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岡豊城跡 伝家老屋敷曲輪の発掘調査

担当 : 生涯学習課 / 掲載日 : 2016/01/20
伝家老屋敷曲輪

長宗我部氏の居城である岡豊城跡は、平成20年7月28日に国史跡の指定を受けました。その指定範囲は、岡豊山上部の主郭部を中心としたエリアであり、指定範囲外についても将来の追加指定を目指して、岡豊城跡全域の縄張り調査や確認調査を実施しています。

そこで、長宗我部氏もしくは有力家臣の館の存在が想定され、主な登城ルートにあたる「伝家老屋敷曲輪(くるわ)」の内容を確認するための発掘調査を平成22年度から行っており、今回、3回目の調査を平成25年1月16日から3月末まで行いました。



発掘調査の結果は次のとおりです。


虎口(曲輪入口)の調査・通路や門状の遺構を確認


通路や門状の遺構

第1次調査では、虎口に直交して幅1.2m程の溝状に窪んだ遺構が確認されており、用途不明とされていました。

今回、その周囲を拡張したところ、溝状遺構の両側に計6基の柱穴が並んでいることが分かりました。

おそらく、門のようなものがあり、その間の通路部分が人の往来のために、若干窪んだものと考えられます。



東張出部の調査・やぐらの可能性のある掘立柱建物跡を確認


掘立柱建物跡

曲輪東側には、曲輪に入る通路に並行して方形の張出部が作られています。

張出部の形状に合わせて、南北6.8m、東西7m、3間×3間以上の建物の柱穴が確認できました。

曲輪へ侵入する敵を発見するための最適の場所でもあるため、見張り台のような建物が建っていたと考えられます。



切岸周辺の調査・地鎮とみられる遺物が出土


地鎮とみられる遺物

西側の調査区では、土師質土器の皿の中に宋銭が入った状態で見つかりました。詰でも同じような遺構が確認されており、地鎮のための祭祀を行ったと考えられています。この曲輪でも建物の西側で見つかっており、詰との共通性が見られます。



※発掘調査の詳細については、岡豊城跡 伝家老屋敷曲輪 第3次調査現地説明会資料を参照してください。



用語解説

曲輪:山城の中で、平坦に加工した場所

虎口:曲輪へ侵入する敵を阻むために作られた入口

切岸:尾根を人工的に崖状に切って登りにくくした場所




今回の調査は、切岸周辺・虎口・東張出部の3カ所に焦点をあてて行いました。その結果、計画的かつ防御性に優れた建物配置など、伝家老屋敷曲輪の使われ方について、ある程度明らかにすることができました。

今後、これらの成果を検討し、伝家老屋敷曲輪の性格を位置づけるとともに、岡豊城跡全体の調査を進めていく予定です。




岡豊城跡 伝家老屋敷曲輪 第3次調査現地説明会資料は、次のファイルをダウンロードしてご確認ください。
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