内での保育施設整備検討会にて津波対策、老朽化対策などによる保育施設整備について協議を行い、計画を立ててまいりました。すぐに進めていく施策としまして、大湊保育所のあけぼの保育所との統合、また長岡西部保育所の施設整備を実施したいと考えているところでございます。
 今後、他の保育施設におきましても、子供たちを守るために安全・安心な施設整備を多数実施しなければなりません。そのためには、庁内保育施設整備検討会で検討した保育施設整備計画案をもとに、先ほどからおっしゃられております、例えば子ども・子育て会議などで御意見をいただくなど、そういった場の設定を協議してまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 市長の答弁では、庁内保育施設整備検討会で検討した保育施設整備計画案をもとに、御審議いただく場の設定については協議していくとのことでした。庁内保育施設整備検討会で検討はされていることは、十分承知しています。しかし、南国市がいち早く取り組まなくてはいけない保育施設整備計画が策定されていないために、これまでの整備がおくれてきているのではありませんか。そして、検討会で検討するだけで後回しになっているのではありませんか。高台移転、老朽化施設整備もいつから始まるのでしょうか。地震発生を予測することは困難です。昨日も関西で最大震度6弱の地震が発生したばかりで、現在も余震が続いています。東日本大震災から7年が経過しましたが、施設整備は進んでいません。安全・安心な教育、保育施設整備が不可欠との認識があるのであれば、保育施設整備計画を一日も早く策定することが急務であると考えますが、平山市長の御所見をお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今までの保育施設の整備計画というのは、やはり基本的に老朽化が進んでいる施設から順番に行っているということは基本、原則でございます。そういった中で、保育施設の建てかえと、また非構造部材の耐震化を組み合わせて行っているところであります。それと同時に、津波浸水区域からの移転ということも考えておりまして、それらの順番につきましては、もちろん保育施設の移転ということになりますと、用地をどこにするかということも絡んでまいります。そこで、順番が変わってくることもございます。そういったことで、保育施設の整備計画、ちょっと流動的になる部分もございます。今まで、それがどういうふうな順番にすれば一番効果的だということは庁内の検討会で話してきたところではございますが、これからはそのような検討会の結果も、途中でどう変わるにしても、子ども・子育て会議に出して御意見もいただくというふうにしていきたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 子ども・子育て会議へ出していって意見を求めるということもありましたけれども、この保育の施設整備計画というのは、他市町村を見ましても大きくホームページにも載っています。この施設整備計画があることで次に早く進められるということもありますので、できるだけ計画を策定していただけますようにお願いしておきます。
 次に、現在、学校法人平成学園が、認定こども園ひまわり幼稚園の園舎の建てかえを検討しているとお聞きしています。まず、この園舎建てかえの計画について本市は知っておられるのか、市長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 学校法人平成学園が認定こども園ひまわり幼稚園の施設整備計画を予定しているということは、私が市長就任、昨年8月6日でございますが、その後に平成学園理事長さん方が御挨拶に来ていただいた際に、そのような予定があるということを伺ったところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) この計画中の新園舎は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の会場にもなります新国立競技場を初め、県内では梼原町の公共施設などを手がけられた世界的にも著名な隈研吾氏が設計を担当されるとお聞きしています。新園舎が完成すれば、子供たちの保育、教育環境が整うということと同時に、先進的な建築物として国内外から多くの方が視察に来られることと思います。また、この施設に子供を預けたいという若い世代が本市に移住してくる可能性も大いに考えられます。つまり、今回の園舎の建てかえは単に施設整備という側面だけではなく、本市にとって大きな経済波及効果をもたらすものであると私は考えますが、本市として財政的な支援も含め、今後どのように支援していかれるのかを平山市長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 平成学園の理事長さんなどからは、そのお話を伺ったときに隈研吾さんが設計をされる予定であるというようなことをお伺いもしておりますし、近代的な建物になるんではないかというふうな想像はするところでございます。しかしながら、その整備計画の詳細っていうところを伺っていないところがございます。その整備計画、財源がどのぐらい必要で、その財源内訳はどのようになっているか、そういった詳しい内容を担当課のほうにもお話いただきたいと以前私のほうが申し上げたこともございますが、実際その内容が今わかってないところでございます。その後、平成30年、ことしになっての1月でございますが、私はちょうど入院中であった時期でありました。そのときに、平成学園さんから、ひまわり幼稚園の施設整備につきまして財政支援の相談があったと聞いているところでございます。平成学園さんが予定されている時期におきましては、南国市においてはほかにも大型のハード事業整備が予定されていること、また老朽化も進んでおります長岡西部保育所施設整備も予定されていることなどによりまして、平成学園さんのお考えになっている時期での財政支援は難しいことを副市長より御説明をさせていただいたという経緯がございます。
