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1時間に50ミリメートルの雨ってどんな雨?−「雨」と「風」の強さについて−

担当 : 危機管理課 / 掲載日 : 2014/10/29
ぼうさいくん

みなさんは、平成26年10月13日に高知県に上陸した台風19号の雨と風が実際にどのくらいの雨と風だったか、ご存知ですか。



【画像10】

気象庁のデータによると、南国市内で1時間のあいだに降った最大雨量は、後免で48ミリメートル、日章では67.5ミリメートルでした。

一方、風については、後免での最大瞬間風速は21メートル、日章では26.7メートルを観測しています。

 



それでは、この「67.5ミリメートルの雨」や「風速26.7メートルの風」とはどんなものなのでしょうか。

気象庁のホームページで調べてみると、1時間に50〜80ミリメートル降るような雨では、

「滝のように降る非常に激しい雨で、道路は水しぶきで視界が悪く、車の運転は危険な状態。

土石流などの土砂災害が起こりやすく、マンホールから水が噴出するような状況」

となるそうです。

 


【雨1】
【雨2】
【画像3】




また、最大瞬間風速26.7メートルの風が吹くような状況では、

「転倒する人が出たり、自動車が横風で流される、屋根瓦がはがれる」

とされています。

 


【画像4】
【画像5】
【画像6】



【画像7】

幸いなことに南国市では台風19号による大きな人的被害や建物被害は発生しませんでしたが、

台風や大雨が予想されているときは、必ずその予想されている雨や風の強さを確かめて、

その雨の量や風の強さに応じた行動を取るようにしましょう。

 



1時間に50ミリメートルの雨ってどんな雨?


【水槽】

「1時間に50ミリの雨」というのは、雨水が別の場所に流れず、そのままたまる状態で、
「1時間に雨水が50ミリメートルの高さまでたまる」規模の雨です。



【牛乳】

「たった50ミリ」と思われるかもしれませんが、1平方メートルあたり50リットルになります。
傘を開いたときの面積がおおむね1平方メートルなので、1時間傘をさしていると、
傘には牛乳パック50本分もの雨が当たるということになります。



※解説:気象庁リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」より


参考:気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」



階級表1
階級表2


イラスト:気象庁提供


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