 しかしながら、その事業目的や財源内訳など詳細な計画案をもって再度お話をということであれば、平成学園さんより御説明をお聞きしたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 施設整備を進めるに当たり、国の有利な補助メニューの活用が考えられますが、その補助内容について子育て支援課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 認定こども園の施設整備に関しましては、幼稚園部分そして保育園部分によってそれぞれの補助金が違っておりますが、教育部分での子供さんの人数そして保育園部分での子供さんの人数に対して、国そして市から持ち出す補助金率が変わってきます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 補助メニューがあることはわかっているんですけれども、その補助率なんですけど、今、わかるようでしたらお答えいただきたいんですけど、いかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 教育の部門そして保育の部門のそれぞれの施設整備に対する交付金の補助率ですが、国が2分の1、市が4分の1となっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) もう少し詳しくお聞きしたかったのですが、先ほど言いました子育て安心プランを絡めて国へ要望しますと、3分の2の補助があるということもお聞きしております。財政面では、かなり有利な補助があるということです。
 先ほどの質問で、先進的な建築物として国内外から多くの方が視察に来られると言いましたが、その根拠は何かというと、新園舎は高知県が推進しているCLTを活用してのCLT建築物となるからです。CLT活用については、高知県を初め14の自治体首長が参加するCLTで地方創生を実現する首長連合の考えにもマッチしています。今、市長はどのように思われているでしょうか。高知県初のCLTを活用した新園舎が、この南国市に建築されようとしています。完成すれば保育、教育環境の充実はもちろん南国市の大きな宣伝となり、国内外からの多くの視察、それに伴う経済効果、さらには本市への移住など多くの可能性を秘めた壮大な計画です。高知県初でしかも南国市に建築する予定があると聞くと、わくわくしませんか。夢のある計画だと思いませんか。
 再度、市長にお伺いします。園舎建てかえの財政的支援について御答弁をよろしくお願いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 隈研吾さんの設計ということと、先ほどのCLTということも以前それを活用されるということも聞いたところでございます。高知県にとって、本当にありがたいことだと思っているところではございます。しかしながら、現在のところ、先ほども申しましたとおり、総額で幾ら、またその財源内訳が幾ら、事業目的がどういった目的で始まったことなのか、それら詳しい情報というものを私持っておりません。そういった情報を議員の皆様方にも御説明できる、そういう資料がそろいましたら、改めて考えたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) 市長は、園舎建てかえの詳しい計画については御存じなかったようですが、私が先ほど述べたように著名な隈研吾氏が設計を担当し、CLT建築で先進的な建築物となること、そして高知県初の新園舎となる壮大で夢のある計画です。早急に関係者の皆さんとの面会を設定していただき、施設整備についての詳細の把握をしていただけますように、よろしくお願い申し上げます。
 少子化の問題で、市長として今後どのような南国市の将来像を描いておられるかとお尋ねをしました。南国市は、最上位である第4次総合計画を柱とし、それぞれの施策が進められています。この総合計画は前市長のときに策定されていますが、総合計画に沿っていくことに変わりはないでしょう。計画はこれまでどおりであっても、市長は新しく変わりました。平山市長なりの強い思いがあって市長になられたことと思います。南国市民が最も知りたいことは、平山市長の胸の中にある強い決意であり、10年、20年先を見据え、今、何に一番力を入れて取り組んでいかれるのかということです。平山市長、御答弁をよろしくお願いします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 岩松議員のおっしゃるとおり、第4次総合計画、これは南国市の中心計画でございますので、これにのっとって進めていくということはもちろんでございます。ただ、私がその中で特にどのように思っているかということでございますが、最初の質問にもございました冒頭で、今まで私も議会の中でお話ししたとおり、まずは少子高齢化、人口減少に歯どめをかけるためには、住む場所の確保また働く場所の確保は大切であると申し上げてきたところでございます。住む場所の確保につきましては、最初も申し上げたとおり、権限移譲によります規制緩和が行われたところでございます。また、働く場につきましても、日章の工業団地、オフィスパークセンターまた、ほ場整備と申し上げたところでございますが、そういったことが重要である背景には、やはり私は若い世代に魅力のある南国市でありたいと思うところです。若い皆さんが南国市に住み、子育てをしたいと思っていただける、そういう南国市にしたいということが中心でございます。そのためには、海洋堂もございますし文化的施設もございます。そういった条件整備をしていきたいということでございまして、今後10年、20年先を見越した政策ということになりますと、保育、教育また子育て支援、そういった人材育成にかかわる部分を大切にしていかねばならないと思っているところでございます。今後は、そういったところを重点的に取り組んでまいりたいと思うところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 岩松議員。
○5番(岩松永治) ありがとうございました。
 きょうは、私が質問する内容に関心を持った市民の皆さんが傍聴に来ていただき、後方から心強い応援をいただきました。後の議事録で確認するのではなく、市長の生の声での答弁を聞きに来ていただいています。ネット配信では傍聴席まで映りませんが、傍聴席は満席です。ネット配信でも、多くの方に視聴いただいていることと思います。平山市長には、これだけ関心を持つ市民が多くいることを知っていただき、施設整備にも真摯に応えていただけますように心よりお願い申し上げます。
 南国市総合計画の安全・安心のまちづくりは当然のことだと思います。施設整備もその一つです。南国市がどこにも負けない保育、教育に特化したまちづくりができれば、人を引きつける魅力となり、人が住み、子供が生まれ、いい保育、教育を受け大人になり、またその魅力に引かれ戻ってくるといったことも可能です。人口維持、軽減を最大目標とせず、人口増を目指し市民の声に耳を傾け、今後の活動に力を入れていきたいと思います。
 以上で今議会での私の質問を終わります。ありがとうございました。